緊急情報
更新日:2019年1月29日
ここから本文です。
死者が発生した住宅火災で、最も多い出火原因はタバコによるもので、なかでも寝タバコにより枕や布団に火が燃え移り住宅火災に発展する例が多く報告されています。また、調理中の火が着衣に燃え移ってしまい亡くなる高齢者も少なくありません。
このような火災による死者を減らすために、ご家庭で使用する布製品などは燃えにくく作られた『防炎品』を使用することをお薦めします。
繊維など可燃物の燃えやすい性質を改良し、燃えにくい素材・燃え広がりにくい素材で作った製品のことを言います。小さな火源(マッチ・ライター)を接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。
防炎品には、消防法で規制されている『防炎物品』とそれ以外の『防炎製品』とがあります。一般のご家庭で使用するものは後者の『防炎製品』に該当します。
防炎品と防炎品ではない普通の製品にライターで火をつけると、燃え方に明らかな差があります。防炎品はライターの火を当てた際に若干燃えていますが、その後炎は燃え広がることはありません。一方、非防炎品はライターの火を離した後も燃え広がり、炎が立ち昇ってしまいます。一般の住宅において、防炎品は火災対策に大変有効なことがわかります。
防炎製品の動画を見る(日本防炎協会HPへ)(外部サイトへリンク)
≪防炎製品ラベル≫
防炎製品は、防炎製品認定委員会が定めた防炎性能基準等に基づき「日本防炎協会」が認定したもので、『防炎製品ラベル』が貼られています。もし火災が発生してしまっても、火災を拡大させないことで住宅火災による死者を減らすことができます。各家庭で『防炎製品』を使用することは、火災の拡大防止対策には非常に有効な方法です。
パジャマやエプロンといった衣類や、枕・布団カバーなどの寝具には燃えにくい『防炎製品』を使用することをお勧めします。また、カーテンやじゅうたんなども『防炎製品』であれば、万が一火災が発生しても急激に火炎が拡大するのを防ぐことができます。
車やバイクのボディカバーなども同様に『防炎製品』を使用することで、放火による火災の拡大防止に有効です。
このページの情報発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください