国営かんがい排水事業（北総中央地区）の概要

本地区は、千葉県北部に広がる北総台地にあって、千葉市ほか6市に跨る3,267haの地域であり、首都圏に近接した農産物の供給基地として県下でも有数の畑作を主体とした農業地帯である。
本地区は、主に地下水や台地からの浸出水を利用しているが、天水のみに依存している地域もあり、不安定な農業経営を余儀なくされている。
このため、本事業は、利根川河口堰及び霞ヶ浦開発に水源を求めた北総東部用水事業の幹線水路から、地区内に導・配水する施設を新設し、関連事業と併せて末端用水路を整備することにより、安定的な用水補給と地下水からの水源転換を行い、農業用水の安定供給と農業経営の安定化を図る。

【受益面積】3,267ha（畑2,859ha水田408ha）
【主要工事計画】取水口2箇所、揚水機場2箇所、用水路147.1km
【総事業費】51,200百万円
【事業期間】昭和63年度～令和2年度
【関係市】千葉市、成田市、佐倉市、東金市、八街市、富里市、山武市

千葉市関係

【受益面積】200ha（畑）
【事業場所】若葉区中野町、緑区上大和田町、下大和田町、大高町、平川町の各一円の畑
【主要工事計画】調整水槽2箇所等