平成27年度第1回外国人市民懇談会を開催(6月20日)
1.外国人市民懇談会とは
平成27年(2015年)6月20日、千葉市国際交流プラザにおいて、平成27年度第1回外国人市民懇談会を開催しました。
この懇談会は、外国人市民の地域社会への積極的な参加を促進するため、外国人の視点による意見を市政に生かしていくことを目的に毎年開催しています。
今回は、千葉市が「救命バイスタンダー日本一の政令市!」を目指して取り組んでいる、救命講習会(応急手当ができるバイスタンダー(救急現場に居合わせた人)を育成する)について、「多くの外国人に参加してもらうためには」をテーマに、外国人市民の皆さんからご意見やアイディアをいただきました。
2.胸骨圧迫・AED使用法の説明・体験
懇談会では、3グループに分かれ、千葉市消防局警防部救急課から応急救護の必要性をはじめ、救急の119番は外国語(英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語)での対応が可能なこと、救急車の中では絵で描かれたカードなどを使った指差し確認で症状を伝えることなど、知っておくと便利な知識の取得や胸骨圧迫訓練・AED使用体験をしていただきました。
参加者のほとんどが母国でも、このような講習会を受けたことがなく実習では苦戦していましたが、千葉市の安全・安心に対する取り組みを評価するとともに、このような機会があることを多くの外国人に知らせるべきだと、グループディスカッションでは様々なご提案をいただきました。
3.グループワークと結果発表
最後に、各グループで出された意見や提案をまとめ、その結果を発表していただきました。
【Aグループ】【情報発信(広報)】
- 多言語のチラシ(入管配付)、動画で必要性をアピールする。
- 携帯、Webサイト、モノレール・バス広告などで案内する。
- 外国人が多く集まる教会や留学生が多い大学などでチラシを配布する。
- 外国人の児童が通う保育所などで保護者にPRする。
- 日本語学校などで案内する。
- 講座参加型の個人募集と団体申込による出前講座の申請方式があることを周知させる。
【Bグループ】
- 講習会の通訳として国際交流協会の通訳ボランティアを活用する。そして、講習会が「通訳あり」であることをPRする。
- 市役所、入管等に絵で掲示して案内する。
- 学校で外国人向け講習を行う。(家族が集まる運動会などで)
- 入管の資格外申請の待ち時間で、案内や講習会を行う。
- 自治会、会社等に働きかけて案内する。
- 夜間に講習会を実施する。
- 大学留学生会と協力して実施する。(ゲーム感覚のイベント)
【Cグループ】
- 人通りの多い道、公園、コンビニ等に掲示して案内する。
- 街宣車でPRする。
- 日本語学校の先生から案内してもらう。
- 外国人と繋がりのある日本人を通じて案内してもらう。
- 便利屋、会社等の情報誌に掲載する。
- 教会やモスクのネットワークを利用して周知する。
- 消防局を起点として、各組織(教育機関、民間企業、教会・モスク)の上から下に広めてもらう。
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