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更新日:2013年3月3日

緩和ケアチーム活動

緩和ケアチーム活動

当院は昭和59年の創立以来、千葉市の病院として地域の皆様に安全で安心した医療の提供に努めています。
がん患者さんの罹患率が年々増加していく中、当院でも緩和ケア委員会が発足し、入院中の患者さんを中心に緩和ケアを行ってきました。
平成23年には緩和ケアサポートチームが実働し、入院患者さんだけではなく、外来通院患者さんも含め、がんに苦しむ全ての患者さんや、その家族への緩和ケアを行っています。痛みや苦しみを和らげ、今まで以上に患者さんや家族に寄り添う緩和ケアを提供するため、活動の幅を広げています。
平成24年9月1日、「千葉県がん診療連携協力病院」として承認を受け、更には同年10月1日に「日本緩和医療学会認定研修施設」として承認を受けました。
その様な評価の中、今後もがんの患者さんのQOL(生活の質)の向上をはかり、より一層地域の皆様への貢献をはかっていきたいと考えています。

緩和ケア認定証

緩和ケアとは・・・

人は皆元気に生き、心豊かに生活していくことを誰もが望んでいます。しかし、病気になり、病と闘い、時には病と共存していかなければならない事もあります。病気の治療や経過の中、身体や心の様々な苦痛、戸惑いや困難を感じることも有るでしょう。そんな時、患者、家族と思いを分かち合い、苦痛を和らげ、その人自身が持っている力を強め、支えあい、その人らしい生活をおくる事が出来るよう、可能な限りの支援をする医療です。

緩和ケアチームの相談内容

  • 痛みやその他の症状が辛い。
  • 食事が思うようにとれない。
  • 排泄が不規則で苦しい。
  • 気分が落ち込んだり、不安な気持ちが続いたり、よく眠れない。
  • 誰かに話を聞いてほしいが、誰に相談していいかわからない。
  • これからの生活が心配。(入院生活・自宅療養について)

~病気になって生じた辛い症状、悩み、困ったこと等どの様な内容でも御本人だけでなく家族を含め相談に応じます~

患者さんや家族の応援団と考えてください!

緩和ケアサポートチームの紹介

スタッフ構成

医師(外科医1名、内科医1名、婦人科医1名、麻酔科医1名)、看護師(がん化学療法看護認定看護師1名含む)、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカーを含む多職種でチームを構成しています。

緩和ケアサポートチームの活動

入院患者への関わり

  • 1回/週 緩和ケアサポートチームの回診を行っています。
  • 痛みや吐き気などの辛い症状を和らげる様にします。
  • 身体的苦痛やこころの苦痛に対する援助を行います。
  • 日常生活の活動維持のためのリハビリをおこなっています。
  • 患者・家族の心配事を相談できる様な体制を取っています。
  • 在宅療養に必要な社会資源サービスについての提案や相談をさせて頂きます。
  • 他の病院やクリニック、診療所との連携をはかっています。
  • シームレスな切れ目のない医療提供を行うため地域連携室との連携をはかり、地域包括医療を提供しています。

緩和チームサポートチームのカンファレンス


疼痛対策では・・・


痛みを和らげるためのコントロールには、当院もWHOの三段階の除痛ラダーに準じ、患者さんの状態に適した鎮痛薬の選択を行っています。

WHO3段階除痛ラダー

オピオイドとは
一部の麻薬を含む鎮痛剤で、がんの痛みだけでなく手術中、手術後、外傷による痛み等にも使われます。


鎮痛薬の選択基準

  • 痛みが軽度なら非オピオイド鎮痛薬を選択し、適切量に向けて増量しています。
  • 非オピオイドが効果をあげない場合には、オピオイド鎮痛薬を選択しています。痛みが軽度から中等程度なら弱オピオイド鎮痛薬を選択し、中等程度から高度なら強オピオイド鎮痛薬を選択しています。

回診風景

外来患者への関わり

  • 支援内容は入院患者同様ですが、必要時、外来受診時に、サポートチームの面談を行っています。直接関われる機会が少ないので、電話やメールで連絡をとりながら在宅療養を支援する事も行っています。
  • 在宅療養が困難な場合は、入院を受け入れられるよう調整します。
  • それぞれの専門分野の特性を生かし、主治医や病棟看護師、外来看護師と協力しながら、患者さんや、家族の力になりたいと思っています。
  • 今後、緩和ケア外来を開設し、外来患者さんのサポートの充実を図る予定です。

緩和ケアサポートチームへの相談方法

緩和ケアチームのサポートを希望するには・・・

  • 当院入院予定、あるいは入院中の患者の方やご家族で緩和ケアサポートチームの診療を希望される方は主治医や看護師などに気軽にお声をおかけください。
  • 主治医または看護師などの判断で緩和ケアサポートチームの介入をお勧めする場合もあります。

現在のところ、当院には緩和ケア科・緩和ケア病棟はありませんが、随時相談や希望をお聞きしております。

今後の展望

がん対策基本法の成立を受け、疼痛等の症状緩和を目的とする緩和医療が、早期から適切に行われることが社会的に要請されています。
日本ではまだ誤解される事も有りますが「緩和医療」=「終末期医療」ではなく、病状のどの時期においても行われる医療です。
私達の活動を通してその誤解を解きながら、どんな状況の患者さんやご家族に対しても、自分らしく生きるために適切な時期に支援を行えるようにしていきたいと思います。
近年の医療環境の急激な変化や、高齢化社会による問題の解決には、地域連携ネットワークの必要性が高くなります。
当院は、2012年11月29日より、千葉緩和ケア地域連携パスの施設としての参加が決定したことからも、在宅移行へのコーディネートや入院緩和ケアの充実をはかり、千葉県がん診療連携協力病院として、千葉市のがん患者の住みよい地域作りに貢献していきたいと考えています。

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