緊急情報
更新日:2023年8月28日
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千葉市と淑徳大学は、広範囲な分野で相互に人的資源等を活用し、地域社会の発展と人材の育成に寄与することを目的とした包括的な連携に関する協定を締結しました。
千葉市と淑徳大学は、平成22年5月に地域の福祉、健康等の増進及び人材の育成に貢献することを目的として相互連携協定を締結し、以降、大学の持つ知見や人的資源を活用し、地域課題解決のための活動・研究を行うなど、連携を進めてきました。
近年まちづくりの課題が高度化・複雑化する中で、本市においても、人口減少・少子超高齢社会を見据えた取組みや地域経済の活性化、東京2020オリンピック・パラリンピック競技会を契機とした都市のレガシーの創出など、幅広い様々な施策を展開する必要があります。
また社会を取り巻く不確実性が増す中、大学に期待される役割も変化しており、若者の能力を最大限に伸ばし社会で活躍する人材を輩出するため、キャリア教育や体験型授業などの充実とともに、地域の担い手やそれを支える人材の育成などの地域貢献が求められています。
そこで、淑徳大学と本市との連携を一層強化し、取組みのさらなる充実・深化を図るため、包括的な連携に関する協定を締結することとしました。
淑徳大学は、中央区に所在していることから中央区におけるまちづくりや地域の課題解決、地域活性化の取り組みにおいて、市との協働・協創を進めます。特に、中央区内の地域運営委員会の活動を支援するため、淑徳大学が有する資源(人的資源、学術研究の成果)を活用しながら、地域・行政・大学の連携を通じた地域マネジメントモデルの構築を進めます。また、地域人材の育成を目的とした教育プログラムの設計を目指します。さらに、地域課題を解決するために、淑徳大学学生の地域社会への参画をより一層進めるとともに、大学の資源を地域に提供するなど、「開かれた地域拠点」としての大学の機能を高めていきます。
千葉市と淑徳大学は、2010年のゆめ半島千葉大会(全国障害者スポーツ大会)のボランティア活動や、2012年から実施している車椅子バスケットボール全国選抜大会の企画・運営などにおいて連携を進めてきたところです。今後共生社会の実現を目指し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、これまでスポーツに親しむ機会の少ない障害者のスポーツへの参加機会の拡大や、互いの理解を深めるために障害のある人もない人もともにスポーツに親しむ機会の創出、競技普及の担い手育成などについて、さらなる連携を図ります。
急激な高齢化の進展に伴い、2025年(平成37年)には団塊の世代の人すべてが75歳以上となり、本市においても介護人材が約4千人不足すると見込まれており、市では今後想定される介護人材の不足を補うため、介護ロボットの普及や外国人人材の活用など様々な施策を推進することとしています。そこで、これらの施策についての普及啓発として、淑徳大学の有する介護分野に関する豊かな知見を活用し、大学講師による先進的な取組みに関する講演をはじめ、介護人材の確保・定着に向けた連携を進めます。
今後、高齢化の進展に伴い需要が増大することが想定される看護・介護・福祉分野で活用される機器は、ハンドメイドで製品化されるものから、最新のロボット技術を活用し上市されるものまで多様に渡ります。地域経済活性化のため、ユーザー目線に立って、この分野に参入しようとする開発メーカーに対し、看護・介護・福祉に総合的な知見を持つ淑徳大学が助言等を行うことで、開発期間の短縮化や、製品の利便性向上を狙い、淑徳大学と市及び財団で連携を進めます。
千葉市内及び近隣地域では、様々な農林水産物が生産されており、地域経済活性化と地産地消の推進のため、これらの地場産品を活用して食品開発を進める事業者と、栄養学の権威である淑徳大学の連携による新しい食品、新しいメニューの創造を狙い、淑徳大学と市で連携を進めます。
協定締結式後に、千葉市長が「千葉市が目指すまちづくり」をテーマに特別講義を行いました。
このページの情報発信元
総合政策局総合政策部政策調整課
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