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千葉市トップページ総務局 > 総務部 > 総務課 > 平成16年第1回千葉市議会定例会 平成16年度当初予算案等 市長提案理由説明

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更新日:2006年2月22日

平成16年第1回千葉市議会定例会

平成16年度当初予算案等
市長提案理由説明

平成16年2月23日

目   次

はじめに
市政運営の基本的な考え方
平成16年度予算編成の考え方
予算案の概要
主要施策
 1. 緑と水辺に恵まれた多自然都市を創る
 2. 地球と共に生きる循環型都市を創る
 3. 安心して暮らせる健康福祉のまちを創る
 4. 生活環境のゆとりと安全を確保する
 5. 都市の機能と表情を豊かにする
 6. 豊かな心をはぐくむ学びの場を広げる
 7. 様々な交流から新しい文化を創造する
 8. 躍動し賑わいを生む産業を展開する
 9. 参加と協働の社会を創る
行政改革の推進等
平成15年度補正予算案
条例議案等

〔はじめに〕
本日ここに,平成16年第1回市議会定例会を招集し,平成16年度予算案をはじめとする重要案件のご審議をお願いするにあたり,その大要とあわせて私の所信の一端を申し上げ,議員並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 我が国経済は,雇用情勢が依然として厳しいものの,企業収益の改善等,企業部門を中心に前向きな動きが現れており,政府は,こうした明るい兆しが,企業から家計,都市から地方へと日本の隅々にまで浸透するよう,引き続き「官から民へ」「国から地方へ」の改革を推進することとし,持続的な経済成長の実現をめざしています。
なかでも,地域の再生と経済活性化については,都市再生,構造改革特区,地域再生など,地域の知恵と民間活力を活用した取組みが推進されています。
また,地方分権を推進する「三位一体の改革」については,国庫補助負担金の廃止・縮減や地方交付税の減額が行われ,新たに所得譲与税が創設されましたが,真の地方自治の確立のためには,早期の本格的な税源移譲が不可欠であり,さらなる取組みが求められています。

 このような社会経済情勢の中で,私は,地方自治体の担うべき役割をしっかりと受け止め,今後とも,「やすらぎをはぐくみ 未来を支える都市づくり」を目標に,市民福祉の一層の向上と市政の発展のため,全力で取り組んでまいります。

〔市政運営の基本的な考え方〕
本市を取り巻く諸情勢は,大変厳しいものとなっておりますが,私は,91万市民の皆様が,将来にわたって安心していきいきと暮らすことができるよう,常に市民の視点に立ち,計画的かつ効率的に市政を展開していかなればならないと考えております。

 このようなことから,平成16年度は,「新5か年計画と行政改革の推進」を基本方針に掲げ,各施策を着実に進めることとし,新5か年計画事業については,緊急性や重要性などの視点から厳選し,引き続き,「少子化対策」「都市再生への取り組み」など7分野に重点的に取り組むほか,防犯・防災等の分野にもしっかり取り組んでまいります。

〔平成16年度予算編成の考え方〕
次に,平成16年度予算編成の考え方について申し上げます。
平成16年度予算の編成方針については,既に昨年の第4回定例会において,基本的な考え方をお示ししたところですが,その後,国の予算案や地方財政計画などを勘案し,ただいま申し上げました市政運営の基本的な考え方に基づき,予算案を編成したところです。

 歳入については,自主財源の根幹を占める市税収入が,企業収益の緩やかな改善により,法人市民税が増収となるものの,給与所得の減少や地価下落の影響などにより,個人市民税や固定資産税が減収となることから,市税全体としても前年度予算額を下回る見込みです。
依存財源では,国庫支出金において,国の三位一体の改革に伴い,公立保育所運営費等国庫補助負担金の一部が一般財源化され,それに対応する税源移譲として所得譲与税が創設されるものの,地方交付税については,地方財政計画の縮減等により,臨時財政対策債を合わせた総額が前年度予算額を大幅に下回る見込みです。
一方,歳出については,生活保護費等扶助費の増加に加え,新5か年計画の4年次目として,少子化対策のほか,保健福祉基盤や生活環境の整備など,市民生活の質的な向上を図るための各施策に,多額の財政需要が見込まれることから,財政収支は極めて厳しい状況にあります。

 このような財政状況のもとで,私は,新年度の予算編成にあたり,「新行政改革推進計画」に基づき,事務事業評価システムを活用した事務事業の見直しや,一層の経費の節減合理化に努めるとともに,各施策についても,常に市民の視点に立ち,緊急性や重要性などから,厳しい選択を行い,限られた財源を重点的・効率的に配分することとしました。
また,公共料金についても,市民負担の公平確保の観点から,受益者負担の原則に基づき,必要最小限度での改定を行うこととしました。

 そのうえで,「新5か年計画」を着実に推進し,市民福祉の一層の向上と市域の均衡ある発展を図ることを基本とし,予算案を編成したところです。
特に,
自然環境保全や循環型社会づくりなどの「環境問題への対応」
子育て支援や児童の健全育成などの「少子化対策」
高齢者の生きがい対策や介護予防などの「高齢社会への対応」
花の都・ちばをめざす「都市イメージの確立」
創業支援や雇用創出などの「地域経済の活性化」
蘇我特定地区や中央第六地区の整備などの「都市再生への取り組み」
電子市役所の実現などの「情報化の推進」
の7分野に重点的に取り組み,各種事業の充実を図ることとしました。

 このように,平成16年度予算は,限りある財源のもとで多くの財政需要を抱え,厳しい編成作業でありましたが,議会におけるご審議や予算編成にあたってのご要望,市民アンケート等による市民の皆様のご要望などを的確に把握し,あわせて各区のバランスにも意を用い,各種事業の推進に努めたところです。

〔予算案の概要〕
以上のような考え方に基づいて編成しました議案第10号から議案第29号までの平成16年度の予算規模は,
一般会計  3,456億円 
特別会計  3,676億800万円
合計で   7,132億800万円  であります。
これを前年度の当初予算と比較しますと,
一般会計  2.2%の増
特別会計  9.2%の増
合計で   5.7%の増    となります。

 次に,一般会計の歳入について申し上げます。
まず,市税については,個人市民税や固定資産税の減収により,前年度に比べ,1.9%減の1,590億円となっております。
地方交付税については,国の三位一体の改革による見直しの影響により,前年度に比べ,18.8%減の32億5,000万円を計上しました。
市債については,減税補てん債を活用したほか,斎場建設や市民球技場整備,さらには小中学校校舎の大規模改造や保健福祉センター整備など,継続的に実施している事業の着実な推進を図るため,新たに創設された地域再生事業債を有効に活用したことなどから,市債全体では前年度に比べ,12.5%増の649億5,900万円となっております。
このほか,財政調整基金をはじめ,市債管理基金や市庁舎整備基金など,各種基金を積極的に活用することとし,繰入金を130億5,900万円計上したほか,土地売払収入等の財産収入についても28億8,000万円を計上しました。
次に,歳出については,性質別に見ますと,義務的経費は,生活保護費や児童手当の増などにより扶助費が大幅に増額となったことから,前年度に比べ,1.3%増の1,549億4,700万円となり,投資的経費は,斎場建設や蘇我特定地区整備,小中学校校舎の大規模改造,保健福祉センター整備の推進などにより,前年度に比べ,15.7%増の756億6,700万円となっております。

〔主要施策〕
次に,新5か年計画の施策体系に沿って,新たに取り組む施策を中心に,その大要を申し上げます。

 はじめに,第1部「緑と水辺に恵まれた多自然都市を創る」についてであります。
うるおいをはぐくむ緑と水辺の保全と創造を図る施策として,新たな緑地保全制度の創設に向け,市民緑地や街山づくりのモデル事業等を実施するとともに,坂月川ビオトープの整備に着手するほか,都川総合親水公園について,引き続き用地を取得します。
また,新たに砂浜プロムナードの検討に着手します。

 緑あふれる都市空間の保全と創造を図る施策として,花島公園や稲毛北公園の整備を進めるとともに,市民参加により計画した横戸第六天公園は,17年4月の開園をめざし整備に着手します。
また,特色ある公園として,園生自然生態観察公園や子どもたちの森の整備を進めます。
さらに,稲毛海浜公園プール再整備のための実施設計を行うとともに,泉自然公園のバリアフリー化や亥鼻公園の再整備を進めます。
「花の都・ちば」の都市イメージの確立に向け,新たに,花のオブジェ製作講習会,花とひとのネットワークづくり,ロゴ・キャラクターのバス・モノレール・公用車への啓発ラッピング,花文字畑の製作などの事業を実施するとともに,花いっぱい市民活動助成,自治会への間伐材プランターの配布,児童による手づくりトピアリー,花の名所づくりと花の歳時記,フラワーフェスティバルなどの事業を引き続き推進するほか,花の美術館について,新たに前庭等を含めた全体利用計画を策定します。

 次に,第2部「地球と共に生きる循環型都市を創る」についてであります。
人に,自然にやさしい環境づくりを進める施策として,地球温暖化防止対策に関する普及啓発事業を充実します。
また,ISO14001に則した環境マネジメントシステムの適用範囲を,区役所やポートサイドタワー内の教育委員会等に拡大します。
さらに,「谷津田の自然の保全施策指針」に基づき,保全区域の指定や「谷津田いきものの里」の整備を進めます。
良好な環境の維持保全については,引き続き,事業所への立入り検査等ダイオキシン対策を進めるとともに,有害大気汚染物質や環境ホルモンの実態調査を実施するほか,今後の化学物質の管理方策を検討します。
また,自動車公害対策として,引き続き,公用車への低公害車導入を進めるとともに,民間塵芥車への天然ガス自動車導入や市内路線バスへの粒子状物質減少装置装着に助成するほか,騒音の測定箇所を増やし,監視を強化します。
省エネルギーや省資源を推進するため, 住宅用の太陽光発電設備設置助成を拡充します。

 ごみの排出抑制と適正処理・リサイクルを進める施策として,ごみ減量のための「ちばルール」に基づき,新たに,ごみ減量・リサイクルに配慮した市民の消費行動と事業者の販売活動を促進するとともに,集団回収未実施地区に古紙類の拠点回収方式を導入するほか,生ごみ処理機等の購入費に引き続き助成します。
また,蘇我エコロジーパークについては,企業立地や景観デザインなど都市型環境拠点をめざしたルールづくりを検討するとともに,下田最終処分場跡地の市民ゴルフ場整備に向け,最終覆土工事に着手するほか,新内陸最終処分場については,防災調整池の整備や環境影響評価事後調査を引き続き進めます。
さらに,産業廃棄物処理対策の推進については,次期産業廃棄物処理指導計画策定のための調査を実施するとともに,不法投棄多発地域の夜間・休日等の監視パトロールを引き続き実施します。

 次に,第3部「安心して暮らせる健康福祉のまちを創る」についてであります。
保健福祉基盤の充実を図る施策として,新たに地域福祉計画の策定に向け,市民による検討組織を設置します。
また,保健福祉センターについては,若葉区は17年4月の開設をめざし引き続き整備を進めるとともに,美浜区は地区ホールとの複合施設として整備に着手し,緑区は実施設計を行うほか,中央区は中央第六地区再開発事業による整備を進めます。
さらに,看護師養成施設について,実施設計と敷地造成を行います。

 健康づくりを推進する施策として,新たに,青葉病院に女性医師による女性専用外来や保健所に医療安全相談窓口を開設するとともに,海浜病院に医療情報システムを導入するための調査を実施します。
また,糖尿病対策として保健・医療機関で予防から医療までの情報の共有化を図るとともに,一日人間ドック費用助成を拡充するほか,次期保健医療計画策定に向け,調査を実施します。

 活力ある長寿社会を創造する施策として,新たに「いきいきセンター」は17年4月の開設をめざし稲毛区に整備するとともに,引き続き特別養護老人ホームやグループホームなどの整備に助成するほか,ミニデイ銭湯運営事業を市内9か所に拡大するとともに,新たにシルバー人材センターの作業所を開設します。
また,次期高齢者保健福祉推進計画策定に向け,調査を実施します。

 安心して生み,育てる環境づくりを推進する施策として,子育て支援施策の推進については,乳幼児医療費助成の入院・通院助成対象を,4歳未満児に拡大するとともに,次世代育成支援行動計画を策定するほか,児童手当の対象を小学校3年生までに拡大します。
また,「児童センター」と「子育て支援プラザ」は,中央第六地区再開発事業による整備を進めるとともに,「子育てリラックス館」を新たに3館設置し,各区1館体制とします。
さらに,多様化する保育需要に対応するため,延長保育や一時保育を引き続き実施するとともに,保育ママや保育ルームを拡充するほか,新たな保育園分園の運営に助成します。
このほか,妊娠中のストレス解消と心の安定を図るため,「おかあさんとおなかの中でコンサート」を開催するとともに,保健所に不妊専門相談センターを開設するほか,「エンゼルヘルパー派遣」の対象者を拡大するとともに,子どもルームの新設や改善を行います。
また,新たに,母子家庭等の自立を支援するため,パソコン講習会を開催し就業等を促進するとともに,育児不安の解消と児童虐待の防止のため,保健師による育児支援家庭訪問を実施します。

 障害のある人もない人も共に暮らせる社会を実現する施策として,補助犬について市民の理解を深めるため,新たに同伴可能のシールを店舗に配布します。
また,新たに理美容サービスを開始するとともに,障害者の介護ニーズに対応するため,ヘルパー研修を充実します。
さらに,桜木園の改築を進めるとともに,大宮学園に新たに肢体不自由児通園施設を開設するほか,障害者施設の整備に引き続き助成します。
このほか,新たに大宮学園と療育センターの肢体不自由児通園施設においてデイサービスを開始します。
また,次期障害者保健福祉推進計画策定に向け,調査を実施します。

 次に,第4部「生活環境のゆとりと安全を確保する」についてであります。
快適な生活環境を整える施策として,人にやさしいまちづくりの推進については,引き続き,歩道の段差解消やバス停の上屋を整備するとともに,千葉駅と土気駅の駅舎内のエレベーター整備に助成します。
また,市民トイレ制度の構築に向け,モデル事業を拡充します。
人と車と地域が共生する道づくりの推進については,若松町金親町線ほか24路線の整備を進めるとともに,椿森陸橋や鎌取十字路などの交差点改良を実施するほか,県道本千葉停車場線ほか16路線の電線共同溝の整備を進めます。
また,橋りょうの整備では,幕張町弁天町線の瑞穂橋の整備や土気町47号線の寿橋の架替えを進めるとともに,放置自転車対策について,自転車駐車場整備計画を策定します。
住宅・住環境の整備については,住宅情報の提供や相談を引き続き実施するとともに,住宅建築資金の利子補給を拡充します。
また,市営住宅は,仁戸名町団地の建替えに着手し,新たにシルバーハウジングを導入するとともに,宮野木町第1団地の実施設計を行うほか,引き続き白旗団地の住戸改善を進めます。
さらに,新たに特定優良賃貸住宅の空き家住戸を,若年世帯向けに市営住宅として活用します。

 上水道については,未給水区域の解消に向け,第3次拡張事業の水源を取得するとともに,配水管網の整備を進めます。
また,鉛管の改修や既設配水管の改良を引き続き実施します。
公共下水道については,市街化調整区域を主として新たに383ヘクタールを整備することにより,16年度末の普及率は,94.1%となる見込みです。
また,引き続き,南部浄化センターの高度処理施設と汚泥焼却施設の整備を進めるとともに,水質汚濁緊急対策として,合流式下水道の改善を進めるほか,高度処理水を有効活用するため,新たに再生水圧送施設の実施設計を行います。
農業集落排水事業については,富田地区など3地区の整備を進めます。

 斎場は,17年6月の供用開始をめざし整備を進めるとともに,引き続き周辺の地域環境整備を実施するほか,平和公園は,墓地の拡張整備を進めます。

 安全で災害に強いまちづくりを進める施策として,自主防災組織をさらに育成するとともに,地域住民と連携した防災訓練を実施するほか,防災備蓄品を充実します。
また,引き続き,緊急時の輸送路や避難路を確保するため,橋りょうを補強するとともに,住宅の耐震診断に助成するほか,密集住宅市街地判定調査を実施します。
消防体制の整備については,機動力のある特殊災害対応車を導入するとともに,100トン級の消防艇「まつかぜ」が4月に就航するほか,救急体制について,指令センターに医師を引き続き24時間常駐させるとともに,救急救命士の養成と救命処置拡大に伴う研修・実習体制を充実します。

 市街地の浸水対策として,中央雨水1号貯留幹線や宮崎雨水貯留幹線の整備を引き続き進めるとともに,中央雨水ポンプ場の用地を取得するほか,検見川雨水ポンプ場の運転を開始します。
また,勝田川や高田排水路西部支線調整池などの整備を進めるとともに,引き続き宅地内の雨水貯留・浸透施設の設置に助成します。
防犯対策の推進については,新たに各地域で結成されている防犯パトロール隊の活動を支援するとともに,町内自治会のない地域や防犯上緊急性のある地域に防犯街灯を設置します。
また,安全で快適な生活環境の向上を図るため,新たに「落書きの防止に関する条例」と「路上喫煙等の防止に関する条例」を制定し,落書き消去活動の支援や路上喫煙等の防止に向けた啓発,禁止地区でのパトロールを推進します。

 次に,第5部「都市の機能と表情を豊かにする」についてであります。
魅力ある都心と拠点づくりを推進する施策として,千葉駅西口地区市街地再開発事業は,駅前広場等の実施設計を進めるとともに,用地取得を行うほか,千葉港黒砂台線等の整備を進めます。
また,千葉中央港土地区画整理事業は,道路整備等を引き続き進めます。
中央第六地区再開発事業は,再開発組合が行う実施設計・除却工事等の経費に助成します。
蘇我特定地区は,17年8月のオープンをめざし市民球技場の整備を進めるとともに,引き続き,土地区画整理事業等による基盤整備や国道357号の交差点改良,横断歩道橋の整備を進めます。
また,蘇我駅周辺地区については,自由通路を改修するとともに,西口駅前広場や蘇我駅前線の改良を進めます。
稲毛駅東口周辺については,交通混雑を緩和するため,駅前広場等を改良します。
良好な市街地環境の整備を推進する施策として,狭あい道路拡幅整備助成を引き続き実施します。

 総合交通体系を確立する施策として,国道357号の市役所前交差点から登戸交差点間を立体化する「湾岸千葉地区改良」を促進するとともに,引き続き新港横戸町線の整備を進めます。
また,主要地方道は,浜野四街道長沼線の整備や川崎十字路の交差点改良などを進めるとともに,都市計画道路は,美浜長作町線ほか16路線を整備するなど,都市内幹線道路ネットワークの整備を進めます。
さらに,土気町17号線と誉田町平山町線の整備を進め,市内拠点への交通アクセスを強化します。
公共交通については,超低床ノンステップバス等の導入経費に助成するとともに,新たに花見川区北部地域にコミュニティバスを導入するほか,都市モノレール延伸ルートの調査を実施します。
また,誉田駅の橋上駅舎と南北自由通路の整備に着手するとともに,引き続き北口の駅前広場や駅周辺幹線道路の用地を取得します。
さらに,「総合交通ビジョン」の原案を作成します。

 次に,第6部「豊かな心をはぐくむ学びの場を広げる」についてであります。
次代を担う子どもたちをはぐくむ施策として,幼児教育の振興については,私立幼稚園の預かり保育に対する教材費助成を拡充します。
義務教育の充実については,夢広がる学校づくりを進めるため,農山村留学や職場体験などの体験学習や,地域の社会人の学校活動への参加などを引き続き実施します。
また,少人数学習指導を小学校2年生までに拡充するとともに,学習指導の充実に向け,新たに小・中学生の学力調査を実施するほか,引き続き小学校6年生を対象に,英語に親しむ授業を行います。
さらに,いじめや不登校などに対応するため,スクールカウンセラーを増員するとともに,4月にライトポート若葉を開設し,適応指導教室を拡充します。
高等学校教育の振興については,稲毛高校は,先進的な英語教育を推進するため,新たなカリキュラム開発や海外の交流校との連携方策を検討します。

 学校施設の整備については,鎌取第六小学校は,17年4月の開校をめざし引き続き整備を進めるとともに,打瀬第三小学校は整備に着手し,打瀬小学校は増築を進めるほか,宮崎小学校と打瀬中学校は増築の実施設計を行います。
また,小・中学校のトイレの改善を完了するとともに,小・中学校校舎の大規模改造や耐震補強を実施するほか,屋内運動場の落下物調査を実施します。
さらに,学校二学期制の実施に伴い,新たに小・中・養護学校全校に扇風機を整備します。
このほか,千葉高校の改築の実施設計を行うとともに,大宮学校給食センターは,17年4月の稼動をめざしPFI手法による整備を進めるほか,新たに,こてはしと若葉の学校給食センターにおいて,4月から調理の業務委託を開始します。

 障害児教育については,新たに注意欠陥・多動性障害児等が在籍する学校に,相談員の派遣や指導員の配置を実施します。
青少年の健全育成については,学校不適応の児童・生徒等を支援する指導員を増員するとともに,少年自然の家は,17年4月のオープンをめざしPFI手法による整備を進めます。

 心のふれあう生涯学習を推進する施策として,第三次生涯学習推進計画策定に向け,調査を実施します。
また,公民館については,神明公民館は,17年3月の開設をめざし整備を進めるとともに,白井公民館と若葉図書館泉分館の複合施設の整備に着手するほか,泉谷公民館の実施設計を行います。
さらに,IT講習や子ども向け講座,子育て学習講座などを引き続き実施します。
このほか,図書館については,花見川団地分館を青少年補導センター北分室,花見川市民センターとの複合施設として,17年4月の開設をめざし整備を進めます。
また,「子ども読書活動推進計画」に基づき,子ども読書フォーラム等を開催します。

 次に,第7部「様々な交流から新しい文化を創造する」についてであります。
個性豊かな新しい千葉文化を創造する施策として,若手芸術家を支援する芸術文化奨励制度を引き続き実施するとともに,市民芸術祭や市民オペラ公演などを開催するほか,美術館において「ピカソ,マティスと20世紀の画家たち」展等各種展覧会を開催します。
また,美浜区地区ホールの整備に着手するとともに,こども科学館は,中央第六地区再開発事業による整備を進めます。

 スポーツ・レクリエーション活動を振興する施策として,中田地区でグラウンドゴルフ場や野球場などの用地取得と実施設計を行うとともに,新港清掃工場の余熱利用施設として,アイススケート場と温浴施設は17年10月のオープンをめざし整備に着手します。
また,「国際千葉駅伝」や「千葉国際クロスカントリー大会」の開催を引き続き支援するとともに,ジェフユナイテッドのホームタウンとして市民意識の高揚を図るため,フットサル大会等チームとの交流を深める事業を実施します。

 国際化を推進する施策として,ノースバンクーバー市との姉妹都市提携35年を迎えるため,公式訪問団を受入れるとともに,姉妹・友好都市との文化,スポーツ,青少年交流事業などを進めるほか,引き続き国際交流・国際協力活動を行う市民団体に助成します。

 次に,第8部「躍動し賑わいを生む産業を展開する」についてであります。
地域経済の振興を図る施策として,地域活性化の新たな手法としてのコミュニティビジネスを支援するとともに,厳しい経営環境にある中小企業に対し,金融面から支援するほか,産業振興会館は,中央第六地区再開発事業による整備を進めます。
また,地域の特性に応じた商業振興を図るための指針を策定するとともに,新たに商店街が行う独自の優れた商品開発に助成します。
さらに,引き続き,成長が見込まれる先端技術産業や製造業などの誘致活動を推進するとともに,企業立地に助成します。
このほか,中心市街地の賑わいを創出するため,引き続き,イルミネーション事業等を実施するとともに,TMOが推進する中心市街地活性化事業や商店街が行うイベントなどに助成します。
雇用の安定確保のため,中高年者・パートタイマー就職相談や労働相談を引き続き実施します。
また,緊急雇用対策として,新たにキャリアカウンセラーによる個別指導や就職支援セミナーを実施するとともに,放置自転車追放事業やパソコン指導,公園等の樹木剪定,ごみの適正排出監視,歩道清掃などを行うほか,教育・福祉・防災分野などにおいても各種事業の実施により,雇用を拡大します。

 都市農林業の振興を図る施策として,農業の担い手の確保と育成を図るため,新規就農者の研修や農業版ハローワークを引き続き実施するとともに,より安全で良質な農産物の生産と供給をめざし,環境保全型農業の育成を進めます。
また,家畜排せつ物を適正に処理し,資源としての有効活用を図るため,処理施設等の整備に助成します。
さらに,いずみグリーンビレッジの整備に向け,乳牛育成牧場周辺と下田地区の拠点施設の基本設計に着手するとともに,都市部と農村部の交流・連携を進めます。
このほか,里山を維持するため,森林ボランティアの活動拠点を整備するとともに,シンポジウム等のイベントを開催します。


最後に,第9部「参加と協働の社会を創る」についてであります。
市民主体の都市を創る施策として,コミュニティセンターについては,花島公園の公園センター内に,17年4月のオープンをめざし整備を進めるとともに,稲毛区長沼コミュニティセンターの整備に着手します。
また,各区の特性を生かした文化,スポーツなどのイベントや,「花のあふれるまちづくり」をテーマとした区民ふれあい事業を実施するとともに,花見川市民センターと山王・六方市民センターは,17年4月の開設をめざし整備を進めます。
さらに,市民にわかりやすい政策指標による評価の運用指針を定めるとともに,次期5か年計画の策定に向け,調査を実施します。
このほか,四街道市との合併については,四街道市の住民投票結果や法定協議会の協議を踏まえ,適切に対応します。
男女共同参画社会の形成については,基本計画を策定するとともに,講演会等の啓発事業を引き続き実施します。

 情報ネットワーク都市を実現する施策として,地方税申告や公金の電子納付などのシステム開発を行うとともに,情報セキュリティを確保するため,新たに情報システムの運用について専門機関による監査を実施します。
また,ホームページ利用者が,文字の大きさや背景の色を変えられるようにし,誰もが利用しやすいホームページづくりを進めます。

 以上が,平成16年度の主要施策の大要です。これにより新5か年計画の進捗率は,累計で約77%を見込んでおります。

〔行政改革の推進等〕
次に,行政改革の推進等について申し上げます。
平成16年度は,新行政改革推進計画の最終年次として,事務事業評価システム等を活用し,大胆な事務事業の見直しを行い,給食センター運営の見直しなど87項目に取り組むこととし,当初予算案には,経常的経費の削減を始めとする歳出の削減など,27項目,約40億円を反映しました。
なお,現推進計画が16年度をもって終了することから,更なる行政改革の推進を図るべく,行政改革大綱の見直しも含め新たな計画の策定に取り組みます。
次に,組織改正については,安全で快適な生活環境を確保するための各施策を総合的・効果的に推進するため,市民部を再編し地域安全課を新設するとともに,資源循環型社会の実現をめざしたごみ減量のための「ちばルール」の実践など各施策を推進するため,環境管理部を再編し資源循環推進課を新設します。
また,保健・福祉・医療の様々なニーズに的確に対応するための拠点施設整備の円滑な推進を図るため,保健福祉局に保健福祉センター整備室と看護師養成施設設置準備室を新設し,執行体制を強化します。

〔平成15年度補正予算案〕
次に,今議会に提案しております当初予算以外の各議案について,ご説明申し上げます。
議案第1号は,平成15年度一般会計補正予算です。
歳入歳出予算については,既定予算に66億600余万円を追加するもので,今回の補正により,一般会計の総額は3,469億4,700余万円となります。
主な内容を申し上げますと,国庫補助金等の決定に伴い,海浜打瀬小学校の校舎等買収費,及び弁天小学校の屋内運動場改築事業費,並びに社会福祉施設整備助成費を追加するほか,国道整備に係る国直轄事業負担金や幕張メッセ建設事業負担金等を計上するものです。
また,受給者数の増に伴う生活保護費や各種基金の積立金等を計上する一方,事業費の確定等に伴う減額を行うものです。
次に,継続費は,花見川市民センター整備事業ほか4事業について,事業費の確定に伴い変更するもので,繰越明許費は,道路整備事業ほか33事業の完了が,翌年度にわたる見込みのため追加するもので,地方債は,社会福祉施設整備事業費ほか7事業,及び減税補てん債について,追加及び変更を行うものです。
次に,議案第2号から議案第9号までの8議案は,いずれも特別会計の補正予算です。
議案第2号の国民健康保険事業特別会計は,老人保健拠出金の確定等に伴い減額を,議案第3号の介護保険事業特別会計は,利用者数の増に伴い,介護サービス給付費等の追加を行うものです。
議案第4号の中央卸売市場事業特別会計は,青果棟変電所改良事業について,事業費の確定に伴い継続費の変更を行うものです。
議案第5号の都市計画土地区画整理事業特別会計は,検見川・稲毛地区の建物移転補償等の完了が,翌年度にわたることから繰越明許費の追加を,議案第6号の市街地再開発事業特別会計は,千葉駅西口地区の埋設管移設補償の完了が,翌年度にわたることから繰越明許費の追加を行うものです。
議案第7号の公債管理特別会計は,市債の借り入れ利率の低下等に伴う償還利子の減額を行うものです。
議案第8号の病院事業会計は,青葉病院の患者数が当初見込みより下回ったことから,医業収益及び医薬材料費等の減額を行うものです。
議案第9号の下水道事業会計は,国庫補助金の決定に伴い,管渠布設に係る債務負担行為の追加を行うものです。

〔条例議案等〕
議案第30号は,専決処分について,ご報告するもので,市長及び担当助役の給料を減額する措置を講じたものであります。
議案第31号から議案第51号までの21議案は,いずれも条例の制定改廃についてであります。
議案第31号は,定年・勧奨退職に係る退職手当の支給月数を見直すほか,所要の改正を行うもので,議案第32号は,地方公営企業労働関係法等の一部改正に伴い,関係条例の規定を整備するもので,議案第33号は,地方公務員災害補償法の一部改正に準じ,虚偽の報告等をした者に対する罰則を強化するもので,議案第34号は,3月期の期末手当の廃止に伴い,所要の改正を行うもので,議案第35号は,地方税法の一部改正に伴い,規定を整備するものです。
議案第36号は,落書きの防止に関し必要な事項を定めることにより,都市の美観を確保するため,議案第37号は,路上喫煙等の防止に関し必要な事項を定めることにより,歩行者等の身体及び財産の安全を確保するため,いずれも条例を制定するもので,議案第38号は,路上駐車場を廃止するものです。
議案第39号は,病院の開設許可等の事務が県から移譲されることに伴い,これらの事務に係る手数料を定めるもので,議案第40号は,食品衛生法等の一部改正に伴い,規定を整備するもので,議案第41号は,乳幼児医療費助成対象者の年齢を変更するもので,議案第42号は,介護納付金賦課額の保険料率を改定するほか,所要の改正を行うものです。
議案第43号は,大宮学園の改築整備に伴い,新たに肢体不自由児通園施設たけのこルームを設けるとともに,同施設において児童デイサービス事業を行うため,所要の改正を行うもので,議案第44号は,肢体不自由児通園施設すぎのこルームにおいて新たに児童デイサービス事業を行うとともに,定員を変更するものです。
議案第45号は,使用済自動車の再資源化等に関する法律の施行に伴い,引取業者の登録等の事務に係る手数料を定めるもので,議案第46号は,競輪の実施に関する事務の一部を私人等に委託できることとするもので,議案第47号は,新たに,谷当農業集落排水処理施設を設置するものです。
議案第48号は,市立高等学校の授業料を改定するもので,議案第49号は,加曽利青年館及び中野青年館を廃館するもので,議案第50号は,県からの事務移譲に伴い,所要の改正を行うもので,議案第51号は,花見川消防署の移転に伴い,その位置を変更するものです。
議案第52号は,海浜打瀬小学校の校舎,屋内運動場及びプール棟について財産の取得を行うもので,議案第53号は,包括外部監査について契約を締結するもので,議案第54号は,工事委託契約に係る議決事件について委託期間を変更するもので,議案第55号は,市道路線を認定及び廃止するものです。

 なお,昨年の予算審査特別委員会における指摘要望事項については,お手元に配布の報告書のとおり,十分配慮し,適切に措置したところです。

 以上,市政運営に対する私の所信の一端,並びに平成16年度予算案をはじめとする議案の大要などについて申し上げました。
よろしくご審議いただきまして,原案にご賛同賜りますよう,心からお願い申し上げる次第です。


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