更新日:2024年1月12日

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健康の問題

ストレスについて

 人は、生活を送るうえで様々な刺激を受けています。刺激には、日常生活における些細な出来事(「店員の態度が悪かった」「泥が跳ねて服についた」等)から、うつ病や身体の病気等の健康の問題、家庭の不和や過労、生活苦、人間関係等の経済・社会の問題等の大きな事まで様々なものがあります。また、進学や就職、出産などのライフサイクルにおける大きな出来事はストレスの原因となる刺激になります。

 こころの健康を保つためには、ストレスと上手につきあうことが重要です。

こころの健康を保つためには

 次のような症状が続き、毎日の生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関や相談窓口に相談しましょう。

  • 気分が沈む、憂うつ
  • 何をするのにも元気が出ない
  • イライラする、怒りっぽい
  • 理由もないのに、不安な気持ちになる
  • 気持ちが落ち着かない
  • 胸がどきどきする、息苦しい
  • 何度も確かめないと気がすまない
  • 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
  • 誰かが自分の悪口を言っている
  • 何も食べたくない、食事がおいしくない
  • なかなか寝つけない、熟睡できない
  • 夜中に何度も目が覚める

 出展:こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所HP)

ストレスとうまくつきあうために

  1. 毎日の小さな苛立ち事には、ストレス解消法(スポーツ・趣味・レジャーなど)や休養が有効です。
  2. 親しい人(家族・友人・仲間・上司等)に話を聞いてもらうだけでも、不安が解消することもあります。
  3. 少し深刻な問題であれば、次のようなストレス対処法が有効です。
    • 問題を整理して、解決のための選択肢を考えてみる。
    • 自分の手に余る問題については、親しい人(家族・友人・仲間・上司等)に相談する。
    • 事故や失敗など、起きてしまったことに対しては、親しい人(家族・友人・仲間・上司等)に話して、気持ちを整理して、これからのことを考える。
    • 悲観的に考えてしまう時は、本当にそう考えるしかないのか疑ってみる。(問題を完全に解決しなければならないと思い込みすぎないようにする。)
    • 根拠なく悲観的な予測をせずに、できるだけ前向きに考える。
  4. 市には、様々な問題の相談に応じる相談窓口もあります。お気軽に相談してください。

うつ病について

 うつ病は、ストレスが続いたり、孤独や孤立感が強くなったり、将来への希望が見いだせないと感じたときなどにかかりやすくなります。
 また、特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性があり、約15人に1人の方が生涯にうつ病を経験するといわれています。

うつ病を疑うサイン

自分が気づく変化

  1. 悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
  2. 何事にも興味がわかず、楽しくない
  3. 疲れやすく、元気がない(だるい)
  4. 気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう)
  5. 寝つきが悪くて、朝早く目がさめる
  6. 食欲がなくなる
  7. 人に会いたくなくなる
  8. 夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
  9. 心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
  10. 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
  11. 自分を責め、自分は価値がないと感じる など

周囲が気づく変化

  1. 以前と比べて表情が暗く、元気がない
  2. 体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
  3. 仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
  4. 周囲との交流を避けるようになる
  5. 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
  6. 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
  7. 飲酒量が増える など

うつ病の自己チェック

過度のストレスが続くことで、気がつかないうちにうつ状態になっている場合があります。まずは、自分でチェックをしてみましょう。

チェック項目

  1. 毎日の生活に充実感がない
  2. これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
  3. 以前は楽にできていたことが、今ではおっくうに感じられる
  4. 自分が役に立つ人間だと思わない
  5. わけもなく疲れたような感じがする

判定方法

 上に挙げた状態のうち、2項目以上が2週間以上、ほとんど毎日続いていて、そのためにつらい気持ちになったり、毎日の生活に支障が出たりしている場合には、うつ病の可能性がありますので、医療機関や各区の保健福祉センター、こころの健康センターなどに相談してください。
 このほかに、眠れない、食欲がないといった状態が続く場合には、うつ病の可能性も考えてみてください。

 出展:「うつ対策推進方策マニュアルー都道府県・市町村職員のためにー」(厚生労働省地域におけるうつ対策検討会、2004)

うつ病が疑われたら

自分がした方がよいこと

  • 専門家(医師、保健師など)に相談(受診)してください。
  • 休養と、場合によっては服薬が必要です。
  • 早期に対策を行うと早く回復します。

周囲の人がした方がよいこと

  • 困っていること、悩んでいることについて尋ねてください。
  • 睡眠障害があったり、うつの症状が強くて日常の仕事、家事などが困難であれば、休養と治療を勧めてください。
  • 各区の保健福祉センター、こころの健康センターや医療機関(精神科、心療内科、かかりつけ医)などに相談するよう勧めてください。その際、親しい人(家族、先輩、上司等)が付き添って行ってください。
  • 本人が受診を拒否した場合、本人が信頼している家族、先輩、友人などから受診を勧めてください。
  • うつ病の治療は休養が優先です。無理に外出・運動・気分転換を勧めずに、病状が改善し、本人がその気になった時点で支援してください。


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保健福祉局高齢障害部精神保健福祉課

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ファックス:043-238-9991

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