令和6年第1回臨時会意見書全文

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ダイヤ改正における鉄道路線の運行本数の維持や利便性確保に向けた国の積極的関与を求める意見書

　昨年１２月１５日に東日本旅客鉄道株式会社（ＪＲ東日本）が発表した「２０２４年３月ダイヤ改正について」では、京葉線において日中帯を除き、東京・蘇我間の全ての快速及び通勤快速を各駅停車に変更するとともに、朝の通勤時間帯と夕夜間帯の運行本数を１本ずつ減便する内容となっている。
　また、全国的にも異例な対応として、本年１月１６日に改正の一部変更が発表されたが、早朝時間帯の東京方面行き快速２本が運行継続するのみであった。
　この改正は、本市の都市基盤や都市経営を揺るがす唐突で極端な改正であり改悪と言わざるを得ない。また、ＪＲ東日本の対応は本市を切り捨てる内容となっており、今後の人口流入や都市発展を阻害する要因になりかねず、他の複数の沿線自治体も同様の考えを表明している。
　本来であれば事前に自治体と協議しながら、運行本数の維持や利便性を確保したダイヤ改正を慎重に進めるべきである。ＪＲ東日本が民間企業であるということは承知しているものの、公共交通機関として中心的な役割を担うことから、沿線自治体に与える影響を考慮して、事前協議の場が持たれるよう国からの働きかけが必要である。
　よって、本市議会は国に対し、ダイヤ改正における鉄道路線の運行本数の維持や利便性確保に向けて、ＪＲ東日本への指導等の積極的関与を求めるものである。
　以上、地方自治法第９９条の規定により意見書を提出する。

　令和６年１月２６日

千　葉　市　議　会

　内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、
　国土交通大臣

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