循環器内科のご紹介 狭心症・心筋梗塞とは

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更新日:2017年4月6日

循環器内科のご紹介 狭心症・心筋梗塞とは

狭心症について

心筋梗塞について

受診後の流れ

  

狭心症・心筋梗塞とは

 狭心症について

 狭心症や心筋梗塞は動脈硬化(血管の内側にコレステロールや血の固まりがたまること、プラークといいます)に伴って生じます。狭心症は心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が動脈硬化により狭くなった状態で、心筋梗塞は血管が詰まってしまった状態です。
労作性狭心症は動脈硬化が原因の狭心症です。階段や坂道を登ったときに胸が締め付けられる感じや痛みが出現し、休んでいると落ち着いてくるといった症状が典型的です。一方で冠攣縮性狭心症と言い血管の痙攣で狭心症が起こる方もいます。夜寝ているときに胸が痛くなる方は、このタイプの狭心症の可能性があります。
当科では、どのタイプの狭心症が疑わしいかある程度診断をつけてからカテーテル検査を行うこととしています。また、病状が安定している方に関しては、カテーテル検査と治療は別の日に行うこととしています。患者さんの中には1回のカテーテルで検査・治療とも済ませたいと思われる方も多いと思います。しかし、検査台の上で詳しい検査の説明のないままに引き続き治療を行うことは、病気をよく理解していただく上で望ましくないと考えています。また、カテーテルで冠動脈の狭窄があるからといって、必ずしも風船・金網(ステント)治療が必要というわけではありません。本当にその狭窄が心臓に負担を与えているのか?(虚血といいます)を確認することが必要です。

 当科では基本的にカテーテル検査前に虚血の判定を行っており、それが難しい場合には検査中に虚血の判定を行うこととしています。

冠状動脈

 

  心筋梗塞について

 心筋梗塞は心臓の筋肉が壊死を起こしている状態で、様々な合併症で死に至る可能性があるため緊急で治療を要します。狭心症の症状が徐々に悪化して安静時にも痛みがでるようになった方と、普段は胸部症状がないにもかかわらず突然胸痛が出現する方がいます(運動選手の突然死の中には心筋梗塞が原因の方がいます)。
 

心筋梗塞

 

 受診後の流れ

・狭心症が疑われる方
当日:問診 ⇒ 外来検査(心電図、採血、レントゲン等)
予約検査:心エコー、負荷心電図・心筋シンチグラム・心臓CTなど
狭心症の疑いが強くなれば入院して心臓カテーテル(冠動脈造影)検査を受けていただきます。
・急性心筋梗塞など緊急疾患が疑われる方
問診、採血、心電図等の結果、急性心筋梗塞が疑われる場合には、緊急で心臓カテーテル(冠動脈造影)検査が必要となります。

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