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更新日:2013年7月18日

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千葉市の小中学生のみなさんへ~夢と思いやりのこころを育てる夏休みにしましょう!~(2013年7月18日)

教育長の志村です。
いよいよ7月21日からみなさんが楽しみにしている夏休みが始まります。42日間にわたる長い夏休みを、普段、学校ではふれ合うことができない、いろいろな体験を通して、楽しく有意義に過ごしてほしいと思います。
そこで、夏休みを迎えるにあたり、私からもみなさんに2点お願いをします。
1つ目は、一人一人が、しっかりと目あてと夢を持ち、毎日を計画的に過ごしてほしいということです。
みなさんは、日本で一番高い山、富士山を知っていますね。千葉市からも、天気がよければ富士山が見えるところもあります。その富士山は、6月22日にユネスコ(国連教育科学文化機関(こくれんきょういくかがくぶんかきかん))の世界文化遺産(いさん)に登録(とうろく)されました。いつまでも残しておきたい宝物として世界から認められたのです。富士山が認められた理由は、その美しい姿や豊かな自然だけでなく、富士山が昔から人々に感動を与え、絵画や文章に表わされたりするなど、多くの人々に大切にされ、愛され続けてきたからです。
3,776メートルの富士山の頂上に登れば、すばらしい景色をながめることができます。しかし、日本一の山の頂上を目指すには、しっかりとした準備やきちんとした計画が必要です。がんじょうな登山靴や雨具、水や食糧などを用意せずに、町の中を散歩するようなかっこうで、計画もなく、いきなり登ろうとしても、安全に頂上にはたどり着けません。また、富士山には、楽に頂上まで運んでくれるロープウェイやケーブルカーなどもありません。自分の足で、石ころだらけの登山道を一歩一歩ふみしめながら、何時間も歩き、ようやく夢に見た頂上に立つことができ、そして、はじめて「日本一の高さからの景色」をながめることができるのです。
今年の夏休み、みなさんは、はっきりしためあてを持ち、十分な準備をし、計画を立て、一日一日の努力を積み重ね、「自分なりの夢の富士山頂上」にチャレンジしましょう。
 
2つ目は、事件や事故に気をつけて、安全で健康な、そして人を思いやれる夏休みをすごしてほしいということです。ざんねんなことですが、6月には小学生のお友だちが下校中、知らない男の人におそわれてけがをするという事件が起きました。また、夏休み前には、自転車に乗り青信号で横断歩道をわたっていた生徒さんが、車にはねられてしまう事故が起きています。家の外に遊びに行く時の約束や、自転車の乗り方などについて、先生からのお話しや防犯教室などで学んだことを思い出し、「自分の命を自分で守る」気持ちを、しっかりと持って生活してほしいと思います。また、合わせて、他の人の命と心を大切にできる人にもなってほしいと思います。そのためには、家のお手伝いなどを進んでやれるようにしましょう。
9月には、みなさんが一段と成長し、夢と思いやりの心を育て、元気に登校してくることを楽しみにしています。

保護者・地域の皆様へ
日ごろから、本市の教育活動にご理解とご支援を賜りありがとうございます。
さて、子どもたちは、7月21日から8月31日まで42日間の夏休みに入ります。子どもたちそれぞれが、自分のめあてや計画を持ち、家庭や地域で学習や体験を進め、自らを大きく成長させる絶好の機会です。しかし一方、活動範囲も広がることから、子どもたちが事故や事件に巻き込まれる可能性も高くなります。学校では、夏休み前に改めて安全指導を行っておりますが、「地域の子どもは地域で守る」というねらいのもと、保護者や地域の皆様方の温かなまなざしで、子どもたちの見守りをお願いいたします。
夏休み明けの9月2日には、千葉市のすべての子どもたちが、心身ともに健康で元気よく登校できるよう、更なるご支援、ご協力をお願いいたします。

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