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更新日:2020年7月18日
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生産者による出張授業は、地産地消の一環として、生産者と消費者の交流の場を創出し、「食」と「農」に対する理解と関心を深めるために実施しています。
小学校給食への地場農産物の導入日に、その日に使われる地場農産物の栽培方法や流通、千葉市の農業の概要、栄養などについて、生産者、JA職員、農政課職員などが小学校に出向いて説明するとともに、児童と一緒に給食を食べて交流を深めています。
緑区の誉田東小学校の3年生を対象に、コマツナを生産している地元誉田地区の生産者が直接小学校へ出向いて授業を行いました(写真は千葉東部地区出荷組合連合会葉物部会の生産者の皆さん)。
実施日 | 平成25年12月6日(金曜日) |
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実施校 | 誉田東小学校(緑区誉田町2-21-84)、3年生2クラス(54名) |
使用地場農産物 | コマツナ |
給食のメニュー | バターロール、牛乳、コマツナとベーコンのスパゲティー、磯の香和え、うずらの煮卵、みかん ※赤字は地場産コマツナ使用メニュー |
今回の生産者出張授業の題材となる地場農産物は、緑区誉田地区(高田町)で栽培された「コマツナ」です。コマツナの出張授業は平成20年度以来の実施となりました。緑区高田町はコマツナの産地です。高田町は誉田東小の学区であり、まさに地元の農産物を学ぶ機会となりました。
授業は、3年生2クラスで3階の工作室に集まって行われました。千葉東部地区出荷組合連合会葉物部会の柴さんと加藤さん、JA千葉みらい誉田支店の販売担当の小川さんが講師をしました。
柴さん、加藤さんにはコマツナの栽培、収穫から出荷までの仕事、栽培の苦労話、食の大切さなどについて話してもらい、小川さんからはJA(農協)の仕事や出荷、流通の役割、市場を通して小学校に届くまでを話してもらいました。
千葉東部地区出荷組合連合会葉物部会 柴さん(一番右)と加藤さん(右から2番目) お2人とも出張授業の講師は初めてでしたが、交代で説明しました。 |
JA千葉みらい誉田支店 小川さん(販売担当) コマツナがJAに出荷されて市場経由で小学校に届くまでを説明しました。 |
誉田東小学校の栄養士の佐々木先生からは、コマツナの栄養について説明がありました。農政課職員からは、千葉市の農業の概要について説明をしました。授業では、黒板に種まきから給食に届くまでの過程をパネルにした24枚の写真を貼り付け、栽培や収穫、出荷などについて、JA職員及び農政課職員で説明しました。
また、実際に使われているコマツナの種や肥料、そして畑から引き抜いた出荷調整前のコマツナと調整した束のコマツナを直接児童に手に取って見てもらいました。
生産者の柴さんと新規就農者の加藤さんからは総括として生産者の想いについて話してもらい、特に新規就農した加藤さんからは就農の動機を聞くことができました。授業の最後に設けた児童からの質問の時間には、質問がいくつも出され、生産者の柴さんと加藤さんがそれぞれ答え、理解が深まりました。
誉田東小学校・栄養士 佐々木先生 コマツナの栄養と効用について説明しました。 | 千葉市の農業について説明。「農業というと何を思い浮かべますか?」 | 実際に使われているコマツナの種や肥料を配布。コマツナの小さい種をまじまじと観察していました。 |
普段見たことのない畑から引き抜いた出荷調整前のコマツナの外葉や土のついた根を手に取って見てもらいました。 | 出荷調整し、洗浄され、きれいに葉が並んで束になった出荷用のコマツナには生産者の手間がかかっています。 | 生産者への質問の時間では、何人もの児童から手が挙がりました。 |
4時限目の授業が終わったあとには、生産者、JA職員、農政課職員、教育委員会職員が、児童と一緒にキャベツのメニューの給食を食べながら、交流を深めました。
当日のメニュー(バターロール、牛乳、コマツナとベーコンのスパゲティー、磯の香和え、うずらの煮卵、みかん) |
生産者の柴さんと一緒に地元産のコマツナを使った給食をいただきました。 |
新規就農の生産者の加藤さんは年齢も若いため、児童たちに溶け込んでいました。 |
給食風景 | 給食風景 | 給食風景 |
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