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更新日:2018年9月6日

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平成30年第3回定例会提案理由

本日3時8分ごろに発生した、北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とする地震では、お亡くなりになった方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

本市といたしましても、今朝から、緊急消防援助隊を現地に派遣したところであり、今後も、必要に応じて被災地を支援し、早期の復旧・復興を支援して参りたいと考えております。

 

本日ここに、平成30年第3回定例会を招集し、条例案などのご審議をお願いいたすものであります。

 

 

ただいま提案をいたしました各議案につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

 

議案第84号は、専決処分についてご承認をいただきたく、ご報告するもので、平成30年度一般会計補正予算について、市有施設のブロック塀等の撤去経費として、1億2,100万円を追加する専決処分を7月24日に行ったものであります。

 

議案第85号は、平成30年度一般会計補正予算であります。

歳入歳出予算については、市有施設のブロック塀等の改修などの防災対策や、受動喫煙対策に係る経費のほか、待機児童解消のための子どもルーム整備などの子育て支援並びに小中学校普通教室への空調設備整備の基本計画策定に係る経費など、総額9億8,600万円を追加するものであります。

今回の補正により、一般会計の総額は、4,466億4,400万円となるものであります。

次に、継続費については、旧神谷伝兵衛稲毛別荘耐震改修事業について、施工内容の変更に伴い総額及び年割額の変更を行うもので、繰越明許費については、市有建築物耐震対策事業ほか4事業の完了が翌年度にわたることから追加するものであります。

また、債務負担行為については、美術館の拡張整備に係る経費など2件を追加するもので、地方債については、総務管理事業費ほか6事業費を変更するものであります。

議案第86号から第88号までの3議案は、平成30年度特別会計補正予算で、総額20億3,400万円を追加するものであります。

今回の補正により、特別会計の総額は、4,468億4,900万円となるものであります。

議案第86号の介護保険事業特別会計は、前年度剰余金を介護給付準備基金へ積み立てるとともに、国庫支出金等の超過交付分の償還金を追加するもので、議案第87号の病院事業会計は、青葉病院及び海浜病院を一体的に維持管理するための経費に係る債務負担行為を追加するもので、議案第88号の下水道事業会計は、中央浄化センター及び南部浄化センターの包括的維持管理の経費に係る債務負担行為を追加するものであります。

 

議案第89号から第94号までの6議案は、条例の制定改正であります。

議案第89号は、個人番号を利用する事務を追加するとともに、同事務における特定個人情報の利用範囲を定めるもので、議案第90号は、公職選挙法の改正に伴い、市議会議員の選挙における選挙運動用ビラの作成に係る費用を公費負担とするほか、所要の改正を行うもので、議案第91号は、市民の健康増進を図るため、健康増進法の規制を強化し、同法に定めるもののほか、受動喫煙の防止に関し必要な事項を定めるものであります。

議案第92号は、特別児童扶養手当等の支給に関する法律施行令等の改正を踏まえ、心身障害者医療費助成の所得限に係る所得及び一部負担金に係る市民税所得割の算出方法を改めるほか、所要の改正を行うもので、議案第93号は、省令の改正に伴い、家庭的保育事業等の職員が病気等の際に代替保育として確保する施設の対象を拡大するほか、所要の改正を行うもので、議案第94号は、建築基準法の改正に伴い、建築物の敷地と道路との関係の認定申請手数料及び1年を超えて使用する仮設建築物建築許可申請手数料を定めるものであります。

 

議案第95号は、殿台変電所等の千葉都市モノレール施設の更新改良工事を委託するもので、議案第96号及び第97号は、磯辺3丁目29の2工区及び3工区の液状化対策施設工事について、それぞれ契約金額を変更するものであります。

議案第98号は、市道路線を認定及び廃止するもので、議案第99号は、平成29年度下水道事業会計の未処分利益剰余金を減債積立金に積み立てるほか、資本金に繰り入れるものであります。

 

議案第100号から第117号までの18議案は、平成29年度決算の認定であります。

平成29年度決算は、一般会計の決算額が、歳入は4,387億6,300万円、歳出は4,349億

3,100万円で、県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴い、いずれも前年度に比べ大幅な増となりました。

実質収支につきましては、市税収入や地方消費税交付金が予算に比べ増収となったことなどから、31億

5,200万円の黒字となったところです。

また、特別会計14会計の決算額は、歳入3,728億2,700万円、歳出3,697億8,100万円となりました。

さらに、企業会計3会計の決算額は、歳入725億7,900万円、歳出818億8,300万円となり、収支不足分については、損益勘定留保資金等で対応いたしました。

なお、平成19年度から発生していた国民健康保険事業の累積赤字が11年ぶりに解消したほか、全会計の市債残高も13年ぶりに1兆円を下回るなど、着実に債務を削減したところであります。

 

それでは、平成29年度の市政運営の内容についてご説明申し上げます。

平成29年度の市政運営は、扶助費の増加等による厳しい収支見通しの中で、財政健全化に向けた取組みの推進、第2次実施計画事業等の推進の二つの方針を基本に予算を編成し、効率的な執行に努めて参りました。

財政健全化に向けた取組みの推進として、歳入では、市税等の徴収対策の強化に取り組み、市税徴収率は、前年度を0.4ポイント上回る97.4%となったほか、歳出では、市民生活に配慮しつつ、既存事務事業の整理・合理化を図りました。

第2次実施計画事業等の推進につきましては、事業費の精査を行った上で、事業の推進を図ったほか、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などを見据え、地方創生など本市のさらなる発展に向けた取組みを推進したところであります。

 

主な事業内容を申し上げますと、医療・介護では、あんしんケアセンターの増設をはじめとした地域包括ケアシステムの構築に向けた取組みを推進したほか、胃がん検診において新たに内視鏡検査とリスク検査を実施し、子育て・教育では、民間保育園の整備など待機児童対策に引き続き取り組んだほか、県費負担教職員の給与負担等の移譲にあわせ、独自の学級編制や学校の実情に応じた柔軟な教員配置を実施しました。

防災・安全では、地域の防犯力向上のため新たに防犯カメラの設置費を助成したほか、空き家対策の推進のため市内の空き家等の実態を調査し、リサイクルの推進では、剪定枝等の再資源化の取組みを全市域で展開しました。

地域経済の活性化では、トライアル発注認定制度の拡充など中小企業支援の充実や産業用地の確保に向けた取組みを進めたほか、特性を活かすまちづくりでは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けた取り組みとしてボランティア体制の構築を図ったほか、都市アイデンティティの確立に向け、千葉氏の理解促進や加曽利貝塚の特別史跡化にあわせ魅力向上の取組みを推進しました。

 

以上、このたび提案いたしました議案の概要を申し上げました。

なにとぞ、よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

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総務局総務部総務課

千葉市中央区千葉港1番1号

ファックス:043-245-5555

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