災害に備えて

 
III 帰宅困難者
 
 

1. 帰宅困難者とは・・・

 

通勤・通学・買い物中に突然の大地震に見舞われてしまい、交通機関がマヒしてしまった場合、多くの人が自宅まで徒歩で帰ることが難しくなります。このような帰宅が困難な人々のことを「帰宅困難者」といいます。もしあなたが外出中に大地震が起きたときはどうしたらよいか、常日頃から考えておくようにしましょう。

 

2. 帰宅困難者心得10か条

 
  1. むやみに移動を開始せず、まず周囲の状況を確認
  2. 携帯ラジオをポケットに
  3. つくっておこう帰宅地図
  4. ロッカーにはスニーカー(防災グッズ)を
  5. 机の中にチョコ・キャラメル(簡易食料)を
  6. 事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)
  7. 災害用伝言ダイヤル[171]などを活用し、家族や親戚の安否確認
  8. 歩いて帰る訓練を
  9. 季節に応じた冷暖準備(携帯カイロ、カッパ、タオルなど)
  10. 声を掛け合い助け合おう
 

3. 帰宅困難者になったときの心構え

 

◆確かな情報収集を

広域避難場所の確認。交通機関の運行状況の把握。災害用伝言ダイヤルを利用した安否確認。

◆歩いて帰宅するために

危険箇所の把握。スニーカーで歩きやすく。季節や昼夜に応じた携行品を。

◆歩いて帰れない場合には

会社に数日間宿泊できるよう、平素から準備を。

◆地域の救援活動に協力を

家族の安全が確認できたら、積極的に地域の活動に協力を。

災害時帰宅支援ステッカー

このマークのあるコンビニエンスストア等では、大規模災害により交通が途絶した際、帰宅困難者に対し、

  1. 水道水やトイレの提供 
  2. 地図等による道路情報、ラジオ等で知り得た情報の提供

を行います。