火災対策

 
I 火災の予防と対応
 
 

2. 火災発生・どうする?

 

初期消火の段階を超えてしまうと、自分たちだけで火災を抑え込もうと考えるのは危険です。無理をすると二次災害につながりかねません。「決して無理をしない」ことが鉄則です。

1. 早く知らせる

「火事だ」と大声を出し、隣近所に援助を求めましょう。

声が出なければ、やかんなどを叩き異変を知らせましょう。

2. 119番通報は正確・簡潔に

119番に通報するときは次のようなことを正確に伝えましょう。

  1. まず火災であることを伝える。
  2. 場所(住所)はどこか。
  3. 建物の種類は。木造かビルか。
  4. 脱出できないでいる人の有無やけが人は。
  5. 火災現場付近で目印になるものは。

3. 天井に火が燃え移るまでが限度

一般的には、出火から3分以内に天井に火が燃え移り、初期消火のレベルを超えてしまいます。自分たちで消火するならば、出火から1~2分が限度です。



水のかけかた

ふすまや障子、カーテンなどの立ち上がり面にかけるときは、上から半円を描くようにする。

ストーブや畳などへは一気にかける。ただし油なべや感電の恐れがあるものには直接水をかけないで、他の方法で消火を。

4. 天井に火が燃え移ったらすぐに避難を

出火から一棟火災になるまで約10分と言われています。天井に火が燃え移ったら、あっという間に火は燃え広がってしまいます。天井に火が移ったら無理をせず、すぐに避難しましょう。

5. 消防隊の指示に従う

消防隊の到着後は、消防隊に必要な情報を伝え、消防隊の指示に従います。自主防災組織は消防活動がスムーズに行われるようやじ馬の整理などにあたりましょう。

また、周辺住民の避難が必要なときには、消防隊の指示に従って自主防災組織で避難誘導活動に協力しましょう。