その他の事故・災害
◆家庭用品による中毒を起こしたとき
●水や牛乳を飲ませ、毒物の刺激性を低下させる。
●吐かせるとのどをただれさせたり、むせて肺に入ったりする危険があるなど、吐かせてはいけない場合があるので注意する。
<吐かせてはいけない場合>
●強い酸、アルカリ液、ガソリン、灯油、殺虫剤、洗剤などを飲んだとき。
●何を飲んだかわからないが口の中がただれているとき。
●意識がないとき。 |
人工呼吸するときは、傷病者の口のまわりに毒物がついていないか注意する。
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◆感電したとき
●床が濡れていないかなど安全を確認してから、配電盤、ブレーカーなどの電源を切る。
●安全が確認されるまで、濡れた手や素手で触らない。
●感電している人の救助は、二次災害を避けるため、感電している人が原因となる電源に触れていないかを必ず確認してから行う。
●感電の恐れがあるときは、ゴムマット、電話帳など乾燥したものの上に立って絶縁し、ゴム手袋、長靴、木などの絶縁体を使う。
●意識がなければ、気道を確保し呼吸を確認する。必要ならば、人工呼吸、心臓マッサージを行う。
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◆子どもが毒物を飲んだとき
●化学薬品を含むものが増え、身のまわりにたくさんあります。子どもが口に入れないように十分な注意が必要です。
●家庭用品による中毒と同様な手当を。
<幼児に危険なもの>
たばこ、ナフタリン、洗剤、灯油、漂白剤、殺虫剤、塗料、接着剤、クレヨンなど |
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◆家ガス中毒、酸欠
●ガス中毒、酸欠のどちらの場合でも、閉め切った部屋ならば全ての戸や窓を開ける。
●風通しのよい安全な場所へ傷病者を移動し、衣服をゆるめ全身を保温する。
●気道を確保して、呼吸の有無を確認し、119番通報を。 |
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■ガスの元栓、電気のブレーカーが部屋の外にあれば切る。
■部屋に入って戸や窓をあけるときは、濡れタオルで口と鼻をおおう。
■爆発の恐れがあるので部屋の中が暗くても電気のスイッチは入れない。 |
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