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更新日:2015年4月9日

就任にあたって

 

4月1日付けで、経済農政局長を拝命いたしました鎌田栄です。

前局長を先頭に展開してきた様々な施策を引き継いで、経済の活性化や農業の振興等に向け、前向きに、そして、真剣に、全力で取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、初登場ですので、自己紹介も兼ねてアイデンティティについて書かせていただきたいと思います。

千葉市は、現在、都市のアイデンティティを確立するため、「千葉氏」や「加曽利貝塚」、「海辺」など、固有の地域資源を掘り起こし、市をアピールできる取組みと合わせてPR・発信するとともに、都市機能の更新・拡充や魅力向上に取り組んでいます。

アイデンティティは、「同一性」「独自性」「個性」などの意味で用いられ、「本質的自己規定」を指し、この自己同一性を喪失し心理的な危機状態に陥ってしまうことが「アイデンティティ・クライシス」とのことです。

 

私は、千葉市生まれの千葉市育ちで、生まれてこの方、蘇我に住んでいます。埋め立て以前は、僅かな農業の傍ら海苔を作っており、凍えるような裁断の作業や天日干しの光景、目串を手裏剣替わりに投げて遊んだり、簀から海苔をやたらに剥がしたりして叱られたことが記憶に残っています。一人っ子でしたが、同じ敷地内に祖父母と親戚たちが家を建て大勢住んでおり、多くの庇護のもと、不自由なく育ててもらいました。

 

このような中、自分のアイデンティティが揺らぎ、自己を見つめ直す契機となったことがありました。受験での挫折です。

学校群制度初年度だった高校受験は、実力不足により志望校から見放され、大学受験では全戦全敗して人並み以上の浪人生活を味わいました。大袈裟ですが、育った環境を含めて自己を否定され、自分という存在の定義を無くしたかのような気がしたものです。

しかし、この挫折は、自分に新たなアイデンティティを授けてくれたように感じます。自己を見失いながらも前へ進んだという経験は、その後、困難を乗り越えようとする時の拠り所の一つとなっています。

 

そこで、千葉市のアイデンティティについてです。

子供の頃、祖父母から昔の話しをしばしば聞かされました。関東大震災の時は箪笥を流されたこと、太平洋戦争の時は、銀色のB29が焼夷弾をバラバラと落とし家を焼け出されたこと、などです。先日、NHKの「カラーでよみがえる東京」という番組を観ました。震災や戦争で廃墟と化した都市を、不死鳥のように繰り返し再生させる日本人の様子を記録したアーカイブ映像は、千葉市の戦後の変遷の歴史と重なりました。

 

千葉市も空襲で中心市街地の約7割が焼け野原となりました。しかし、人々の努力と英知の結集によって復興を果たし、海岸の埋め立てによる消費都市から生産都市への転換、政令指定都市への移行など、大都市へと飛躍しました。かつて海苔を作っていた海は失われ、あるいは、大変厳しい財政状況という深刻な課題が残されましたが、郷土を愛する心と不屈の精神をもって、現在の千葉市の発展を築き上げたという歴史は残されています。

 

人や物、場所のみならず、こうしたストーリーというものも、一つのアイデンティティになりうるのではないかと、個人的には思っています。

加えて、身近にいるはずの高齢者から、過去の歴史についてなかなか話しを聞くことのできない状況にあって、地域住民であり、市民であることのアイデンティティを見失わないよう、地域や郷土のことを学び、考えてみる機会を持つことは大切ではないかと感じています。

 

今、千葉市が確立しようとしている都市アイデンティティは、施策の核となり、原動力ともなるものだと考えます。

その確かなアイデンティティに基づいて、経済農政局の施策を積極的に推進して参りたいと決意しています。

まずは、いよいよ間近に迫りました日本初開催となる「レッドブル・エアレース」を、皆様、是非ご覧ください(くわしくは、レッドブル・エアレース2015へ(別ウインドウで開く)

 

 

このページの情報発信元

経済農政局経済部経済企画課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所2階

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ファックス:043-245-5558

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