緊急情報
ホーム > しごと・産業 > しごと・産業・企業立地 > 農林業 > 地産地消の取組み > 小中学校給食での地場農産物の利用について > これまでの出張授業の様子 > 学校給食でのこれまでの取り組み > H24春夏ニンジン出張授業
更新日:2020年7月18日
ここから本文です。
生産者による出張授業は、地産地消の一環として、生産者と消費者の交流の場を創出し、「食」と「農」に対する理解と関心を深めるために実施しています。
小学校給食への地場農産物の導入日に、その日に使われる地場農産物の栽培方法や流通、千葉市の農業の概要、栄養などについて、生産者、JA職員、農政課職員などが小学校に出向いて説明するとともに、児童と一緒に給食を食べて交流を深めています。
生浜西小学校の3年生を対象に、春夏ニンジンを生産している幕張地区の生産者が直接出向いて授業を行いました。
実施日 | 平成24年6月15日(金曜日) |
---|---|
実施校 | 生浜西小学校(中央区塩田町316-1)、3年生3クラス(81名) |
使用地場農産物 | 春夏ニンジン |
給食のメニュー | 米粉パン、いちごジャム、牛乳、鮭のちはな焼き、ミネストローネ、ひじきのカラフル和え、メロン ※赤字:春夏ニンジン使用メニュー |
今回実施した生浜西小学校は、今年度「健康教育の研究指定校」にも選ばれています。
今回の生産者出張授業の題材となる地場農産物は、花見川区で幕張地区(武石町、長作町、天戸町など)で栽培された「春夏ニンジン」です。幕張地区は古くから“幕張ニンジン”で有名な産地です。
千葉市で栽培されているニンジンは、大きく分けてゴールデンウィーク明けから6月下旬にかけて収穫される「春夏ニンジン」と11月~3月に収穫される「秋冬ニンジン」があります。今回は幕張地区で生産された春夏ニンジンが、給食では「鮭のちはな焼き、ミネストローネ、ひじきのカラフル和え」に使われました。授業は、3年生3クラス合同で視聴覚室に集まって行われました。「学年だより」による事前の呼びかけで、保護者の方も1名参加されていました。幕張地区出荷組合連合会ニンジン部会長の小川武幸さんとJA千葉みらい幕張支店の草野さんに講師をしてもらいました。
小川さんからは春夏ニンジンの栽培、収穫から出荷までの仕事、栽培の苦労話、食の大切さなどについて話していただき、草野さんからはJA(農協)の仕事や流通の役割などを話していただきました。
幕張地区出荷組合連合会 ニンジン部会長 小川武幸さん 初めてとは思えず落ち着いていました。 |
JA千葉みらい幕張支店 草野さん 「JAにはニンジンジュースもありますよ。」 |
生浜西小学校の栄養士の川嶋先生からは、ニンジンの栄養について説明がありました。農政課職員からは、千葉市の農業の概要について説明をしました。また授業では、黒板に春夏ニンジンの種まきから給食に届くまでの過程をパネルにした24枚の写真を貼り付け、栽培や収穫、出荷などについて、掲示した写真を見ながら生産者、JA職員及び農政課職員で説明しました。また、実際に使われているニンジンの種や肥料、そして当日の朝収穫したばかりの葉付きニンジンの現物を直接児童に手に取って見てもらいました。特に葉付きニンジンが登場した時には、児童たちから歓声が上がり、みんな興味津々で葉っぱを観察したり、匂いを嗅いだりしていました。
授業の最後に設けた児童からの質問の時間には、児童ならではのいい質問がいくつも出され、生産者の小川さんが丁寧に答えて下さりさらに理解が深まりました。
生浜西小学校・栄養士 川嶋先生 ニンジンの栄養と効用を紹介 | 生浜西小学校と幕張地区を地図で確認。離れているね。 | ニンジンのタネって丸くコーティングしてあるんだね! |
ニンジンの肥料ってはじめてかぐにおいだよ! | わぁ~、ニンジンの葉っぱってこんなに大きいんだ!! | ニンジンについてとてもいい質問がたくさんでました。 |
授業が終わったあとには、生産者、JA職員、農政課、農政センター職員、教育委員会職員が3クラスに分かれて、児童と一緒に地元産ニンジンの入った給食を食べながら、質問や歓談をして交流を深めました。特に生産者の小川さんのクラスでは、給食を食べ終わった後も小川さんがニンジンを持ちながら熱く語り、児童たちからも活発に質問が飛び出していました。
当日のメニュー(鮭のちはな焼き、ミネストローネ、ひじきのカラフル和え他) | 生産者との会食風景(3年1組) | 給食風景(3年2組) |
給食風景(3年3組) | 給食の時間も真剣にニンジンについて語って下さった生産者の小川さん | 給食後に小川さんたちは、児童に囲まれサインを求められていました。 |
このページの情報発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください