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更新日:2021年3月29日

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平成21年第3回定例会提案理由

本日ここに、平成21年第3回定例会を招集し、条例案などのご審議をお願いいたすものであります。

ただ今提案をいたしました各議案につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。
議案第78号は、平成21年度一般会計補正予算であります。
歳入歳出予算については、国の経済危機対策による第1次補正予算に伴い、小学校校舎の耐震補強工事費や子育て応援特別手当支給に係る経費等を計上するとともに、国庫補助金の決定に伴い、JR千葉駅西口自由通路整備費等を追加するほか、要保護世帯緊急援護資金貸付金に係る経費などによりまして、総額54億200万円を国庫支出金等を財源として追加するものであります。
今回の補正によりまして、一般会計の総額は、3,466億9,100万円となります。
次に、繰越明許費は、子育て応援特別手当事業ほか2事業の完了が翌年度にわたる見込みのため追加するもので、地方債の補正は、道路橋りょう整備事業費ほか2事業について追加・変更を行うものです。

議案第79号から第83号までの5議案は、特別会計の補正予算で、総額4億5,700万円を追加するもので、今回の補正によりまして、特別会計の総額は3,924億2,000万円となります。
議案第79号の国民健康保険事業特別会計は、平成21年10月から23年3月までの暫定措置として、出産育児一時金が引き上げられることに伴い増額するもので、議案第80号の老人保健医療事業特別会計は、平成20年度決算の確定に伴い、国庫支出金等の超過交付分の償還金を追加するものです。
議案第81号の介護保険事業特別会計は、前年度剰余金を介護給付準備基金へ積み立てるとともに、国庫支出金等の超過交付分の償還金を追加するもので、議案第82号の公債管理特別会計は、市債償還利子の減額を行うものです。
議案第83号の病院事業会計は、両市立病院の産婦人科医師の処遇改善を通じ、その確保を図るため、分べん業務手当に係る経費を追加するとともに、旧市立病院における医療事故の和解金を計上するものであります。

議案第84号から第92号までの9議案は、いずれも条例の制定改正についてであります。
議案第84号は、入札制度の運用状況及び改善に関する事項について調査審議する委員会を設置するため条例を制定するもので、議案第85号は、市長等及び一般職の職員の退職手当について新たな支給制限及び返納等の制度を設けるもので、議案第86号は、市立病院に勤務する医師に対し、新たに分べん業務手当を支給することとするものであります。
議案第87号は、出産育児一時金の額を暫定的に引き上げるもので、議案第88号は、新たに千葉市土気いきいきセンターを設置するもので、議案第89号は、土壌汚染対策法の一部改正に伴い、新たに汚染土壌処理業の許可事務に係る手数料を定めるものであります。
議案第90号は、新たに春日1丁目西地区及び春日1丁目東地区の地区計画区域のうち地区整備計画が定められた区域を条例の適用範囲に加えるもので、議案第91号は、千葉市蘇我スポーツ公園多目的広場の管理を公募による指定管理者に行わせることとするもので、議案第92号は、消防法等の一部改正に伴い、自衛消防隊における講習の受講対象者を変更するほか、規定の整備を図るものであります。

議案第93号及び第94号は、貝塚町及び高品町の一部の区域について、住居表示を実施するとともに、町の区域及び名称を変更するものであります。

議案第95号は、若葉消防署新築工事について、工事請負契約を締結するもので、議案第96号は、総武線千葉駅構内西口自由通路整備工事について、工事委託契約を締結するものであります。

議案第97号は、独占禁止法に違反して行った不当な取引の制限により、市に損害が生じたとして提起した訴訟の被告らと和解するもので、議案第98号は、旧市立病院での手術による後遺障害について、損害賠償の額を定め和解するもので、議案第99号は、市道路線を認定及び廃止するものであります。

議案第100号から第118号までの19議案は、いずれも平成20年度決算の認定についてであります。

平成20年度決算は、歳入面では、市税収入が前年度をわずかに上回り、4年連続の増収となる一方、市債や国庫支出金が大幅に減となりました。
また、歳出面では、公債費が増加したものの、投資的経費が大幅に減少したことなどにより、歳入歳出の決算総額は、前年度に比較して大幅な減少となったところであります。
なお、実質収支額は、市債管理基金への20億円の償還を取りやめることにより、3億7,000万円を確保したものであり、引き続き、大変厳しい財政状況となったところであります。
それでは、まちづくりの大切な視点別に、主な事業内容を申し上げますと、まず「千葉市らしさの確立」では、シティセールス戦略プランに基づき、市内外におけるキャンペーン活動などのプロモーション戦略を展開するとともに、引き続き花のあふれるまちづくりなどの事業を推進いたしました。
「安全・安心のまちづくり」では、災害時要援護者名簿システムを整備するとともに、花園中学校の改築工事に着手したほか、緑町小学校及び松ヶ丘中学校の改築基本設計を行いました。
「都心の育成・整備と暮らしやすい地域づくり」では、保健福祉センターの整備について、花見川区及び稲毛区で建設に着手したほか、稲毛海浜公園のヨットハーバーの浚渫工事などを行いました。
「少子化への取り組み」では、待機児童解消に向けた緊急3か年整備計画を策定し、小規模保育所6か所の整備助成を行うとともに、妊婦一般健康診査の公費負担回数を2回から5回へ拡充しました。
「若い力を生み出す取り組み」では、本市の学校教育の目標を示した学校教育基本計画を策定するとともに、鎌取第三中学校(仮称)の実施設計等を行いました。
「超高齢社会に向けた対応」では、ことぶき大学校の定員枠を拡大するとともに、いきいきセンターを花見川区及び美浜区に整備しました。
「ユニバーサルデザインによるまちづくり」では、歩道の段差解消など交通バリアフリーを推進するとともに、こころの健康センターの再整備に着手しました。
「環境との共生」では、焼却ごみ3分の1削減を目指し、普及啓発活動を展開したほか、古紙類の回収拠点を増設するとともに、生ごみ分別収集モデル事業の対象地区を拡大しました。
「産業の再生・雇用の促進」では、市内中小企業等への支援を強化するため、資金融資枠を大幅に拡大するとともに、商店街活性化対策を推進しました。
「高度情報化への対応」では、電子申請サービスを開始するとともに、すべての建設工事などで電子入札を実施しました。
「協働のまちづくり」では、市民と職員の地域課題学習会や人材養成講座などを開催したほか、統合により廃校となった旧花見川第五小学校の学校施設の地域開放に向け、屋内運動場耐震補強の実施設計を行いました。
この結果、平成20年度の一般会計決算額は、歳入3,233億9,800万円、歳出3,221億9,900万円となり、実質収支3億7,000万円となったところであります。
また、特別会計15会計の決算額は、歳入2,898億6,100万円、歳出2,907億8,000万円となっております。
さらに、企業会計3会計の決算額は、歳入602億2,200万円、歳出709億2,600万円となり、この収支不足分については、損益勘定留保資金等で対応いたしました。

なお、3年次目となる第2次5か年計画の進捗率は、累計で59.5%となっております。
また、行政改革の推進については、平成21年度までの5年間を計画期間とする新行政改革推進計画の4年次目として、事務事業の見直しをはじめ、104項目に取り組み、約75億円の財政的効果をあげることができました。

以上が、このたび提案いたしました議案の概要であります。
なお、第2回定例会に提案し、継続審議となっております議案第64号につきましても、よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

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