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更新日:2023年11月9日
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【英名】Black cohosh
【学名】Cmicifuga racemosa(L.)
【分類】キンポウゲ科
ブラックコホシュを含む製品は、欧州では更年期障害の症状緩和の目的などで医薬品として販売されており、アメリカや日本国内では食品として販売されています。
厚生労働省では、諸外国において、ブラックコホシュを摂取した場合の主要な健康被害として肝障害が報告されたことから、平成18年8月に、その利用に関して注意喚起を行っています。
今般、英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA)が、ブラックコホシュ製品の関連が疑われる53例の健康被害事例のうち、36例は肝機能異常、黄疸、肝炎などの肝臓に関するものであることから、ブラックコホシュによる肝障害の危険性について、改めて注意喚起を行いました。
現在のところ、日本国内でブラックコホシュ又はこれを含む食品を摂取したことによる健康被害事例はこれまで報告されていませんが、平成24年11月、厚生労働省はブラックコホシュの利用に関して改めて注意喚起を行っています。
健康食品には複数の素材が添加されることが多く、健康障害の発生には利用者の体質の問題、医薬品の併用の問題も関与するため、健康食品の利用と健康障害発生との因果関係を証明することは極めて難しいのが実情です。今回出されている情報についても、今後の注意深い観察が必要です。他の健康食品にも該当しますが、利用するときは注意して利用し、体調に異常を感じたら直ちに摂取を中止して、すみやかに医療機関を受診し、保健所(食品安全課:043-238-9935)へ相談しましょう。
ブラックコホシュを含む食品を提供する場合は、今回の情報を十分認識し、注意して提供しましょう。
関連リンク
(厚生労働省)
(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所)
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部生活衛生課
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電話:043-245-5213
ファックス:043-245-5556
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