火災対策

 
I 火災の予防と対応
 
 

4. 滞在場所別・避難のポイント

 

木造住宅

●2階にいて階段が使えないとき

ロープや縄ばしごを使って避難を。ない場合はシーツやカーテンをつないで代用したり、雨どいを伝って逃げます。

●やむをえず2階から飛び降りるとき

ふとんやマットレスなどクッションになるものを投げ落としてから。

ビ ル

●まず出火場所の確認

上の階が火元であれば、迷わず階段を使って下へ逃げます。下の階から出火した場合は、非常口を出て外階段を利用して下へ。もし下へ逃げられないときは、屋上に逃げて風上側で救助を待ちましょう。

●自室から出火した場合

他へ類焼しないように窓やドアを閉めてから避難してください。

地下街

●落ち着いて行動を

パニックに巻き込まれないように冷静に行動し、係員の誘導があるときはその指示に従いましょう。

●煙や有毒ガスを吸い込まないために

口をハンカチやネクタイなどでおおい、姿勢を低くして、壁を伝いながら地上に脱出します。避難口は60mごとにあるので、あわてないこと。停電時は明かりの見える方向が地上への出口です。

映画館・劇場

●座席が出入口に近い場合

迷わず近くの出入口(非常口)から急いで脱出しましょう。

●座席が出入口から遠い場合

観客の多くは出入口に殺到するはずですから、むしろ人の波を避けて係員の誘導に従うほうが安全。観客の知らない避難ルート(従業員用通路など)を教えてくれることもあります。