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更新日:2023年12月5日

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中東呼吸器症候群(MERS)に関する基本的な情報

市民のみなさまへ

中東呼吸器症候群(以下、MERS)は、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)というコロナウイルスによって引き起こされます。ヒトの感染はMERS-CoVの宿主であり人獣共通の感染源であるヒトコブラクダとの直接または間接的な接触により発生します。ヒトからヒトへの感染も起こりますが、これまでのところ濃厚接触者間など、ヒトからヒトへの感染は限定的です。このため、市民の皆様には、冷静な対応をお願いします。

なお、中東地域などのMERS発生国から帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状が見られたら、医療機関を直接受診せず、まず千葉市保健所感染症対策課(043-238-9974)までご連絡下さい。

また、一般的な内容を含めた相談も受け付けています。

MERSとは

中東呼吸器症候群(MERS:MiddleEastRespiratorySyndrome)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。
原因となるウイルスはMERSコロナウイルスと呼ばれています。
2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS(サーズ))の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。

発生地域

主として中東地域(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン(2019年11月現在))で患者発生が報告されています。

海外旅行時の注意点

MERS患者の発生が報告されている地域への旅行は制限されていませんが、旅行する場合には以下のことに注意して下さい。

旅行前

・糖尿病や慢性肺疾患、免疫不全などの持病(基礎疾患)がある方は、MERSに限らず、一般的に感染症にかかりやすいので、旅行の前にかかりつけの医師に相談し、渡航の是非について検討してください。

・渡航前に現地の最新の情報を検疫所ホームページ、外務省海外安全ホームページ、在外日本国大使館ホームページなどで確認してください。

最新の情報はこちらをご覧下さい。FORTH/厚生労働省検疫所ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

旅行中

・現地では、こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗う、といった一般的な衛生対策を心がけてください。

・咳やくしゃみの症状がある人や、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けましょう。

・咳、発熱などの症状がある場合は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケット([1]マスクをする、[2]咳・くしゃみの際はティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむける、[3]使用したティッシュペーパーはごみ箱に捨て、手を洗うなど)を実行しましょう。日常生活に支障が出る程の症状がある場合は、医療機関を受診してください。

旅行後

・帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。

・帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられたら、直接医療機関には行かずに、千葉市保健所感染症対策課(043-238-9974)に連絡の上、中東地域等に滞在していたことを告げてください。

・症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケットを実行してください。

医療機関の皆様へ

MERSに感染した疑いのある患者を診察した場合は、千葉市保健所感染症対策課(043-238-9974)にご連絡いただきますようお願いします。

 

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部医療政策課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5554

seisaku.HWM@city.chiba.lg.jp

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