更新日:2017年1月20日

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質疑応答(平成29年1月5日)

日時 平成29年1月5日(木曜日)13時30分~13時56分
場所 本庁舎3階 第一会議室

 

質疑応答

(記者)
よろしくお願いいたします。まず最初に、新年最初の記者会見ということで、市長の年末年始の過ごし方と、あとその中で例えば世間の出来事ですとか、千葉市のこれからについて考えをめぐらせたことなどございましたら教えてください。

(市長)
基本、本当に家族と子どもたちとゆっくり過ごさせていただきましたので、どちらかというとリセットさせていただいた上で、これから千葉市として何をやっていくかということをいろいろ頭の中で整理をしていたような感じですね。あとはどうしても私の場合、年末年始に予算編成資料を読み込む作業がありますので、お預かりをする税金を少しでもいい形にするために、少し勉強をしていたという感じですので、例年と同じ過ごし方でございました。

(記者)
少し関連してといいますか、新年の抱負についても一言お願いいたします。

(市長)
新年の抱負という意味では、去年がいろいろと完成したり達成したり成果を出した年ですけれども、今年はまた新たなビジョンなりをつくっていく年になりますので、そこが重要かなというふうに思っています。市長選挙もありますので、できる限り自分一人で政策公約集をつくり上げるのではなくて、より多くの市民や関係者の意見を吸い上げて、オール千葉での4年間の道しるべになるような計画、政策をまとめられるように今年は努力したいなとそういうふうに思っています。

(記者)
あと、発表事項に関連して1点、保育士の方でお尋ねしたいんですけれども、今こうした保育士の修学資金貸付ですとか、潜在保育士の復帰、促進というのは、いろいろな市町村や、県も含めて取り組んでいるところだと思うんですけれども、背景としてやはりこの千葉みたいに、例えば千葉から他の市とかに通勤する保育士さんとかもいると思うので、市境を越えた保育士の獲得の競争というか、それみたいなふうにも言える状況はあると思うんですけれども、そうした状況について、市長としてはどうごらんになっていくかといいますか、この保育士の支援事業といったものをどう政策の中で位置づけていくのか、いろいろ予算についても制約とかもあるかと思うんですけれども、その辺についての考えもお聞かせください。

(市長)
大事なことは、自治体間競争みたいな形で、その保育士の争奪戦みたいにならないようにしたいというのが我々県庁所在地としての一つの考え方かなというふうに思います。その上で、保育士を目指す方であったり、もしくは潜在的な保育士の方ができる限り保育の現場に行こうと思ってもらえるような、そういう支援は自治体間競争の関係ではないと思いますので、それは私たちとしてしっかりさせていただくというところです。あとは、今、市境の部分をおっしゃいましたので、それについてはやはり今、市原市や四街道市さんと一緒にそうした市境を越えた保育や子育て支援の連携について進めていますので、そういったものを我々としては、これからもさらに充実させていきたいなとそういうふうに思っております。

(記者)
ありがとうございます。以上です。

(記者)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。発表事項の1点目なんですけれども、主な出来事のところで、加曽利貝塚のところなんですが、今年は特別史跡指定を目指しているということで、どれくらいまでに文化庁に申請したりですとかのお考えがありましたらお聞かせ願いたいです。

(市長)
これは文化庁との協議次第にはなるんですけれども、そういう意味ではなかなか時期というのは申し上げにくいところはあります。その上で今言える人もいませんし、なかなか言えないということです。ただ、私として明確に申し上げるのは、やはり私は今年申請をするというそういう思いで数年かけて準備をしてきましたので、最後までその文化庁の指導をいただきながら、申請してもいいよというふうに言っていただけるまで、我々としては今年頑張りたいなというふうに思っております。

(記者)
あと、市民ギャラリーさんの方なんですけれども、今回が初の個展ということで、千葉市には千葉市美術館があると思うんですけれども、その中で市民ギャラリーでこれをやることになった理由を教えてください。

(職員)
一昨年に当館で千葉にゆかりのある期待の作家を紹介する機会を多く設けておりまして、一昨年の夏に3名の千葉にゆかりのある若手の作家の展示を行いました。その際に、牧田愛さんも千葉市中央区出身ということでお声をかけさせていただきまして、そこで市民ギャラリーには庭園があって、その中にある小さなギャラリーというその空間を大変気に入っていただけまして、ぜひここでも個展をしたいという声も上がりました。当館としてもこれから世界で活躍していく美術家の1人なのですが、千葉市中央区で生まれてまさに千葉市に彼女の人生の原点があるということで、ぜひ市民の皆さんにも知っていただきたいということで、個展を開催することになりました。

(記者)
どうもありがとうございます。以上です。

(記者)
保育士の修学資金等貸付事業の件ですが、これが保育士等とあるんですけれども、保育所以外のどういう場所についてですか。

(職員)
認定こども園ですとか、小規模保育所であるとか、あと地域型保育施設が対象になります。

(記者)
別件でもう1点で、去年始まった幸せシフトですけれども、今年は少し難しかったのかもしれませんが、取得の状況を教えてもらえたらと思います。

(職員)
今年の年末につきましては、残念ながら休日との日数がかなり空いてしまったので、特別にそういう幸せシフトということは実施いたしませんでした。

(記者)
今年もよろしくお願いします。市長というか、これは局長になると思うんですが、保育士の貸付事業で今、市ではどれくらい保育士の方が働いていらっしゃるか。やめる方、始めるがいて、毎年人が入れ替わると思うんですが、大体どれくらいの数を確保しなければいけないというか、そういう目安の数を教えてください。

(職員)
まず、保育士の数なんですけれども、公立保育所、正規の職員が625人、非常勤が278人、民間の保育園ですが、正規職員が1,140人、非常勤が431人となっております。千葉市として必要な保育士数なんですけれども、平成31年4月までに待機児童0を目指しておりますので、それには4,000人の定員を確保しなければならないということで、現在全体では4,000人の保育士がプラスで必要になってくるんですけれども、既に2年間で1,760人確保しておりますので、あと2年間で2,240人を確保するのが目標でございます。

(職員)
数の訂正をさせていただきたいんですけれども、子どもプランでの平成31年度の目標整備量に対して、今後3年間で500人の保育士を確保する必要があると見込んでおります。

(記者)
本年もよろしくお願いいたします。保育士の関係なんですが、保育補助者雇上費貸付制度に関して質問なんですけれども、保育士資格を持たない保育補助者ということで何点か質問です。どんな人を対象としているのか、例えば学生さんであったり、どういう人なのか、そしてこの保育補助者というのはどんな仕事をするのかというのをまず教えていただきたいです。

(職員)
保育補助者につきましては、対象者は、今保育士資格を持たずに保育所に勤務している方で、特に学生さんには限らないんですけれども、将来保育士資格を取って保育士として働きたいというふうにして考えている方です。仕事の内容なんですけれども、保育士が行っている保育の補助です。例えばイベントなどがあったときにその準備の手伝いですとか、あといろいろな保育の記録をつけたりですとか、そういった業務を行っております。

(記者)
引き続きなんですけれども、これは将来保育士を目指す人の職場体験的な狙いとかというのもあるんですか。

(職員)
それはあくまでも保育士の確保ということで、将来保育士資格を取りたいと考えている方に取っていただくことが目的です。

(記者)
この事業は珍しいんでしょうか。

(職員)
今回、国の補助事業を使っておりますので、ほぼ全国的に行われていると思います。

(記者)
分かりました。ありがとうございます。

(記者)
あらためて保育士のことで市長にお伺いしたいんですけれども、争奪戦にしたくないというお話が先ほどあったと思うんですけど、イメージとしては私も同意するものではあるんですけれども、ただ、他方で逆に考えてみると、ある意味争奪戦になった方が保育士自身の人から見ると、自分たちの環境がよくなる人もいるのではないのかなともいうふうにも思いまして、その点も踏まえて争奪戦にはしたくないという言葉の背景事情というかお考えを説明していただけないでしょうか。

(市長)
その保育士の争奪戦になってしまった場合というのは、ますます保育士の偏在化というのが進んでいくことになるというふうに思います。それは決して地域全体で見れば好ましいことではないことだと思います。保育士そのものの給与水準の問題も仮にあるのであれば、当然それは国の制度の中で改善されるというのがやはり基本的な解決策になりますし、私たちもそれを強く国に対してあらゆる場を通して言ってきておりますので、それは我々としてははできる限り、そうした地域間の奪い合いを助長するようなことというのはとりたくないです。ただし、やはり保育士の方々の働きやすい環境をつくるというのはこれは大変大事なことでありますので、こういう取り組みであったり、他にも我々とすればさまざまな形で保育士の方々が千葉市で働こうと思ってもらえるような、そういう対応を自治体としてやっていくという感じです。

(記者)
最後に、さまざまな対応について、今1、2個例をいただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

(市長)
例えば私たちでいえば、保育士の方々が実際に保育所に子ども預ける場合に最優先で預けられるようにしたり、こういうような取り組みをやってきておりますので、そうした支援を我々については保育士ファーストでいろんなことをやっていくということになります。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
先ほどの保育士の優先的な入所の関係で、千葉市の場合は政令市の中では比較的早くから実施されてもう2年やられて、大変効果も出ているとは思うんですが、その辺の受け止めといいますか、あと今後これを続けていきたいとかその辺りを教えてください。

(市長)
実際にこれで保育士になっていただいているケースというのは、それなりに実績として出てきていますので、やはり我々は、これは市民にも理解は得られるというふうに思っておりますので、保育士の皆さん方ができる限り保育士を辞めずにかつ千葉市で働き続けていただけるように、我々とするとやることができる細かな政策を積み上げていくということが大事だと思います。また、それから一方で保育士の確保だけではなくて、保育所をつくりやすくするということの意味でも、やはり当然ながら支援が必要だというふうに思っております。

(記者)
先ほど言われた保育士ファーストといいますか、なるべく保育士の方が働きやすい場づくりというのが必要ということですか。

(市長)
そこは民間保育園協議会等ともしっかり意見交換しながら、必要な対策をとっていくということになります。

(司会)
よろしいですか。それでは、以上をもちまして、記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

 

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総合政策局市長公室秘書課

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