平成30年第4回定例会提案理由

本日ここに、平成30年第4回千葉市議会定例会を招集し、条例案などのご審議をお願いいたすものであります。

ただいま提案をいたしました各議案につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

議案第121号は、平成30年度一般会計補正予算であります。
歳入歳出予算については、小・中学校普通教室への空調設備導入に係る経費などを計上するほか、特別養護老人ホームの整備費助成に係る経費の減額に伴い、総額2,700万円を減額するもので、今回の補正により、一般会計の総額は、4,466億1,700万円となるものであります。
次に、継続費については、特別養護老人ホーム整備事業について、事業者の変更に伴い期間及び年割額の変更を行うもので、繰越明許費については、交通安全施設整備事業ほか10事業の完了が翌年度にわたることから追加・変更するものであります。
また、債務負担行為については、小学校普通教室への空調設備導入や公共工事の施工時期の平準化を図るための道路整備に係る経費など6件について追加するもので、地方債については、社会福祉施設整備事業費ほか2事業費を変更するものであります。

議案第122号は、平成30年度下水道事業会計補正予算で、公共工事の施工時期の平準化を図るための下水道整備に係る経費について債務負担行為を追加するものであります。

 
議案第123号から第129号までの7議案は、条例の改正及び廃止であります。

議案第123号は、人事委員会の勧告に基づき一般職の職員の給与改定を行うとともに、特別職の職員の期末手当を引き上げるほか、所要の改正を行うもので、議案第124号は、事業系一般廃棄物を多量に排出する事業者は、廃棄物管理責任者を選任するとともに、廃棄物の減量に関する計画を作成しなければならないこととするほか、所要の改正を行うもので、議案第125号は、千葉都市計画南部土地区画整理事業の終了に伴い、施行規程を廃止するものであります。

議案第126号は、蘇我スポーツ公園に円形野球場を設置するとともに、都市公園の占用料の額を改定するもので、議案第127号は、道路の占用料の額を、議案第128号は、水路敷地の占用料の額を、議案第129号は、河川敷地の占用料の額を、それぞれ改定するものであります。

議案第130号は、平成31年度における当せん金付証票の発売額を定めるもので、議案第131号は、長沼原勤労市民プラザほか1施設について、議案第132号は、ふるさと農園について、それぞれ指定管理者を指定するものであります。

（予算編成の考え方）
次に、平成31年度の予算編成に当たり、私の基本的な考え方について申し上げます。

まず、最近の我が国の経済情勢ですが、雇用や所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果が現れ、緩やかに回復していくことが期待されております。一方で、海外経済の不確実性など、先行きの状況が懸念されているところであり、このような情勢の中で編成される国の新年度予算の動向を注視して参ります。

次に、本市の新年度の財政見通しについて申し上げます。
歳入では、自主財源の根幹をなす市税が、県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う税源移譲を除くと大幅な増収は見込めないほか、市債の活用については健全化判断比率等への影響を考慮する必要があり、土地売払収入など臨時的な財源も多くを望めない状況にあります。
また、歳出では、急速に進展する少子・超高齢社会への対応などに多額の財政需要が見込まれております。

そこで、新年度予算編成の基本的な考え方といたしまして、財政健全化に配慮しつつ、本市のさらなる発展に向けた取組みを推進するため、次の方針に基づき編成に取り組むことといたします。
第1は、「財政健全化に向けた取組み及び行政改革の推進」であります。
財政健全化プランと行政改革の取組みを着実に推進するとともに、既存の事務事業については、事業効果や必要性について検証し、議会のご意見などを伺いながら、適宜、見直しを行って参ります。
第2は、「第3次実施計画事業等の推進」であります。
2年度目である第3次実施計画事業の着実な推進を図るとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などを見据え、地方創生など本市のさらなる発展に向けた取組みを推進して参ります。
これらの基本的な方針を踏まえ、平成31年度の予算編成に取り組んで参ります。

以上、このたび提案いたしました議案の概要及び平成31年度の予算編成に当たっての基本的な考え方について、ご説明いたしました。
よろしくご審議いただくとともに、議員の皆様には、本市発展のために、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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