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更新日:2020年12月9日
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心の輪を広げる体験作文
小学生部門 最優秀作品
「知っていたけど気にしなかった物」
小谷津 裕太
(千葉市立弁天小学校 5学年)
五年生になる前の春休み、ぼくは目の不自由な人のとなりで、ごはんを食べたことがあります。飲食店街の焼き肉屋さんです。白いつえをついてなにかをさがしているような感じだったので目が不自由であることに気づきました。
その方は、店員さんに
「ここは何が食べられるお店ですか。」
とたずねていました。ぼくは、なぜここが飲食店だとわかったのかが不思議に思いました。
食事が運ばれてくると、その方は、上手に割りばしを割り、はしをしっかりもってごはんを食べ始めました。まるで目が見えているように、米を食べ、肉を食べ、サラダを食べ、おみそしるを飲んでいました。ぼくは、三角食べができないので、とても感心しました。
食べ終った後のテーブルの上は、米つぶ一つ落ちていませんでした。お皿の中も茶わんの中も食べのこしがありませんでした。そしておさいふからお金を出しお会計をして帰っていきました。ぼくは自分たちとあまり変わらないなと感じました。
その人が気になったので、点字について調べてみました。点字が使われている場所は、道に使われている点字ブロックや駅の階段の手すり、エレベーターのボタン、券売機、お金の札など公共の場所に使われていることがわかりました。点字ブロックは学校に行く途中の信号にあるのは知っていました。でもお金に点字がつかわれている事は知りませんでした。実際にさわってわかったのは、お金のすみに付いているうえよく触らないとわからないくらいの凹凸でした。目の不自由な方は点字をたよりに生活しています。自分は、点字を見てもあまり興味をもちませんでした。しかし、調べてみて点字がきになるようになりました。だから、目の不自由な人達がこまらないように点字ブロックの上には物を置いたりしないこと、お札をクチャクチャにして点字をわかりづらくしないことを心がけていきたいです。
でもぼくはそれより大事だと思うことは、こまっている人がいたら声をかける事だと思います。
「お手伝いしましょうか。」
この一言をかけられる人になりたいです。
焼き肉屋で出会った方は、点字を知ろうとする気持ちをくれた人です。今まで知っていたけど気にしなかった物を大切に思えるようにしてくれました。知ることはとても大事なことだとぼくは思います。みなさんもそう思いませんか。
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保健福祉局高齢障害部障害者自立支援課
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