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更新日:2015年12月24日

リスタート宣言

石田戢

――園長就任あいさつ――
千葉市動物公園 園長 石田 戢

4月1日から新しく園長になりました石田です。すでに3月に「千葉市動物公園リスタート構想」が発表され、これに基づき今後の動物公園の改造や運営がなされていくことになります。しかしリスタートは、文字通り再出発ですから、施設の改造や運営の刷新だけではなく、これにかかわる動物園関係者の人心も変わっていかなければなりません。私を含めて運営にかかわる職員など全体がリスタートするつもりで事に対処していくことを決意しております。

そこで千葉市動物公園がリスタートするにあたり、「リスタート」にかかわる私の考え方などを述べて、リスタート宣言としたいと思います。

1 動物公園を開かれた動物園とする
「開かれる」とは市民、学校、研究機関、企業など外部の人たち全てに開いていくことを意味します。これまでどちらかというと動物園は閉じこもりがちで、すべてを自分の考えで対応しようとしてきました。これを思い切って開放するつもりです。そのことによって、市民やいろいろな分野の専門家の知識も活用することが期待できます。また動物園内の能力をさらに伸ばしていくことも可能になると考えます。

2 楽しい動物園とする
動物園で提供できるサービスは、動物の展示だけではありません。園内を見やすくするサイン、観覧ルートの紹介、食堂の充実、ショップ、ベンチなどのサービス施設、そして何よりもサービス精神が重要です。飼育担当者がなるべく園内を歩いてみなさんに声をかけてもらうことなどを心掛けていきたい。制服も動物園らしく気軽でやさしいデザインにしたいものです。
動物は、飼育場所の限界がありますから、自然とまったく同じ状況におくことはできませんから、その種のもっている特徴がわかるような「特徴展示」を目指していきます。
全体としては、来園して楽しい思いが演出できることと、ゆったりと豊かな気持ちの時間が過ごせるように努めたいと思います。

3 動物のことをわかりやすく伝える
動物は見ているだけではなかなか分かりにくいものです。いろいろと補助が必要ですから、解説板を充実して動物のことをわかりやすくするとともに、飼育係や園長が話する機会を増やしていきます。現在、飼育係の「ちょっといい話」という催しをやっていますが、この機会を増やしていくとともに、新しく「園長と一緒」といって、園長をはじめとして職員が園内をガイドする催しをしていきます。職員がお話をする会も連休をめどに開いていきます。その他、児童向け、教員むけ、大学生・研究者向け、母親や団体向けのプログラムを準備しています。

4 動物の繁殖や国際・国内の動物園つながり
動物園の動物は最近売り買いをしたりすることは少なくなっています。動物園での繁殖技術が向上して、個体数が多すぎてしまう種がいるともになかなか繁殖がうまくいかない種も依然としてあります。そこで、世界の動物園は動物園の中で繁殖して必要な個体数を確保するのに計画的に繁殖して、共同して運営するようになってきています。例えば、千葉市で日本のどこにも飼っていない動物種を入れて繁殖できたとしても、その子どものペアの相手は国内にいないことになります。こうしたことから、世界レベルで繁殖計画を考える、そしてそれを日本レベルで実行するという計画が進められています。ですから、これまでのように1動物園のことだけを考えて収集・展示・繁殖計画を立てるのではなく、共同して計画と実行が必要になります。千葉市動物公園は、日本の責任団体である日本動物園水族館協会に深く関与して、その一翼を担いつつ、強力に繁殖計画を進めていくこととします。

以上、宣言します。
平成26年4月3日
園長日記

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