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〒260-0852 千葉市中央区青葉町1273-2Tel. 043-227-1131(代表)

院長ご挨拶

院長ご挨拶

院長
六角 智之

2023年4月より院長を拝命いたしました六角 智之と申します。1996年より整形外科医として勤務してきた千葉市立青葉病院の院長を務めさせていただくにあたり、心を新たに市民の医療のため邁進していく所存です。

当院は旧千葉市立病院より2003年に新規移転し、今年で20周年を迎えます。開院当初より救急医療、感染症、精神科といった千葉市の政策医療を担ってまいりました。

救急医療においては、年間4000台近くの救急車受け入れを行っており、市内2次救急輪番は内科、外科、整形外科、産婦人科で多くの日を担当しております。しかし、千葉市の救急医療体制はいまだ多くの問題を抱えており、特に救急搬送時間は全国でも最悪のレベルと言われています。その対策の一つとして、搬送困難例は当院を含む市内6つの病院で受け入れ担当を分担しています。また現在千葉大学病院を中心に千葉市の救急医療体制を再検討するワーキンググループが発足しており、当院も積極的に参加しております。

千葉市立病院の前身にあたる市立葛城病院が結核を中心とした感染症病院であったこともあり、当院は第二種感染指定医療機関となっています。この度の新型コロナウイルス感染症対応でも、国内患者発生の初期より積極的に患者さんの受け入れを行ない、現在までに1,300人あまりの入院加療を行いました。将来発生するであろう新規の感染症に対しても、引き続き対応できるよう万全を尽くします。

2016年に地域医療支援病院の認定を受けており、近隣かかりつけ医、ケアマネージャー、訪問看護師等との連携を密にはかっています。また地域連携室を通して、入院患者さんの住宅への復帰や、回復期病院への転院がスムーズに運べるよう支援しており、退院後の心配がないよう努めています。

各診療科は特色のある医師が多数在籍しており、近隣のみならず県内から多くのご紹介をいただいております。代表的な領域、得意とする治療として、内科では血液内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、外科では腹腔鏡下ヘルニア手術、整形外科では手外科や関節外科、泌尿器科では前立腺肥大症レーザー治療(HOLEP)、婦人科では子宮鏡手術が挙げられます。詳しくは本ホームページの各診療科案内をご覧ください。

少子高齢化が加速し、いまだ医師不足が叫ばれている現在、医療界は実にたくさんの課題を抱えています。その中でも当院においては看護師を中心とした医療スタッフの確保、医師働き方改革への対応、サイバーセキュリティー対策が喫緊の課題と考えています。千葉市病院局と協力し、これらの問題を可及的早期に解決していきます。

今後も全職員が一丸となって、基本理念である「わかりやすく納得のいく医療を心のこもった笑顔で」を心に、安全、安心、最良の医療を提供してまいります。

2023年4月
院長 六角 智之