更新日:2016年5月17日

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質疑応答(平成28年4月26日)

日時 平成28年4月26日(木曜日)13時30分~14時08分
場所 本庁舎3階 第一会議室

 

質疑応答

(記者)
りんかい線の関係なんですが、やはり実現に当たっての一番の課題といいますと料金の話や、あと複々線化の問題などがありますが、市長として、このなるべく早期の実現に向けては、今後どういうところが一番課題になってくると思われますか。

(市長)
りんかい線との相互直通運転に関していえば、我々がある種キャンペーン的に、取り組みを強化させてきたころに比べますと、大分機運が盛り上がってきているというふうに思います。答申においても優先順位はないということになっていますけれども、それでも全面的に相互直通運転の必要性が書かれたということは、大変私たちも力強いというふうに思います。
その中で、まず一つは何といってもその料金の問題があります。これはJRと東京都との最終的には交渉ごとになるというふうに思いますけれども、ある種、意思決定の問題なのかなというふうに思っています。問題は、路線のキャパそのものはハード的な話になりますので、ここの部分は、その効果を仮に経営主体の部分が解決されたとしても、相互直通を実現するために、一定程度線路のキャパを増やす必要があると思いますので、ここはJRを含めて関係者の方々としっかりと意見交換をしながら、実現に向けて一歩ずつ進んでいく必要があると思っていまして、そういう意味では、後者の部分が特に私たちにとっては、意識すべきポイントかなとそういうふうに考えています。

(記者)
発表事項の「おもてなしSHOPガイド」の話ですが、千葉市が飛び抜けて、昨年の首都圏での外国人宿泊者数の伸び率があるということですけれども、このあたりをどのように分析していらして、今後千葉市として生かすところという部分を伺いたいです。

(市長)
東京都の14市区の合計で152%、千葉市が186%なので、そういう意味で、東京都心部と比べても大変高い数字になっています。それで今、我々はこれの分析をしています。何が大きな要因であったのかという部分について分析をしております。アパホテルの増室とかを含めて、いろんな要因がありますので、そこはある程度見きわめた上で、次の戦略に行きたいというふうに思っていますが、絶対的な話になりますと、市内に幕張があるということと、それ以外にも、今かなり千葉駅周辺も含めて、ホテルとしていい物件があればつくりたいという方々の声を私もたくさん伺っていますので、そういった意味では千葉というのが成田と羽田の間に位置している中で、大変ニーズとしては高いんだというふうに思っています。
ちょうど政府もそういう意味では、ホテルの建設を推進していくという考え方を打ち出されていますので、できる限り私たちとしても中長期的な需要の増加は見きわめながらも、できる限り千葉市に宿泊者を取り込んでいく、その戦略は持たなければいけないんだというふうに思っています。そして単に泊まるだけではなくて、できる限り千葉市でお金を落としていただいたり、できれば、東京ではなくて千葉の奥地の方にいっていただく、一つのお役立ちを我々ができればなというふうに考えております。

(記者)
内容なんですけれども、14カ国語で簡単にメニューがつくれたりとか使ってみないと分からないんですけれども、相当便利そうな機能だなと思うんです。こういうものを市が積極的に支援してつくっているという例は、他県も含めて珍しいのかどうかということと、今年度予算の方にも計上していたと思うんですけれども、どれぐらいの費用でこれができたのか知りたいんです。

(職員)
他県の事例ですけれども、我々が把握している限りでは東京都ですとか、長崎県、神奈川県の藤沢市などを承知しております。予算的には1,200万円くらいで作成しています。

(市長)
地方創生の交付金ですよね。

(職員)
地方創生の上乗せ交付金を昨年の10月末に交付決定いただきまして、3月いっぱいかかって作成したものでございます。

(職員)
補足を少しさせていただきます。局長が申し上げましたとおり、東京都などがやっております。東京都では昨年1月からやっていますが、千葉市においては、いつも新しいことをやろうということで、東京都と違うところは、基本的にこれは「おもてなしSHOPガイド」ということで、レストランガイドというふうにはうたってないんですね。つまり、レストラン以外もという意味なんですけれども、他にもいわゆる小売店、それからサービスというような総合的なまちを出たときに役に立つような情報をサイトにしておりまして、そういう意味でいいますと、東京都はレストランだけですので、そこは我々はもっとトータルにがんばっていこうという思いで、初めてつくっているという状況でございます。

(記者)
これは、登録圏があるということなので、対象は当然千葉になるとは思いますが、今後増やしていくにしても千葉市内の話ということになるわけですね。

(市長)
そうですね。

(記者)
どこでもあったらきっとこれは便利だと思ったんですけど、例えば千葉市の…。

(市長)
結構そういう意味では、段々と連動しているんですよね。我々のこのSHOPガイドというものが先にありまして、そこに登録をしてもらったからこそ紹介ができるということはあるわけですけれど、私たちが登録をして、メニューとかもきちんと外国語対応ができている。ある種そういうツールも用意して支援しているので、だから外国人の方々にご紹介できるというのがセットものになっているので、これがある程度やっていく中で、例えばこの前連携を発表したように、例えば市原市さんと連携していきましょうかみたいなものは、拡張論としてはあり得るんだと思います。

(記者)
連携市で、すごい使えるんじゃないかと思いまして。

(市長)
こういうものでも、できると思いますよ。本当は県全体で用意してしまってもいい世界観だと私は思います。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
お願いします。同じく千葉の「おもてなしSHOPガイド」のことで、26年と27年の比較で186%の伸びということですけど、昨年度の数字は出ますかね。

(市長)
32万6,499人が60万6,845人で186%増という状況です。

(記者)
やはり186%というよりも、ほぼ2倍ぐらいですね。

(市長)
倍増ですよね。

(記者)
倍増ですね。先ほどの話を進めていけば、もう少し増増増という感じの見方ができるというか期待できますね。

(市長)
やはり我々も一方で、とにかくこれを見るだけでもホテル需要がひっ迫をしていくということが十分予測できますので、それらも含めておもてなしのソフト的な話と、一方でハード的なまちづくりでの話と、両方ともしっかり考えていかなければいけないなというふうに思います。

(記者)
あと、15種類の言語が今回使われているんですけれども、今後増えたりする予定はありますか。

(職員)
大体カバーしていると聞いております。

(市長)
これは確か、メニューとしてつくるときも、出すときにも何言語か選ぶんですね。15言語で対応して、メニューつくるときは、多分4言語とか3言語とかを選んで、プリントアウトできる媒体になる形で表示するということです。ですから裏ではもっと言語があるんですけれども、よく使う日、英、中、韓とかにしておいて、もしそうではない客が来たときに、一応控えで複数版持っておくみたいな、そういう使い方だと思いますね。

(職員)
今日ここに添付させていただいているんですけれども、ご覧のとおりで、結構縦幅をとってしまうんですよね。メニュー全面を使って言葉を表記しますので、一応1枚の紙については、原則としては5つの言語となるんです。ただ、例えばこのお店もそうなんですけれども、登録は例えば10登録、10言語ということでいますと、ようはプリントアウトをもう1枚すれば、残りの5つの言語が合わせてもう1つ出てくるので、イメージでいうと例えばアジア系の言語のメニューが1枚と5言語が入っているんですね。もう一つは西洋系の言語が入っているというような、ようは2つすぐにできるといいますか、無料でつけ足してプリントアウトができます。ただ、1つのメニューについては5言語までという形です。

(記者)
あと、発表案件に関係ないんですけれども、熊本地震から大体10日過ぎまして、現場での現状とか分かってきていると思うんですけれども、千葉市から何か災害支援とかという動きはしていたりするんですか。

(市長)
我々は政令市の仲間ということもありまして、発災直後から飲料水に関しては5万本ですとか、ブルーシートですとかさまざまな大量の物資を送っております。その上で職員、人的な支援という形で、下水道関係ですと、上水まで詰まって下水も詰まっていますから、下水道の復旧のために我々の下水道の職員が4人が1部隊で2部隊、合計8人を派遣していますし、それから保健師が2名とフォローする職員が1名、合計3人が健康支援で行っていますし、あとは建物の危険度判定で2名行っていまして、さらに避難所の運営支援ということで、先日出発式をやりましたけれども、27名が今日出発しています。
さらに今後も指定都市市長会を通して、さまざまな復旧復興段階における要望をもらってくるというふうに思いますので、さらなる追加派遣も含めて、できる限り我々も職員が限られていますが、政令市の仲間としてできる限りの支援をしたいとそういうふうに思っています。

(職員)
今日時点で42名が向かっておりました。

(記者)
職員が42名。

(記者)
私も16日から1週間行ってきましたけれども、支援物資が全然足りないとかいう話が出ている中で、千葉市がその先んじてというか、タイムリーに災害時受援計画を公表されて、あれはすごいタイムリーで、実際は震災があったときにはスムーズにあたられるようにというふうなことだと思うんですけれども、逆に今回、熊本地震が遠く離れた場所なんですけれども、被災状況を見てみて、振り返って千葉市はこういったことをやらないといけないんじゃないかとか、もしかしたらこういったところを、もしうちらも被災したら見直していかなくちゃいけなんじゃないかという点が見えていたら、参考程度に教えていただきたいと思います。

(市長)
熊本地震が落ちついたら、私たちも熊本市の震災対応などを分析、研究させていただきたいというふうに思っていますけれども、ですから物資の問題をひとつとっても、東日本大震災などを教訓にして、私たちはやはりロジスティックの部分ですよね。そこに関してはしっかり考えなければいけないということで、例えばトラック協会ですとか倉庫協会、いろんなところと協定を結んできたりしてきているわけです。そういう意味で、その熊本市や熊本県さんがどこまでそういったことを用意されていて、もしくは用意していたのだけれども機能しなかったのかということはしっかり分析をしなければいけないと思っています。我々は少なくとも東日本大震災の教訓を受けて、この間できる限りその実践的なマニュアルですとか、もしくは協定の締結とその準備などをしてきたつもりですので、それを受けて、いま一度熊本が落ちつかれたら分析をさせていただき、必要な見直しや改善はしておきたいと、そういうふうに思います。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
京葉線とりんかい線の相互直通の話なんですけれども、あらためまして伺いますが、これが実現したら具体的にどういった効果があるとお考えなのか教えていただけますでしょうか。

(市長)
何といっても京葉線沿線の魅力が向上するというのが大きいと思うんですよね。やはり通勤であったり、もしくはここに事業所を構えられている方々にとって、もしくはそれを検討されている方々にとってみれば、京葉線の利便性というのは大きく高まりますので、そのことによって京葉線沿線地域の全般で地価の上昇効果ですとか、そういうものが期待できるということがあります。広域的にみると、当然ながらTDLもありますし、それから幕張新都心もありますし、そういった意味では東京も含めた臨海部の交通が利便性を増すことによって、東京方面から見たときの交通の利便性というものは高まってくると思います。
また、りんかい線の交通政策審議会の答申にもあるとおり、もし仮に羽田アクセス新線というものが整備されることになってきた場合には、このりんかい線との直通運転が図られることで羽田と、そしてディズニーランド、もちろん幕張というのが全て一本でつながることになりますので、そうした部分での利便性というのは大変大きいんだろうと、そういうふうに思っています。

(記者)
市長、あらためて千葉氏についての質問で恐縮なんですが、昨日付けで新入社員がきまして市長と同じ関西の出身なんですけれども、実は昨日の赴任早々に千葉氏に関心をもって千葉氏を調べ始めております。その辺であらためて質問をさせていただきたいと思うんですけれども、会見の後、千葉氏どらやきの希望社レクチャーがあります。こういった民間の動き、民間の方の千葉氏を盛り上げようとする動きについてご感想を1つお聞かせいただきたいというのが第1点、第2点があらためてなんですけれども、千葉氏をまちづくりに生かしていくという市長の思いと、今後についてをお聞かせいただければと思います。

(市長)
まず千葉氏どらやきですが、さすが虎屋さん早いなという感じがいたします。私からすると、例えば地域の名物をつくるときも結局そのまちのルーツですとか、アイデンティティですとか、そうしたストーリーがどこにあるかで、皆さん当然ながらつくれるか、つくれないかというのがあると思うんですね。横浜、神戸でしたら困らないと思うわけですし、別に大阪でも京都でも困らない、これが何かこのまちといえばこれというのが、カラーがないことによって、みんながめいめいばらばらに名産品をつくることによって、何となくイメージが分散してしまうというのが、これまであったと思うんですね。ですから、我々からすると、例えば千葉氏はこれだけではないですから、ある種この千葉氏という歴史的なもので1つ基準ポイントをつくれば、これにちなむ形でできてくると、今回は千葉氏のどらやきというだけかもしれないんですけれども、ではこの源平時代の食生活とかにちなんだ形でやってみようですとか、もしくはこの千葉氏のエピソードから何か引用してこうしてみようかですとか、いろんなものが生まれてくると思うんですね。それは単に物産だけではなくて、まちづくりも同じで、そのまちの統一的なデザインというのがないわけですよね。それが例えば千葉氏であり鎌倉に我々の力点を1つポイントをおこうよといった瞬間に、では鎌倉時代の例えば建築物とかのデザイン様式ってどうだったっけとか、デザインの特徴ってなんだっけとなってくると、例えばですけれども、その千葉神社なり亥鼻周辺のお店が店舗のリニューアルをする際にこの色を使うべきだよねとか、このデザインで例えば幌とかやるべきだよねとか、だんだんイメージが収れんされてくると、それが10年、20年して、統一感のあるまち並みになってくるというふうに思います。
スポーツもそうですし、イベントもそうですし、ソフト、ハードの両面ともに、私たちが千葉氏だけではなくて、幾つかのものをつくっていくことによって、そこから皆さんのものが派生していただければ、最終的にはまちに一体感が出てくるんだろうというふうに思っていますので、本当にこういう民間がこうしていただけるのはありがたいですし、やっていく中で、歴史はやはり1つ、特に地元をよく知る方々にとってみれば一番琴線に触れるんだなというのをあらためて感じています。私もいろんなまちに住みましたけれども、それぞれ歴史にちなんでやっていますので、千葉市もせっかく分かりやすい歴史を持っていますから、千葉市で千葉氏ですから分かりやすいですよね。

(記者)
ありがとうございます。

(市長)
それでは、研究レポートを後でいただければと思います。

(記者)
千葉おもてなしSHOPガイドの関係なんですけれども、外国人観光客がかなりの伸び率を示しているというお話でしたけれども、実際千葉にいらっしゃる外国の方というのは、恐らく東京でなかなか宿泊できるところがなくて、千葉の方に流れている人が多いのではないかというふうに言われているかと思います。実際ツアーバスなので、周辺に足を伸ばすというのがなかなか難しいところではあるのだろうというふうに考えていたんですけれども、その取り組みというのは、まちにいかに出てもらうというところの取り組みではないかと、私としては受け止めていますけれども、宿泊だけではなくて、千葉というものを味わっていただくにはどうしていったらいいのかという方法について、市長のお考えをお尋ねしたいと思います。

(市長)
1つは、当然ながら外国からきた方々が求めるものをつくるということが、まず第1だというふうに思うんですよね。日本人、千葉の人を相手にするのと、外国の人を相手にするのとでは、多分ポイントが違うケースもありますので、いずれにしても共通なのは、やはりオンリーワンのものをつくっていただく必要があるというのが1つだと思うんですよね。そのものだということだと思うんですけれども。
2つ目は、何といってもそれが外国人の方々に伝わる形でなければいけないというふうに思いますので、そういった意味では、外国語ですとかそうした対応をしていただく必要がありますし、それを我々が支援させていただきます。
それで3つ目は、そういうものをつくっていても、そもそもその情報が外国、特に千葉に来る人たちに届いていなければいけない。例えばこのサイト1つとっても、このサイトを外国人がアクセスして初めて効果がでますので、そういった意味ではターゲットとなる人たちが、外国の人たちがきちんと見るところまでどうしていくのかということが、次に我々はやらなければいけないと思っていまして、そこの部分も含めて今検討、研究をしているところですね。

(記者)
パンフレットについては、ホテルであるとか…

(市長)
こういうハード的なものは、昔からホテルとかそういうところに置けば、ある種いいと思うんですけれども、今の旅の形式というものは、例えば自国である程度、大体口コミサイトとか何らかでいろんなものを、大体なことを調べた上で来られていますから、それぞれの国での普段そういう方が、個人で旅行をされている方々がお調べになるようなものから、千葉の情報が伝わるようにしなければいけないということで、ここが少し行政的には弱いところなので、そこを何とかしなければいけないなとそういうふうに思います。
大変おもしろい話は、中国人の方々は、日本にサーバーがあるとその時点で中国国内でのファイアウオールではじかれてしまうので、幾ら中国語を載せてもそもそもアクセスできませんですとか、ですから中国国内のサーバーに置いて、ホームページを載せなければいけないですとか、こういうことも含めて、やはりいいものをつくって載せたから、あとは来てくれというわけではなくて、相手側にどうやって届けるかも、我々が少しこれからやらなければいけないのかなと思っています。

(記者)
京葉線とりんかい線の相互直通運転についてなんですけれども、お話しの中で、料金改定などについては、交渉ごとで、意思決定の問題であるというふうなお言葉もありましたけれども、実際の実現にはかなりハードルが高いというのもあり、今後政治家としての力量がためされるようなところでもあるかなというふうに感じているんですが、市長としての意気込みについて、あらためてお伺いできればと思います。

(市長)
最終的には東京都さんとJRさんの交渉ごとになるので、我々としては外野になるわけですよね。ただ、少なくとも我々はできる限り機運を高めるというところに関しては、全力を尽くしてきているというふうに思いますし、この取り組みは、私とするとこの数年来の機運の状況を見ていると、かなり高まってきているとは思います。もちろん、それが実現するかどうかというのは、最終的に当事者間の行動によるものですけれども、過去になくそういう意味では、機運としては高まってきているというふうに思いますので、我々は今後も当事者の方々が、我々にとって望ましい方法に決断していただけるだけの汗をかくことが、私たちの役割だろうと思いますし、それを今後も貫いていくという気持ちでございます。

(司会)
他に質問ございますか。よろしいですか。よろしければ以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

 

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総合政策局市長公室秘書課

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ファックス:043-245-5529

hisho.POM@city.chiba.lg.jp

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