地震対策

 
IV 避難の知識
 
 

5. 非常持ち出し品と備蓄品

 

いざというときにすぐに持ち出せるよう、日頃から準備しておきましょう。







避難するとき、まず最初に持ち出すべきものです。

男性 重さの目安 15kg

女性 重さの目安 10kg


●貴重品

現金、預貯金通帳、印かん、免許証、権利証書、健康保険証、母子手帳など。

●非常食品

カンパン・缶詰・栄養補助食品など調理せずにそのまま食べられる物、ドライフーズなど。ミネラルウォーター。水筒。プラスチックか紙製の皿やコップ。わりばし、缶切り、栓抜き、ナイフなど。乳幼児・高齢者・病人用に、缶詰やびん詰の離乳食、粉ミルク、レトルトのおかゆなども必要に応じて用意する。

●安全対策

ヘルメット、防災ずきん、底の厚い靴など。

●携帯ラジオ

予備電池は多めに用意。

●懐中電灯

できれば1人に1つ。 予備電池も忘れずに。

●応急医療品

ばんそうこう、傷薬、包帯、胃腸薬、鎮痛剤、解熱剤、目薬、消毒薬など。持病のある人は常備薬も忘れない。

●その他の生活用品

下着・上着、靴下などの衣類、軍手、タオル、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、雨具、ライター、ビニール袋、生理用品、紙おむつなど。



備蓄品は、災害復旧までの数日間(最低3日分)を自足できるように準備しておくものです。

●飲料水

飲料水は1人1日3リットルを目安に。缶入りやペットボトルのミネラルウォーターがよい。ペットボトルよりも缶入りの飲料水の方が長持ちする。

●非常食品

カンパン、缶詰やレトルトのおかず、栄養補助食品、アルファ米、レトルトのごはん、ドライフーズ、インスタント食品、梅干し、チョコレート・アメなどの菓子類、調味料など。

●燃料

卓上コンロ、携帯コンロ、固形燃料など。ガスボンベのストックも忘れずに。

●その他の生活用品

生活用水(乳児に注意して風呂や洗濯機に備蓄、寝る前にはやかんやポットにも水を入れておく)。
毛布、寝袋、洗面用具、ポリ容器、なべ、やかん、バケツ、トイレットペーパー、使い捨てカイロ、ろうそく、さらし、ロープ、バール・スコップなどの工具、ドライシャンプー、新聞紙(燃料、防寒)、ビニールシート(敷物、雨よけ)、布製ガムテープ(荷物の整理、止血、ガラスの補修)、キッチン用ラップ(止血、汚れた皿にかぶせて使う)、ペットフード(ペットがいる場合)、おもちゃ(子どもがいる場合)など。

非常持ち出し品は定期的に点検を

非常持ち出し品は、使用するときに支障がないように、定期的に点検しておきます。とくに食品や飲料水の賞味期限はまめにチェックし、賞味期限がせまったものから順に入れ替えておきましょう。