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更新日:2014年3月19日

教育委員メッセージ(平成25年度)

教育委員 内山 英夫【2014年3月19日】


子どもたちを取り巻く環境について

教育委員となり、教育委員会の事務に関わるようになって、子どもたちへの関心が一層高まりました。
教室で勉強し、運動会や諸行事に取り組み、公園で遊ぶ子どもたちの様子を観ていると、全体には皆が元気に明るく行動していると感じ、嬉しく思うとともにほっとします。
私の過ごした時代とそれほど変わらないのではないか、と思う一方、1970~1980年代から荒れる学校、落ちこぼれ等が社会問題になり始めたと自分自身の見聞、報道、現場経験者の報告資料等で認識しています。
戦後からある時期までは、教室内も学校全体も規律があったように思います。それが、学校教育現場で、子どもたちのごく一部とは言え、全国的な傾向として、規範に反する行動をとるようになったのは、なぜでしょうか?社会全体が豊かで便利になり、個々人の考えや行動に余裕と言うか、自由度が増したことは確かでしょう。子どもたちにも、自己主張する、気ままに勝手な行動をする傾向が出てきたのでしょうか?
普通であった親子三代、子どもの人数も多かった生活様式が、社会全体の傾向として、家庭が小家族化し、人口構成も少子・高齢化が進み、遊び道具の電子化など、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しつつあります。全体が豊かになる一方で、経済環境の厳しい家庭の顕在化、若年層の生活力低下、家庭内の子ども育成力の低下、その他、挙げきれないほどの問題が現代社会の様相としてあります。
このような社会の実態が、子どもたちだけでなく、生活を営む人々にどのような影響をもたらすのか、規範・公共性や地区内連帯感が低下するなどの風潮を考えるとき、専門家ではない私には、複雑な問題に対する考え方の整理がつきません。

これまで、社会情勢の変化と発生する問題への対応のあり方について、有識者による議論・検討がなされてきました。審議する時代毎の問題の実態を踏まえて、学習指導面については、「個性の重視・尊重」、「ゆとり教育」への転換、そして、ゆとりでも詰め込みでもなく「生きる力」を身に付けさせる教育へと変わり、中高一貫教育、少人数教育、更には生涯学習、国際化・情報化など多面にわたり、その都度、施策が提言され、実施されてきました。

しかしながら、昨今のいじめ、不登校、引きこもりといった問題については、諸施策を取り込み、関係者の努力にもかかわらず、なかなか改善の兆しが見えないように思えます。
個々人の心に深く関わり、外からは見え難く、解決が困難な事態があることについては、社会全体の様相が、子どもたちの気持ち、考え方、行動に、なにがしか影響しているからではないか、と考え込んでしまいます。
ただ、その実態は複雑で、個々の事情が同じではないだろうということと、大多数の子どもたちは、明るく元気に生活し、育っていることに留意すべきだと思います。
この明るく、元気にという背景には、家庭生活、学校生活、遊びの場等で、子どもたちにとって、平穏な環境、楽しいこと、嬉しいこと、勇気づけられることがあるからだと考えます。

いつの時代にも、問題がありました。
指摘されている問題のいくつかが、その解決には困難が伴い、授業などの通常の業務推進の何倍も、何十倍もの負荷を要します。
私の育った時代とは異なる環境下で、日々生活する子どもたちのことを思うと、問題が発生した場合、当事者だけで解決するには限界があろうことから、社会全体が一体感を高め、協力して、支援していくことが大切だと考えます。
千葉市教育委員会では、学校・家庭・地域が一体となって、地域ぐるみで子どもを育てる体制を整備するため、学校支援地域本部のモデル地区を選定し、活動を開始しました。
本部で活動する地域の方々の活躍を願い、今後に期待したいと思います。
(内山英夫;2014年3月19日)


教育委員 明石 要一【2014年2月5日】


学校跡施設利用について

今、全国的に学校の統廃合が進んでいます。関心が寄せられているのは、跡地利用です。学校は子どもを育てる場所だけでなく地域の文化の中心でもあります。学校がなくなるということは街の明かりが消えるに等しいのです。街が一層寂れていきます。
千葉市においても平成25年に磯辺一小、二小、四小の三校が統合されて磯辺小学校が生まれています。二つの小学校が閉鎖され、跡地の有効活用が注目を浴びています。
千葉市では、人口減少時代への突入などに伴い、余剰施設が生じることから、資産経営部を中心に、1.異なる用途の共同利用などの複合化や、複数施設の集約化などを行う「資産の効率的な利用」、2.将来の人口減少に伴う施設ニーズの減少に対応するための「資産総量の縮減」、3.引き続き活用する資産について、中長期的な視点から財政負担を縮減するための「計画的な保全による施設の長寿命化」の三点を基本に資産経営を進めていますが、私の中では学校跡施設利用に関して、三つの考えを持っています。
一つ目は、跡地を小学生の「通学合宿」の拠点地域にすることです。子供たちに一週間程度の宿泊を伴う生活体験活動をさせるのです。例えば、4年生に18名程度のグループで衣・食・住の生活をしてもらうのです。食事作りから洗濯、掃除は分担をして行います。
こうした共同生活で協力と妥協という人間関係の基本を学ぶのです。担当は学生ボランティアと地域のボランティアさんにお願いします。
二つ目は中学生達に1ヵ月の「寮生活」を体験させるのです。月曜日から金曜日までは寮生活をし、土、日曜日は自宅で過ごすのです。部活動が終わって、寮に帰宅すると夕食ができているのです。寮の生活ルールは生徒達に任せます。舎監はNPO法人に委嘱するのです。
例えば、4月は中学3年生、5月は2年生、6月は1年生というサイクルを考えています。
生活リズムが身に付き、集団での自治能力も鍛えられます。
三つ目は「福祉コンビニ」構想です。
今、フリーター、ニートの若者が増えています。千葉市でも少なからずいます。
彼らがパワーアップする場を用意するのです。
一階は店舗を誘致します。二階は若者と高齢者が共同生活する場とします。
ニートやフリータ-の若者は人間嫌いではありません。頑張っている同級生より、彼らと生活のテンポが合うのが幼児と高齢者なのです。この三者が協力し合って、
例えば、朝食のおにぎりを作り、販売するのです。例えば作り手はニートのお兄さん、売り手は高齢者が担当するのです。
学校の跡地は、人が集まり、人の声がする活動の拠点にするべきです。企業の誘致だけではなく、教育誘致となる「広場」にすべきです。これが千葉市の街づくりにつながるのではないかと考えます。
(明石要一;2014年2月5日)


教育委員 中野 義澄【2014年1月15日】


高齢社会における子供達に期待すること

昭和25年にはわずか4.9%であった65才以上の高齢者は、総務省統計局の「人口推計」によれば平成24年10月1日で約24%になっており、平成24年1月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」によると、16年後の平成42年には約32%とほぼ3人に1人が高齢者になると言われている。超高齢社会が目の前に迫っているわけである。高齢者は体力、気力、知力が衰えていくが、中でも知力の衰えが目立つ認知症患者が増加しており、社会問題となってきている。厚生労働省は、現在の認知症患者は462万人にのぼり、予備軍が400万人いると発表している。こうした高齢社会に対応していくには、若い人達の協力が是非必要である。しかし、核家族化により子供達が高齢者と間近に接する機会は少なくなっている。子供達がおかしな行動をする高齢者を変な老人と思って無視するのではなく、迷っている老人を見かけたら声をかけて助けてあげるなど優しく接してくれる社会であって欲しい。それには小中学生に今から認知症についての正しい知識をもってもらう必要がある。
私は市内の近隣にある県立高校の1年生を対象に、年に1回認知症についての授業を行っている。あんしんケアセンターの協力を得て、授業を受けた生徒達を「認知症サポーター」として認定してもらい、生徒達が単に知識だけでなく実際に行動しようという自覚を促すことに役立っている。できれば市内24か所にあるあんしんケアセンターの協力を得て市内の多くの小中学生に「認知症サポーター」になってもらい、認知症高齢者に適切に優しく接してくれるようになって欲しいと思っている。
多くの高齢者は日常生活の中で若い人達、特に子供達とのふれあいを強く望んでいる。これまで社会の為に働いてきた人々にとって、子供達が優しく接してくれることは最高のプレゼントである。
(中野義澄;2014年1月15日)


教育委員 篠原 ともえ【2013年12月18日】


日本語の美しさ

今年は、たくさんの研究指定校の報告会を視察しました。各学校の雰囲気も含め、先生方の指導案・子どもたちの授業態度など、興味深く拝見いたしました。
特に印象に残ったのは、おゆみ野南小学校で行っていた『ことばタイム』です。
10分程度の時間でワークシートを使い、視写をしたり、絵を見て、話を作ったりするなど、とても充実している時間だと思いました。全学年を通して、国語の時間だけではなく、全ての教科等の学習にも繋がっていて感心するばかりでした。
先日、「くじけないで」という映画を観ました。90歳を過ぎてから息子の勧めで詩を書き始め、98歳で処女詩集「くじけないで」を出版しベストセラーになった柴田トヨさんの半世を映画化したものです。米商いの裕福な家に生まれましたが、父親が怠け者だったため、徐々に家が傾き、人の手に渡り、10代のころは長屋生活だったそうです。
震災や戦争などの怖い体験や奉公先での嫌がらせにあっても、いつも多くの縁のある方々の愛情が支えになって、今の自分があるということでした。トヨさんは、日常の生活の中で、気になった言葉をメモ書きし、朗読し何度も書き直して詩を制作するそうです。体験してきたことと重なり合ってトヨさんの詩が生まれるからこそ、心揺さぶられるのだと思います。主演の八千草薫さんの朗読も映像と重なり合い、感動しました。
今回、研究授業の中で、子どもたちが言語活動を充分に楽しんで、習得しているのを感じました。同じ作者の本を読んで話し合ったり、相手にわかるように解説文を作ったり、そのことによって、相手の気持ちを理解し、自分の気持ちも伝えることができていました。
私は、この二つの体験を通して日本語の美しさを感じました。日本には四季があり、色や感覚を言葉を使って詩や俳句・短歌などに表すことが出来ます。子どもたちもトヨさんのように、これからたくさんの体験をして、成長してほしいと思います。
(篠原 ともえ;2013年12月18日)


教育委員長 和田 麻理【2013年10月31日】


どうぞよろしくお願い申し上げます

10月15日に教育委員長に就任いたしました。
責任の重さを感じ、改めて身の引き締まる思いです。
教育委員を拝命して4年、この間、私たちを巡る状況は日々刻々と変わり、教育に関わる問題はますます複雑化していると言われます。しかし、課題や問題が存在しないということは、いつの世にもありませんでした。ひるむことなく困難にも立ち向かい、次代を担う子どもたちのロールモデルとなれるよう、職務にあたりたいと思います。

千葉市教育委員会は、長期的な展望のもと、考え得るさまざまな施策を執り行っています。すべての分野にわたって今後も拡充と発展に努めてまいりますが、なかでも、次の3点に心を配っていきたいと考えております。
まず、子どもを取り巻く教育環境において、学校・家庭・地域の連携を強固なものにしてまいります。これまで地域活動に携わり、子育てを通して自分育てもする中で、この三者がよりいっそう踏み込んで真の連携を取らなければ、子どもの健全な育成はあり得ないと強く感じています。多くの方々に少しずつ力を貸していただき、また、これまで地域活動に参加されてこなかった方々にも加わっていただいて、社会全体で子どもを育てる仕組みづくりに取り組んでまいります。
次に、生涯学習の更なる充実です。市民の皆さまが、生涯を通じてそれぞれの状況に合わせて学び、学んだことを地域づくりなどに活かしていただくことに、生涯学習の意義があります。積極的に参加したくなる魅力あるプログラム作りや、地域での活動の場の充実に尽力いたします。
最後に、教育行政のPRです。さまざまな手段で市民の皆さまが情報を入手されていることを念頭に置き、どれも疎かにすることのないよう、きめ細かく配慮してまいります。それと同時に、千葉市の教育の優れている点を、これまで以上に市内外にPRしてまいります。

現在、千葉市には志村修教育長を含め、6名の個性豊かな教育委員がおり、本市の教育を、市民の皆さまにとって、より素晴らしいものにするために、事務局と共に誠心誠意取り組んでいます。討議の場では、鋭い観点からの意見や新しいアイディアなどが次々に生まれ、その一員であることに心からワクワクしています。今後は、教育委員会の取り組みが、よりいっそうスムースに、かつスピーディに進むよう、委員長として全力を尽くしてまいります。
市民の皆さまも、是非、教育を身近に捉え、千葉市の教育づくりに、私たちと一緒に参加してくださいますよう、お願い申し上げます。
(和田 麻理;2013年10月31日)


教育委員長 内山 英夫【2013年10月11日】


体験学習への取り組み

「人は、一人では生きて行けない」と言われることがあります。
子どもたちは、成長していく過程で、親・兄弟、友だち、学校の先生、地域の大人たちとの様々な関わりから、喜怒哀楽を体験し、社会での生活能力を身に付けていきます。

学校においては、教室での学習に加えて、いろいろな体験学習を行います。
何事も、話を聞くだけでなく、自分で体験することで、はじめて身に付きます。
いろいろな制約の中での場面設定ですが、それでも運動会、合唱コンクール、6年生を送る会、入学式・卒業式、児童・生徒会活動、英語発表会、農山村留学、部活動、職場体験など、これらは、自分一人でできることではなく、その準備過程を含めて、通常の教室での学習とは違った集団行動としての体験をする
ことになります。
子どもたちは、それらを通して、生きる力を高めていると確信しています。
現場の教職員の皆さんには、それらの企画から始まり、その実行までの負担を乗り越え、未来を担う子どもたちを育成する使命に燃えて、力を尽くしていることに、感謝の気持ちを伝えたいと思います。また、はじめて学校教育に取り組む若い先生方にとっては、良い研修の場になっていることと思います。
加えて、千葉市では、身近な「公民館行事」や「子ども議会」・「青少年の日フェスタ」・「科学フェスタ」・「子ども読書まつり」などの催事を実施しています。
このように、学校内外での体験学習の場を設けて、できるだけ多くの子どもたちが参加できるよう、配慮しています。

私の住んでいる地域では、子どもたちの健全な成長を願い、出前教室、セーフティウォッチャーによる声掛け・見守り、諸行事参加等を行っています。
盆踊り大会は以前から行っていますが、最近では更に、地域防災訓練への子どもの参加呼びかけや、敬老会への子どもの参加の企画、地域清掃作業に参加した子どもたちと大人が楽しむグランド・ゴルフ、餅つき大会などを行っています。
子どもたちが、遊びの楽しさを感じると共に、地域活動を体験することは、教室の学習とともに、大切なことと考えます。それだけに、参加状況が思わしくなく、改善策が必要です。
同時に、自治会等と協力して、さらに体験活動の場を広げていく必要性を感じています。
関連して、これらの活動が学校とは切り離された条件下で行われている点に、疑問を感じています。
学校として地域行事にどう関わるか、考え方はいろいろでしょうが、私はできれば何らかの形で、参加することを考えて欲しいと思っています。
近くの学校から毎月発行されるお知らせは、大変参考になり、満足感の高い内容と評価しています。これにより、学校経営の様子が分かり、学校行事予定を知り、参観することで子どもたちの様子を知ることができます。
欲を言えば、もっと地域の方々に、協力して欲しいことや課題を発信していくことを考えても良いのではないか、と思います。学校と地域がお互いに連携していくことは、子どもたちに良い影響を与えるであろうし、災害発生時に、避難場所として使用することになる学校内で、混乱する事態となった場合に如何に協力し合えるかということは、やはり日頃の活動を通した、お互いの知り合いの程度の深さが大きく影響する、と思うからです。

関係者の知恵を結集して、学校を取り巻く地域の活性化のための施策を考え、各自ができる範囲の行動をすることにより、子どもたちの成長を支えるようにしていきたい、と考えています。
(内山 英夫;2013年10月11日)


教育委員 明石 要一【2013年9月25日】


教育の格差是正をめざそう

所得の低い家庭の子どもは中・高所得の家庭の子どもより、健康を害して入院する割合が多い、というデータがある。これは約5万人の子どもを追跡した厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」のデータを国立社会保障・人口問題研究所が分析した調査結果である。
「子どもの貧困層」はほぼ15%いるといわれる。その世帯の所得を高い順に並べ、真ん中にあたる子どもの所得を中央値にし、中央値の半額を「貧困線」とする。この線に達しない子どもを「貧困層」とし、貧困線の親の所得は125万円になる。
2歳児を見ると、貧困層の11.85%が入院経験がある。それに対して、非貧困層は9.15%にとどまる。入院する確率は貧困層が1.3倍高くなる。
貧困層の子どもは住環境や食事の栄養バランスが悪かったりするため、病気にかかりやすく、そして回復も遅いのではないか、といわれている。
経済格差が健康格差を生んでいる。
経済格差は健康格差だけでなく、学力格差も生む。文部科学省の一連の学力調査では経済的に困難な家庭の子どもの国語と算数の成績は低いという結果が出ている。
子ども達の間に広がっている栄養格差、健康格差、そして学力格差の是正が喫緊の課題である。
学校には、俗にいう教育困難校がある。授業が成立せず、生徒指導が難しい学校である。
そこで、こうした学校への支援が必要である。まず、学校長に意欲的に改革を進める人を任命する。校長一人だけでは改革は無理なので、教員の人事権を与える。例えば、5人ほど欲しい人を連れて行ってよいといった案も考えられる。
次に、学校支援地域本部を立ち上げ、地域の方の支援を仰ぐ。地域の人たちが学校を支援する仕組みを作るのである。
教育の格差是正は学校の「内部の改革」と地域という「外からの支援」の二つのベクトルから進めることを考えなければならない。
今後、教育委員会で議論していきたい。
(明石 要一;2013年9月25日)



教育委員 中野 義澄【2013年8月21日】

学校における児童のアナフィラキシーショックの対応

児童の食物アレルギーが問題となっており、教育委員会、各学校とも対策に真剣に取り組んでいるなかで、昨年12月東京都調布市の小学校で5年生11歳の女児が死亡するという痛ましい事故が起こってしまった。鶏卵、牛乳・乳製品、ピーナッツにアレルギーのある女児が粉チーズの含まれている「じゃがいものチヂミ」を食べてしまった結果であった。1個目は粉チーズが除去されたチヂミを食べて問題なかった
が、おかわりに粉チーズが入っていたためアナフィラキシーショックを起こしてしまった。
事故の要因としては、いくつかのことが重なった面もあり、緊急時の対応がいかに難しいか考えさせられる事例である。そうした事例をふまえて7月30日に緑区のあすみが丘小学校で学校保健委員会が開かれ、1年生に在学する牛乳アレルギーのある男子児童がアナフィラキシーショックを起こしたという想定でシミュレーションを行なった。私は校医として参加したが、先生方が児童の役などそれぞれ役割を分担してその児童の教室で行なった。実際にやってみると、やはり多くの問題点が明らかになった。以下は終了後の反省会で、先生方と私とで検討された問題点である。
まず、養護の先生が呼ばれて現場に来ても周囲に他の児童も多くいる中でその児がどこにいるのかすぐにわからないという問題があった。また発見者(担任の先生)か養護の先生か他の先生方に的確な指示を出す人が必要と思われた。救急車を呼ぶ、AEDを持ってくる、家族へ連絡するなどの役割は出来れば1人1つで同時に進行させる必要がある。調布市の例でも女児が気持ちが悪いと訴えてから反応がなくなるまでわずか9分であった。すばやく対応しなければならない。エピペンを打つタイミングであるが、医療職ではない先生方が判断するのは勇気がいるようである。緊急事態発生時に小学1年生の他の児童に「他の先生を呼んできて」と言ってもちゃんと対応できるか難しいとの意見もあった。こうした問題にどう対応するか早急に検討することになった。
あすみが丘小学校では昨年やはり学校医を呼んで学校保健委員会でエピペンの打ち方の実際の講習会をやっている。実際に手にしたことがないとエピペンも打てないし、AEDも音声ガイドがあっても使えない。食物アレルギーがあってアナフィラキシーの恐れのある児童はわかっており、日頃からその児童の緊急事態を考えてシミュレーションして対応を考えて行くことは大切である。
食物アレルギーのある児童も安心して勉強できるよう栄養士も含めてしっかり予防対策をする一方、万一の緊急事態に備えて実際に行動できるようにしておくことが大切である。多くの学校で校医を積極的に呼んで勉強して欲しいと思う。
(中野 義澄;2013年8月21日)



教育委員 篠原 ともえ【2013年7月17日】

出会いの素晴らしさ

私はどんな出会いをして、何にどんな影響を受けたのかを考えていました。もちろん、両親の影響は深いものがありますが、近所のおばさんおじさん、そして本や音楽などの環境や経験、考え出すと切りがないです。その中で自分の琴線に触れたものが、今の自分を作っているのかなと思いました。
先日、「子ども議会事前学習会」・「千葉市未来の科学者育成プログラム開校式・記念講演」に出席しました。どちらも中高生を中心としたプログラムですが、次世代を担う子ども達の活動を見るのは楽しいものです。そして、良い出会いの場であることも確かでした。
「子ども議会」は、本市の将来を担う中学校・高等学校の生徒が、千葉市の現状と課題について話し合い、「市民一人一人がいきいきと幸せに暮らせるまちづくり」に向けた具体的な提案・質問を行うものです。「子ども議会事前学習会」では、グループごとに、千葉市の魅力についてやこれから改善してほしい点などを出し合い、どんなテーマで話し合い、どんな提案をするかを考えていきます。中にはすでに提案したい意見を持ってきている生徒もいて、意欲を感じました。2回目の学習会は前回でまとめたものを、担当する行政の方々へ質問する日です。各所管の担当職員が丁寧に答えていました。興味を持って考えてきたことなので、参加していた生徒の真剣に聞いている姿がとても印象的でした。
「千葉市未来の科学者育成プログラム」は、科学に高い興味・関心のある中高生が、千葉市内の大学や市等の各施設、企業などで高度な科学技術を体験することができるもので、他市に自慢したくなる内容です。今年は77人の中高生が参加します。
開校式の後には、千葉大学理事・副学長の山本恵司先生の『正しい知識が健康を守る~くすりはリスク~』という記念講演を拝聴致しました。
「未来の科学者」のなかには、発明家、小説家、宇宙科学者、医者など、将来が楽しみな生徒がたくさんいました。山本先生が、「本当の楽しさは努力があってこそある。」と言われていましたが、何かを探求し努力することによって掴み取ったものは、喜びに変わると思いました。
この2つの事業に参加して感じたことは、たくさんの方々が私たちの千葉市の子どもたちのためにご尽力いただいていることです。これから、夏休み!たくさんの出会いや発見ができるように千葉市ではイベント満載です。子どもたちだけではなく大人も一緒に参加してみてはいかがでしょうか。きっと素晴らしい出会いが待っていると思います。
(篠原 ともえ;2013年7月17日)



教育委員 和田 麻理【2013年6月19日】

千葉市自慢のすすめ

このページは、どんな方にお読みいただいているのでしょうか?
千葉市の公式サイトから教育委員会を選び、さらに数回の選択を経て、ようやく「教育委員メッセージ」に辿りつきます。教育や教育委員会制度に関心がある、という方は、積極的に検索してくださり頻繁にご覧いただいているかもしれませんが、なかなかここまで到達しない市民の方が多いのではないかと思います。
どんなにたくさんの情報を公開しても、それが市民の皆さまの元に届かなければ意味をなしません。私たちは、さまざまな形や方法を使って広報=PRを行っていますが、まだまだ足りない、伝わってこないとお叱りを受けることもしばしばです。心をこめてお知らせするには、伝える情報の内容に素晴らしさが伴い、それを充分に理解していなければなりません。そのためにも、日頃から、ものごとのマイナス面に注
目するだけでなく、優れている点にも目を向けることが大切だと考えています。
皆さんは、ご自分の長所を、即座に3つ挙げることができますか?
また、ご友人やご家族、職場の仲間、保護者の方ならお子さんや学校の担任の先生、校長先生の素晴らしい点を3つ挙げてみてください。その人のことが、今までと違って見えてくるのではないでしょうか?
そして、さらに、私たちが暮らしている千葉市のよいところを見つけてください。
私は千葉市に暮らし始めて24年、千葉市で子育てをしてきました。海に面し、自然もたくさん残り、農産物にも恵まれ、都市部・工業地帯・農村地帯と、バラエティーに富んだ千葉市は、魅力的でとても暮らしやすく、子どもも育てやすいと一貫して感じています。
次代を担う子どもたちには、ぜひとも、ふるさと千葉市に誇りを持ち、成長して他の土地に移っても懐かしく思い出してほしいと思います。子どもたちが、郷土を愛する心を育み、千葉市自慢をしてくれるよう、まずは、大人の私たちが、千葉市の魅力を宣伝していきましょう。
市民の皆さまも、どうか力をお貸しください。
(和田 麻理;2013年6月19日)


教育委員長 内山 英夫【2013年5月15日】

日本の自然と日本人の心

野山や畦道、公園を散策するとき、ふと目にする草花。
「タンポポ」・「すすき」・「きんぽうげ」・「すみれ」・「ききょう」など……。
いずれも「優しい」という言葉が当てはまるような気がします。
市内の小学校で、先生から「タンポポには、やまとタンポポとせいようタンポポがある」と聞き、大きくなっても、そのことを折に触れて思い出す、と話す人がいます。
愛犬と畦道を散走するとき、春先に咲き誇るやまとタンポポが目に映えます。
秋には、すすきの小穂が風に揺れる様子に、理由もなく懐かしさを覚えます。
その傍には、セイタカアワダチソウが背伸びしていますが、これには何の感慨も湧きません。
日本人は、四季折々の自然の姿を、静かに愛でるとともに、それを形として表す、日本庭園、生け花や盆栽などの文化を生み出し、またそれらを、月・梅・桜などとともに歌い上げる和歌も日本ならでの文化ではないでしょうか。和歌に関しては、私の自己的解釈かもしれませんが、「ひらがな」の発明が大きく寄
与していると考えます。いずれも、日本人の「心の優しさ」、「細やかさ」が込められていると思います。
日本人は押しが弱い、と言われることがあります。
世界の政治経済の動向には、厳しいものがありますが、日本の対応には、相手の立場を思う姿勢が感じられ、一方的にねじ伏せるようなことが少ないように思います。
日本人の心、それを表す文化の特質を考えてみると、日本という国の自然が、人々に与えた影響は少なからぬものがあるように思えてなりません。
生まれてきたとき、誰もが無垢である、と言います。もちろん持って生まれた身体・性向はそれぞれに違いがあるでしょう。
その後の生い立ちもまた、それぞれでしょうが、日本人の本質には、「相手を優しく思いやる心」が潜在する、と信じたい気持ちです。
以前、「夢と思いやりの心を持ち チャレンジする子ども」を、取り上げましたが、千葉市の子どもたちを教育するに当たって、教師は、心身をしっかりと鍛えるという気持ちを内に秘め、それぞれの個性を理解し、健康な身体づくりを支え、心豊かに育つよう、指導して欲しいと思います。
(内山 英夫;2013年5月15日)

 


 

教育委員 明石 要一【2013年4月17日】


私は千葉大学に在籍中(10年前)に長嶋学を創設し、その中で長嶋茂雄(敬称略)と野村克也(敬称略)の比較研究をしてきました。そこから見えてきたエッセンスを紹介します。
長嶋は「ひまわり」で「記憶の人」といわれます。野村は「月見草」で「記録の人」といわれます。そして、野村は理詰めで「つぶやき」の人といわれるのに対して、長嶋はカンピューターといわれるように「ひらめき」の人でもあります。
私にいわせれば、長嶋は海洋民族のDNAを引き継いでいます。漁師は「明日」ではなく「今」に生きます。明日を考えていたら大切な「潮の目」を見失ってしまいます。時間を大切にします。
また、漁場の穴場は記録に残しません。息子に「あの山とあの山の間に網を打て」と口伝で伝えます。記録に残すと他人に穴場が伝わる危険性があるからなのです。口伝は漁師以外では古典芸術である「能」「歌舞伎」「落語」などの芸事で行われています。
長嶋の打撃指導は「来た球をバシーと打て」と身振り手振りのパフォーマンスで伝授します。言葉より知覚に訴え身体で伝えようとします。ビデオより「生」(ライブ)を重要視します。
それに対して、野村は農耕民族のDNAを引き継いでいます。「今」より「明日」を考える生活スタイルをとります。春に種を蒔き秋に収穫します。根気よく待ちます。そして、あの畑は輪作は無理だ、という「記録」を残します。
野村の指導は「ID野球」と呼ばれます。データを重要視します。ボールカウントにこだわります。打者とピッチャーの相性にこだわります。常にデータ(記録)を頭に置いて作戦を練ります。
長嶋型と野村型をもう少し比喩的に言いますと次のようになります。
野村型は学校です。学校は書き言葉を大切にします。コツコツと記録を残し、系統的な筋道を大切にします。「知識」重視の文化です。それがセオリー(法則)となり、将来の生き方の指針にします。
長嶋型は社会教育です。学校外の体験を大切にします。学校外では想定外のことに出会います。試行錯誤しながらある道筋を見つけ出します。「知恵」重視の文化です。おじいちゃん、おばあちゃんの言い伝えを将来の生き方の指針にします。
あなたはどちらの生き方を選択しますか。どちらがよいとは即断できません。大切なのは自分はどちらのDNAを多く持っているか、の自己認知だ、と思います。自分のよさを膨らませると自尊感情が高まるでしょう。
(明石 要一;2013年4月17日)



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