緊急情報
更新日:2018年1月25日
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みなさんは『住宅用火災警報器』をご存じでしょうか。
『住宅用火災警報器』はわたし達を住宅火災から守ってくれる「頼れる存在」です。
今回は、その特徴と重要な役割について紹介します。
住宅用火災警報器をつけていれば、火災は防げたかも・・・
住宅用火災警報器は、火災により発生する煙や熱をいち早く感知して警報するものです。
火災による死因の過半数が「逃げ遅れ」です。
住宅用火災警報器を設置することで、少しでも早く火災に気づくことで初期消火や安全な避難が可能となるのです。
(平成27年版消防白書より)
『住宅用火災報知器』が、火災の「煙や熱」を感知すると「大きな音」や「音声」で火事を知らせてくれます。
火災の煙を感知するタイプの<煙式(光電式)>と火災の熱を感知するタイプの<熱式(定温式)>の2種類があり、それぞれで特徴が違います。
また、『壁かけ式』や『ガス漏れ警報器に火災警報器の機能を含めたタイプ』もあります。
煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせます。
※条例で寝室や階段室に設置が義務付けられているのは、『煙』を感知する(煙式)住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせます。
※台所などで、大量の煙や湯気が対流する場所等に適しています。
連動型の住宅用火災警報器は、1箇所で火災を感知すると他の部屋に設置した火災警報器も連動して発報します。
離れた部屋で火災が発生しても、いち早く火災の発生を知ることができます。
(出典:消防庁ホームページ)
音だけでなく、光や振動で火災を知らせる住宅用火災警報器(または補助警報装置)があります。
目や耳の不自由な方でも、火災をいち早く知ることができるため大変有効です。
(出典:消防庁ホームページ)
平成26年4月1日から、住宅用火災警報器の「鑑定制度」が国家検定の「検定制度」に変わり、表示される証票も変更となりました。
従来の『鑑定合格証票(NSマーク)』の商品は平成31年3月31日まで販売や工事は可能ですが、平成31年4月1日以降は『検定合格証票』のものしか販売や設置工事ができなくなります。
実際に住宅用火災警報器のおかげで助かった事例は少なくありません。
⇒その他にもこんな例が!!(総務省消防庁HPより)(PDF:8,979KB)
住宅火災が発生すると、煙はまず上の方(天井)に向かって上昇します。
そのため、『住宅用火災警報器』も「天井」や「壁の高い位置」に設置することが義務付けられています。また、「いざ」というときにきちんと働くよう、日頃から作動確認とお手入れをしておくよう心がけましょう。
⇒どこにつけたら良いの?(住宅用火災警報器設置場所の説明ページへ)
火事ではないのに住宅用火災警報器から音がすることがあります。
機種によって違いはありますが、電池が切れそうな場合の他、故障の際に音や光で知らせてくれる機能があります。慌てずに対処しましょう。(火事と間違えて119番通報する事案も発生しています。)
⇒代表的な住警器の警報音の例(PDF:458KB)
住宅用火災警報器本体もセンサー等の寿命により交換が必要です。10年を目安に交換してください。
また、捨てる際は本体と電池を別にして捨てましょう。機器本体は「不燃ごみ」、電池は「有害ごみ」に区分されます。
⇒住宅用火災警報器の捨て方について
⇒お住まいの地区の収集日確認
住宅用火災警報器は古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあります。10年を目安に交換しましょう!!
キャラクター「とりカエル」は(一社)日本火災報知器工業会のキャラクターです。
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