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更新日:2015年5月9日

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質疑応答(平成27年4月3日)

日時 平成27年4月3日(金曜日)15時00分~15時23分
場所 本庁舎3階 第一会議室


質疑応答

(記者)
市長ご自身が子育て中ということで、そういった意味での特別な考えということがもしございましたら教えていただきたいんですが。

(市長)
やはり一番大事なのは保育士は子供を見るだけではなくて、保護者もある種向き合う、支援をするというのが大事なポイントだというふうに思うんですね。
我々例えば、待機児童を手っ取り早く減らしたければ、千葉駅周辺やそういう主要駅に保育の送迎ステーションを設けて、そしてちょっと離れた場所の保育所に送るということだって一つ選択肢としてはある訳ですけれども、私自身が子供の送り迎えをしている中で、やはり実際に子供を見てもらった保育士と朝夕顔を合わせてそこで話をしていくことが親に対する支援であったり、子育ての思いの共有という意味では大変重要だというふうに思っておりますので、私からすると、この保育の送迎ステーションというのは少なくとも0歳や1歳、そうした子たちを対象には私たちはやりたくないと。そういう思いも含めて、できる限り質にこだわったり、また、できる限り遊戯室とかそうした空間も我々としては整備をできればしていくという考え方でやってきていますので、そういうところが自分自身としても、もちろんこれは子育て政策立案している人間が1番よく分かっていることなんですけれども、我々としても待機児童をゼロを目指す余り、大事な部分を置き忘れることが無いようにという自分自身としても意識できればいいのかなというふうに思っています。

(記者)
ありがとうございます。それから、定員拡大が900人台ということで、かなり多かったと思うんですけれども、これは前年に比べて3倍程度の拡大と、これ過去最大と見てよろしいんですか。

(市長)
最大ですね。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
結局今回1番効果があったというのは、施設の新設などそういった部分が1番効果があったのかと考えていらっしゃるのでしょうか。

(市長)
そうですね。基本的にはやはり我々この2年連続、待機児童ゼロを達成した後、それを継続するために手を緩めることなく整備をした。ここが何といっても第1のポイントだというふうに思います。あと2点目は先ほど申し上げたとおり、やはりソフト的な千葉市独自の以前よりの取り組みである徹底したあっせん、コンサルティング。この2点だと思いますよ。

(記者)
ありがとうございました。それとあと、今後2年連続で達成したということでさらにその保育の需要の喚起ってところにつながると思うんですが、来年に向け絶えずまた3年連続に向けて、その施設の整備という面ではどういったことをするかというのは分かりますか。

(市長)
我々はこの4月で制度が少し変わっていて、特に我々がその意識していますのが、今まで総量規制のような形で、我々がその認可をどれぐらいの数、規模にするかというのが、我々がコントロールできていた訳ですけれども、新制度になってからは一定の基準を満たせば認可になるということで、今後認可外で例えば先取りプロジェクト認定施設にしていたようなものがたくさん認可に移行していくことになるんですね。
ですから、今までの我々がいわゆる数をある程度コントロールしてきた認可と、基準を満たして認可になっていくものとでは、少し質の部分においては我々の寛容度というのがどうしても昔よりは低くなる。ですから、我々が1番懸念しているのは、これからは量の問題よりはむしろ質の部分が今まで以上に緊張感を持って取り組んでいかなければいけない課題だというふうに思っていますので、もちろん継続的に特に、ピンポイントにその待機児童が発生し得る子供たちの数が増える、予測できる地域もありますからそこは手を緩めることなく整備をしますけれども、より大事なことは、そうしたかなり増えていく認可に対して、認可に移行を果たしていくところに対して、その質をチェックするための巡回体制が特に求められると思います。
あとは我々新年度でチャレンジしていますけれども、その認定こども園、幼児教育も受けられる保育所というのを、どういうふうに計画的に市内につくっていくのか。この2点が我々特に関心事ですね。

(記者)
そうなりますと、この認可外が認可保育所に移行することによって施設を新設しなくても勝手にその枠が増えていくというのはそういう…。

(市長)
我々新設ももちろんしますよ。

(職員)
数字的には昨年度954人の定員増をいたしました。27年度に整備していく内容といたしましては990人分の定員増を見込んでおります。その中で、認可外福祉施設の認可化につきましては約11カ所330人程度。無認可保育所の認可化で330人程度の増を見込んでおるということでございます。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
先ほど首都圏の政令市では2年連続は初めてということだったんですが、全国の政令市でも2年連続ゼロというところがあるのかどうかっていうことと、あといつも問題になるんですけど、この特定保育のみ希望という方は250人と昨年より大分増えているということなんですけれども、一部ではその隠れ待機児童みたいなという言い方もされるんですけれども、要するに特定の方が増えてきたというのはあると思うんですけれど、この辺の対策というのはどういうふうにされているのか分かっているところから…。

(市長)
2年連続は新潟市…。

(職員)
現時点では把握できておりませんけれども…。

(市長)
これは過去。ですから25年の4月と26年の4月ということだと思います。

(職員)
25年と26年ですね。

(記者)
そうですね。過去で例えば2年連続だったところが…。

(市長)
新潟ぐらいかな。

(職員)
新潟と岡山市、あと北九州市。

(市長)
それから、入所待ち児童数の考え方ですけれども、我々千葉市の場合は、ここの人数、例えば横浜、福岡と比べると圧倒的に我々、少ないということがご理解いただけると思うんですけれども、このうちにまず一つは保育所1カ所しかご希望されない方というのがかなりの人数いらっしゃる訳ですね。我々は当然第1希望に入れるように整備をしていくことは目指しますが、かといってこの保育所しか駄目だというふうな方に全てそれをゼロにしていくというのは、多分使い方としては違うんだろうというふうに考えています。この方々だけで142名いらっしゃいます。
あと兄弟同時入所しかご希望されない方ですとか、もしくは片道2、30分以内に空きのある保育所があるけれども、そこはご希望されない方とかそういう方々が含まれておりますので、我々からすればもちろんこの数字も減らしていくべき数字ではありますけれども、他政令市と比べれば比較的に愚直に入所待ち児童数という計測をしてきていますので、これを若干減らしていくことは取り組みながらも、基本的にはこの待機児童の基準に基づいてゼロを維持していくことと質の部分、これが大事なポイントかなというふうに思っています。

(記者)
ちなみに、他の政令市さんは特定の部分って何人ぐらいいらっしゃるのか。

(市長)
そこは出している市もありますけれども、そこまでは全然我々は…。

(職員)
把握しておりません。

(記者)
わかりました。

(市長)
我々からすれば、この入所待ち児童数も入れた千葉市の人数というのは、他の政令市と比べても圧倒的に少ないです。20の政令市の中で。待機児童ゼロの中でも圧倒的に少ないですよ。そういう意味で我々は無理に待機児童をゼロにするために何か考え方を独自に持っているという訳ではないと。まじめにやってきているかなというふうに思います。

(記者)
幾つかあるんですが、1点目は27年度は990人分の定員増を見込むと、先ほど954人が前の年度過去最高ということで、当然こちら過去最高ということになると思うのですが、これにかかった予算的な額を、まずちょっとデータを教えていただきたいのですが。

(職員)
990人に対する27年度の予算は約9億6,000万円でございます。

(記者)
ありがとうございます。それとできたらそのソフト部分というかちょっとどこまでをあげられるかなかなか難しいところがあるのですが、コンシェルジュのコストなんかも含めて、ソフトを含めた予算措置の意味というとどれくらいでしょうか。

(市長)
後で大丈夫ですか。

(記者)
後で大丈夫です。(記者会見終了後、別紙のとおり回答)(PDF:84KB)(別ウインドウで開く)

(記者)
それらを踏まえたうえで、要は財政的に先ほどから市長も10年20年後このままやっていくという中で、過剰な投資にならないように気をつけるということは前々からおっしゃっているんだと思うんですが、何かその財政的な具体的なキャップをはめるとか、少し無防備に増えていかないようなやり方みたいなことを何か今ご検討されたり考えたりしていらっしゃるんでしょうか。

(市長)
これはキャップをはめるということではなくて、我々の考え方というのは以前計画を作ったときに、市内の方々にアンケートをやって、一体本当は預けられるのであれば本当ならば働きたいという方が一体どれぐらいいらっしゃるかということを、潜在的なニーズ調査を我々はやっているんですね。それをもとにゴールを決めて、計画的に目指すべき保育規律に向かって整備を計画的にしているというところがありますので、我々からすれば、そのキャップをはめようと結局最後は同じな訳ですよ。結論からすれば。
それであるならば、我々からすればしっかりとその潜在的なニーズを理解した上で1番無駄の無い、そして早く効果を発現させていくということが、市民に対しても、また千葉市のいわゆる発展のためにも重要であるという視点の中で計画的な整備をしてきているということだと私は認識をしております。それで、先ほど申し上げているとおり、その将来に保育所需要が落ちたときの調整ができる手段というのも備えた上でやってきておりますので、そういった意味では、我々からすればその過剰な投資にはならない形で計画的に保育需要に答えている市ではないかなとそういうふうに思います。

(記者)
調整弁みたいなものって具体的に何か教えていただけるのでしょうか。

(職員)
調整弁というのは、例えば分園であったり分園の設置であったり、定員の増であったりもしくは小規模保育事業であったりとか、もしくは幼稚園の活用であったりとかこういった部分ですね。いわゆるできる限り新設だけに頼らない形の制度、例えば事業所内保育事業というのも、これも千葉市は新制度で認められた事業ですけれども、我々これを一早く市内の事業所で保育事業をやってらっしゃる方々にお話をして、こういう形で地域開放していただいているということも含めて、我々は比較的国のそうした制度変更に率先して適応できているかなというふうに思います。

(記者)
もう1点だけ。この間市長講演会、拝見した時にも伺ったと思うんですけど、要は待機児童ゼロになったことで不動産会社の方から割と引っ越される若年層が増えてますよみたいな話をちょっとされたかと思うんですが、今回その2年連続ゼロになったことで、少しは空いているところ、例えばもっと千葉市に住んでくださいとか、何か市長の思いとして待機児童ゼロになったんだから、よりまちの魅力が上がったでしょうというような思いもあったと思うんです。そのあたりをちょっとアピールというか思いを…。

(市長)
そうですね。当然私たちは千葉市が子育てするなら1番千葉市を選びたいというふうに思っていただけるまちを目指して、私も就任以来こども未来局というものをつくって計画的に取り組んできたというふうに思います。どうしても実直、愚直にやってきたところもありますから、何となく全国的な知名度というはまだまだかもしれませんけれども、私は必ずこうした施策を着実にしつつも意識をしながら整備をしていくことは、いつかしっかりと評価をされるというふうに思いますし、私たちはそういった意味で、この入所待ち待機児童数の数、それから2年連続、そして我々は多分、恐らく今後も維持していけるというふうに考えていますので、そうした持続的な子育て環境を持っている千葉市であると。
それから後は、中学校卒業まで入院通院の医療費の助成もしていますし、あとは例えば市民の1人当たりの公園面積ですとか、もしくは小学校の校庭の面積ですとか、こういうそれぞれの環境において我々首都圏の政令市では1位であったり、トップクラスを維持していますので、総合的な待機児童ゼロだけではなく、総合的な子育て教育環境をご評価いただいて多くの方に私たちは千葉市に来ていただきたいなとそういうふうに思っております。

(記者)
保育の質の確保のところで伺いたいのですが、先ほど言われたように新制度になって、市の質の確保の効かなくなる面というのが出てくるかと思うんですが、この定期的な保育士による巡回指導というのは、市独自でされているような取り組みで、事件後されているという話なのか、それとも結構昔からやられているのかなというのと、あと今後の保育の質の確保という点ではこういう活動を今後強めていくというか、回数増やすなり、そういった何か強化するお考えがあるかというのを。

(職員)
巡回指導の件でございますけれども、我々定期的な巡回指導につきましては、認可保育園の定期的な巡回を昨年度から実施しております。本当はその前から監査の際に同行して巡回をするということをやっているのですけれども、定期的に行ったのは昨年度だということです。ただし、家庭的保育事業であるとか、障害児保育を実施している園につきましては、以前から行っております。それで今年度からは栄養士の関係の巡回を行うことになっております。それが新規のものです。

(司会)
よろしいでしょうか。他にございますでしょうか。ご質問が無いようですので、以上をもちまして記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

 

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