卒業にあたって

教育長の志村です。

弥生三月！今年も卒業の季節がやってきました。

平成26年度の卒業式。今年度は、千葉市の小・中・特別支援・高等学校のそれぞれの母校の門から、約17,900名の児童生徒が巣立っていきます。

卒業生をはじめ、ご家族、地域の方々など、たくさんの皆様にはそれぞれ思いは異なっても、卒業式を迎える晴れやかな気持ちは同じことでしょう。

卒業という人生の大きな節目にあたり、私から皆さんに2つの言葉を贈ります。

その1つは、「価値ある選択」という言葉です。「価値ある選択」とは、「自分の成長につながる道を自分自身で選ぶ」ということです。

意識しているかはともかく、私たちは日常の中で、様々な選択（どちらかを選ぶこと）をして生活しています。朝、目が覚めた時にすぐに起きるか、それとも布団の中でのんびりしてしまうか。勉強や運動を一生懸命するのか、それとも少しだけ力を抜いてしまうのか。友だちの言動を冷静に受け止め、自分の行動の参考にするか、それともカッとなってお返ししてしまうか。私たちは常に判断を通し、どちらかを選んで行動をしています。そして、その選択の結果の積み重ねが今の自分につながっていることになります。

これまではあまり意識してこなかったかもしれませんが、「卒業」という節目にあたり、皆さんにはこれから先、「価値ある選択」を意識して成長してほしいと思っています。

人生は選択の連続です。これから先、どんな選択が自分の明るい未来を創りだすのか、卒業の節目に一人ひとり考えてください！

「卒業」という節目は、私たちを成長させてくれる「価値ある選択」の時なのです。

2つ目の言葉は「ありがとう！」です。私は、これまでお世話になった方々へ皆さんの「感謝の気持ち」を伝えてほしいと願っています。

私たちが無事に節目を迎えられるのは、当り前のことではありません。いろいろな皆さんの支えがあってのことだからです。是非、これまでの自分の成長を振り返り、自分に関わってくれたすべての方へ感謝の気持ちを伝えてほしい！

「卒業」は皆さんにとっても、そして身の回りのたくさんの方々にとっても意味のある節目となるはずですから・・・。

卒業生の皆さんの巣立ちを祝福し、今後のさらなる活躍を心より祈っています。