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更新日:2024年4月5日

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薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

薬物乱用とは?

薬物乱用は、医薬品を本来の医療目的ではなく、遊びや快感を求めるために用法や用量を守らずに使用すること、あるいは医療目的ではない薬物を使用することをいいます。
覚醒剤、大麻*、麻薬などの薬物は、たとえ1回だけの使用でも乱用になります。
*医薬品として適正に使用する場合を除く

薬物乱用で特に問題になっていることは、以下の通りです。

  1. 10代の市販薬のオーバードーズが急増していること。
  2. 大麻事犯での検挙が10年間で3.4倍に増加したこと。(千葉県では、令和4年に初めて年間200人を超えました。)
    20歳未満:15倍
    20~30歳:4.5倍
  3. 大麻事犯のうち30歳未満の若年層が約70%を占めていること。
    20歳未満:17%
    20~30歳:53%
  4. 覚醒剤事犯の約70%が再犯者であること。

薬物乱用は、「ダメ。ゼッタイ。」

ここがポイント!

「さびしさ」や「生きづらさ」とは、薬物に頼らず、誰かに相談しながら付き合っていこう!

まわりに相談できる方はいませんか?
相談窓口を利用する方が気楽であれば、

薬物乱用の相談(本人、周りの人)は、コチラ

ご注意ください

違法ではない≠安全

現在、違法ではない薬物は、安全とは限りません
今は規制が追い付いていなくても、これから規制対象になる「アブナイ薬物」である可能性があります。
「合法」や「脱法」をかたる薬物についても、近寄らないようにしましょう。

薬物を使い始めると、脳や身体が影響を受けて、元の健康な身体を取り戻すことが難しくなります。また、幻覚が現れたり、再び薬物を手に入れるために衝動的な行動をとるようになり、まわりの大切な人をも傷つけてしまうようになります。

薬物は、好奇心や軽い気持ちで手を出すには、代償が大きすぎるので、やめましょう。

体験談(大麻乱用者による告白:厚生労働省)(外部サイトへリンク)

友達から誘われると「仲間はずれにされるかも」と不安になるかもしれません。ですが、体に悪影響を及ぼす薬物をすすめる人は本当の友達ではありません。「やせられるよ」、「一回だけ試してみたら」といった友達の誘いなどにも決してのらないようにしましょう!

誘われたときは、相手を非難することなく
「自分を主語にした言葉(私は使いたくない、私は興味がないなど)」できっぱりと断り、
すぐにその場を立ち去るようにします。
(☞断るコツ(PNG:277KB)薬物を断るヒント

断りにくい場合は、その場から逃げましょう。逃げることも勇気です。

市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)について

あなたとあなたの大切な人が飲み込まれないように

10代と20代による市販薬のオーバードーズが急増しています。

60人に1人

市販薬のオーバードーズがやめられない場合には、相談を。

薬物乱用の相談(本人、まわりの人)は、コチラ

若い世代の市販薬のオーバードーズが問題になっています。オーバードーズによる呼吸不全や心不全などが原因の死亡例が報告されています。

市販薬のオーバードーズは、女性に多く、「生きづらさ」や孤独から一時的に逃れるための手段になっているといわれています。

オーバードーズがやめられない_市販薬を大量摂取する若者たち(NHK首都圏ナビ_Webリポート)

2020年には、10代の薬物依存症の患者のうち、市販薬の薬物による方は56.4%と報告されました。

市販薬のオーバードーズがやめられない方には、専門家による治療が必要となる場合があります。

薬物乱用の相談(本人、まわりの人)は、コチラ

あなたへ

医薬品は科学的な裏付けにより用法用量が決まっています。本来のお薬の飲み方を守りましょう。

市販のお薬でも量を守らなければ、急性中毒によりけいれん、意識障害、呼吸不全、心不全など、様々な望ましくない症状が起こります。

自分の心とからだを守るために、市販薬のオーバードーズの誘いがあってもがんばって断りましょう

オーバードーズにより一時的に現実から目を背けることができても、現状は何も変わりません。必要なのは、オーバードーズを始める勇気ではなく、誰かに話す勇気です。まず、信頼できる周りの人や相談窓口に相談してみましょう。SNSで相談できる相談窓口もあります!

市販薬のオーバードーズをやめられない方は、薬物の相談窓口を利用しましょう。

保護者の方へ

保護者の方は、以下の2点に目を配りましょう。

  1. 家にある処方薬、市販薬(咳止め、風邪薬、痛み止め、鎮静薬、アレルギーの薬、カフェイン含有製剤)が減っていませんか。
  2. お子さんの生活圏に薬の箱やヒート(包装)が散乱していませんか。

また、オーバードーズをする高校生の特徴として、「孤独を感じている」、「自らSOSを出すことが苦手」という共通点があるようです。お子さんの話をじっくりと聴くようにしましょう。

薬物乱用の相談は、コチラ。専門機関への相談がお子さんを守ります。

違法薬物について

千葉県それでも使いますか

ストップ大麻*!大麻*は有害です

大麻*は、インターネットを中心に身体への悪影響がないなどの誤った情報が流れていますが、幻覚作用、記憶障害、学習能力の低下、知覚の変化などを引き起こす違法な薬物です。
大麻*が合法化された国がありますが、合法と安全性は別問題です。また、菓子や電子タバコ等の手軽な形状をしているものも出回っているようですが、大麻*が有害な薬物である事実は変わりません。
近年、中学生や高校生が大麻事犯として検挙されるなど、若年層への広がりが深刻な問題になっています。また、若年期の大麻*使用は、依存症に移行するリスクが約5~7倍高いとの報告もあります。

大麻の有害性

ご注意ください

大麻*は有害です。

絶対に使用しないでください!

誘われても断る勇気を!逃げる勇気も大切です。

*医薬品として適正に使用する場合を除く

薬物乱用の相談(本人、まわりの人)は、コチラ

 危険ドラッグは「持たない!買わない!使わない!」

危険ドラッグを使用したことによる深刻な健康被害が発生しています。

危険ドラッグには、既に規制されている違法薬物の化学構造を少しだけ変えた物質が含まれています。脳や身体への影響は麻薬や覚醒剤や大麻*と変わりません。摂取すると意識障害、嘔吐、けいれん、呼吸困難など有害な作用を起こすことがあります。
*医薬品として適正に使用する場合を除く

危険ドラッグは、乾燥植物片、粉末、液体等の形状をしており、店舗やインターネットサイトで、「合法ハーブ」、「アロマ」、「お香」、「バスソルト」、「フレグランスパウダー」などとあたかも安全なもののように「偽って」販売されています。

ご注意ください

危険ドラッグは大変危険です。

絶対に使用しないでください。

誘われても断る勇気を!逃げる勇気も大切です。

薬物乱用の相談(本人、まわりの人)は、コチラ

自分を、大事な人を、守るために。

麻薬、覚醒剤、大麻*、危険ドラッグなどの薬物の乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまりません。さまざま事件・事故の原因となってしまう等、地域の安全をも脅かしてしまいます。市民一人ひとりが、薬物の危険性を正しく理解し、地域が一体となって薬物乱用をさせない社会環境をつくることが必要です。また、若者が健全に成人できるように、地域でもあたたかく見守っていきましょう。
*医薬品として適正に使用する場合を除く

一人で悩んでいる方、身近な人の変化に気づいた方は、ご相談ください。

薬物の相談窓口

薬物依存症の相談窓口

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部医療政策課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5554

seisaku.HWM@city.chiba.lg.jp

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