千葉市の小中学生のみなさんへ～夏休みの成果を大きく広げ、さらに成長しましょう！～（2013年9月1日）

教育長の志村です。
楽しかった夏休みが終わりました。大きな事故もなく、千葉市の子どもたちが笑顔と元気いっぱいで教室に戻ってきてくれることを、私も大変うれしく思っています。
私は、夏休みの前に、みなさんに「夢と思いやりの心を育てる夏休みにしましょう。」とお願いしました。そして、「一人一人がしっかりと目あてと夢を持ち、毎日を計画的に過ごしてほしい。」とお話ししました。
夏休みの期間中に、ロシアの首都モスクワにおいて第14回世界陸上選手権大会が開催されました。世界中から参加した選手たちが、それぞれの種目で自己の記録に挑戦する中、福士加代子(ふくしかよこ)選手が、日本の女子マラソン選手として、この大会4年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得(かくとく)しました。力走するその姿をテレビの映像等で目にした人も多いと思います。福士選手は、後半、一時先頭集団から大きく差をつけられましたが、あきらめることなく自分のペースを守って走り続け、ついに栄冠(えいかん)を手にすることができました。また、この大会には、千葉市立幕張本郷中学校の笛木靖宏(ふえきやすひろ)先生も、400mハードルの選手として出場しました。みなさんは、そのことを知っていましたか？二人とも自分の目あてをしっかりと持ち、自分を見つめて計画的に毎日の練習を積み重ねることによって自らの弱点を克服(こくふく)してきたからこそ、気温が30度を超えるような厳しい条件の中でも、最後まで自信を持って走ることができたのだと思います。
きっとみなさんは、今年の夏休み、それぞれの計画のもと、一日一日の積み重ねを大切に、「自分なりの夢の富士山の頂上」を目指していろいろな学習や体験にチャレンジすることができたと思います。図書館や科学館、生涯学習センター、公民館などでみなさんが一生懸命活動する様子を目にして、とても頼もしく思いました。また、多くの中学生のみなさんが、総合体育大会や演劇発表会・音楽発表会などの成果発表で日頃の練習の成果を発揮し、仲間と力を合わせて一生懸命に競技・演技する姿にも大変感動しました。このような経験は、きっとみなさんを大きく成長させたことと思います。
いよいよ学校が始まりますが、9月からは、前期学習の総まとめの時期にもあたります。まずは、生活のリズムを取り戻し、学習や運動の充実のため、友達や先生と一緒にがんばり、楽しい学校生活を送ってほしいと思います。
みなさんが夏休みの成果を大きく広げ、9月からの学校生活の中でさらに大きく成長してほしいと願っています。まだまだ暑い日が続くようですが、自分のめあてをしっかりと持ってがんばりましょう。

保護者・地域の皆様へ

保護者の皆様、地域の皆様には、夏休み前に、児童生徒の見守り活動へのご協力を改めてお願いしました。夏休み期間中、千葉市の子どもたちは大きな事故等に遭うこともなく、それぞれ有意義な夏休みを過ごすことができました。皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。
さて、9月2日から学校が始まります。学校では、本年度前期学習のまとめの時期に向け、子どもたちが学習活動に集中できるよう取り組んでまいりたいと考えております。そのためにもこれまで以上に家庭や地域の皆様と連携していくことが重要だと思います。夏休みの生活習慣が切り替わらない、交友関係が変わったなどこれまでと違ったお子様の様子や言動が見られる場合には、早めに学校までご相談くださるようお願いいたします。
今後とも、保護者・地域の皆様や学校と力を合わせ、「地域の子どもは地域で守り育てる」ことを基本とし、次代を担う子どもたちをはぐくむため「まごころの教育」を進めて参ります。保護者の皆様、地域の皆様には、引き続き本市教育の推進にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページを編集して、改善提案する改善提案とは？