目標に向かって

教育長の磯野です。明けましておめでとうございます。

今年は、年始より穏やかな天候が続き、過ごしやすい日が続いています。例年よりも少し長い冬休みが終わり、学校には子どもたちの元気な声が戻ってきました。

さて、正月には、新年の風物詩ともなった箱根駅伝を観戦した人も多いのではないでしょうか。毎年この箱根駅伝には、区間新記録の達成や何人もの選手をごぼう抜きにする快走に拍手を送るとともに、体の痛みをこらえながらひたむきにゴールを目指す姿や、数秒の差で襷をつなぐことが叶わず無念そうにしている姿には胸を熱くさせられます。出場している選手は、記録を1秒でも縮めるために過酷な練習を積み重ねてきた人ばかりですが、襷をつなぐためにあそこまで自分を追い込み、ひたむきに走る姿には驚きさえ感じます。選手がつなぐ襷には、先輩たちが積み上げてきた母校の伝統や、苦楽を共にしてきた仲間への思いなど、様々なものが込められています。だからこそ、選手がつないでいく襷が個人としての限界を超えた力を発揮させているのでしょう。

一人一人の選手の姿は目標に向かい、全力で挑み続けることの大切さを教えてくれます。2018年のスタートに当たり、皆さんは目標をもつことができたでしょうか。自分の進むべき道がはっきり見えていないと努力を続けることも困難になってしまいます。目指すべき目標はそれぞれ違うと思いますが、皆さん一人一人が前進を続け、確かな手ごたえをつかむ光輝く一年であることを願っています。

保護者の皆様、市民の皆様には、本年も引き続き本市教育に深いご理解と温かいご協力をいただけますようお願いいたします。

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