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更新日:2019年7月23日
脊椎疾患の代表である腰椎椎間板ヘルニアに関しては、90%以上の症例が時間と共に自然消退することが明らかになって以来手術件数は大幅に減少している。一方、高齢者の腰痛や歩行障害の原因となる腰部脊柱管狭窄症の患者数増加が著明で、外来での投薬や神経ブロック治療に効果のない症例には積極的なインスツルメントを用いた手術治療により、治療効果の確実性と早期離床をはかっている。さらに最近では高齢者に多くみられる脊椎骨折後の偽関節による頑固な遺残疼痛に対して、最新の治療法である骨セメントを用いた椎体形成術も導入し良好な結果を得ている。また当院は精神科の入院病床を有しているため、精神科疾患患者の脊椎外傷例の手術も多く認められる。脊髄腫瘍や脊髄奇形症例の紹介も多く、高度な脊髄髄内腫瘍に対しても脊髄モニタリング下での安全な手術を行っている。
四肢の骨折に対しては、骨癒合ばかりでなく患肢の機能回復を最重要課題としており、時に最新の手術手技を駆使して積極的な手術治療を行い、早期リハビリ、良好な機能の回復をめざしている。また社会の高齢化に伴い脆弱性骨折が増加しているが、大腿骨頚部骨折に対しては急性期(手術治療)、回復期(リハビリテーション)そして維持期(在宅医療)の効果的・効率的な治療を行うため、地域連携パスを運用してシームレスな病院間連携を図っている。
手の外科グループは全員が手の外科学会の専門医であり、千葉市立病院以来の伝統を引き継いで千葉県内外からの紹介患者も多く、県下での指導的立場を築いている。バネ指から切断指まですべての疾患に対応しているが、特に手根管症候群、肘部管症候群などの末梢神経障害やひきぬき損傷例などに対しては、各種の誘発電位検査など電気生理学的手法を駆使して診断治療にあたっている。手の外科手術の多くは日帰り手術を基本とし、さらに小児の骨折症例など対しては可能であれば即全身麻酔での日帰り手術も行い、入院の負担を軽減するようにしている。
変形性股関節症や関節リウマチの患者に対して人工関節置換術(THA)を行い良好な成績を収めている。近年合併症を持つ高齢者の大腿骨頚部骨折患者が年々増加しているが、内科や麻酔科との強力な連携のもと積極的に手術を行っている。
変形性膝関節症、関節リウマチ、半月板損傷、靱帯損傷などに対しては積極的は関節鏡視下手術のほか、膝人工関節置換術(TKA)に対しては千葉大学整形外科において日本人のために開発されたハイテクニーIIシステムなども用いている。
氏名 | 職名 | 資格 | 専門分野 |
---|---|---|---|
六角 智之 | 診療局長 |
日本整形外科学会専門医 日本体育協会認定スポーツドクター |
手外科 骨折・外傷一般 |
坂本 雅昭 | 整形外科統括部長 |
整形外科専門医 運動器リハビリテーション認定医 |
整形外科 股関節外科 |
茂手木 博之 |
整形外科部長 |
日本整形外科学会専門医 脊椎脊髄病医 運動器リハビリテーション医 リウマチ医 スポーツ医 日本脊椎脊髄病学会指導医 日本医師会認定産業医 日本体育協会公認スポーツドクター |
脊椎・脊髄疾患 |
渡邉 仁司 |
整形外科部長 |
日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会リウマチ医 日本整形外科学会スポーツ医 日本体育協会スポーツドクター |
関節外科 骨折・外傷一般 |
山口 毅 |
主任医長兼 海浜病院主任医長 |
日本整形外科学会専門医 日本体育協会認定スポーツドクター 日本DMAT |
肩関節外科 骨折・外傷一般 |
佐藤 淳 | 主任医長 | 日本整形外科学会専門医 | |
輪湖 靖 | 医長 | ||
戸口 泰成 | 医長 | ||
北條 篤志 | 医師 | ||
寺川 文英 | 医師 |
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