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更新日:2020年7月18日
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生産者による出張授業は、地産地消の一環として、生産者と消費者の交流の場を創出し、「食」と「農」に対する理解と関心を深めるために実施しています。
小学校給食への地場農産物の導入日に、その日に使われる地場農産物の栽培方法や流通、千葉市の農業の概要、栄養などについて、生産者、JA職員、農政課職員などが小学校に出向いて説明するとともに、児童と一緒に給食を食べて交流を深めています。
美浜区の幸町第一小学校の3年生を対象に、キャベツを生産している幕張地区の生産者が直接小学校へ出向いて授業を行いました(写真は幕張地区のキャベツ畑)。
実施日 | 平成25年11月15日(金曜日) |
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実施校 | 幸町第一小学校(美浜区幸町2-17-4)、3年生1クラス(36名) |
使用地場農産物 | キャベツ |
給食のメニュー | 麦ごはん、牛乳、キャベツと生揚げの味噌炒め、タラの梅衣揚げ、みかん ※赤字は地場産キャベツ使用メニュー |
今回の生産者出張授業の題材となる地場農産物は、花見川区幕張地区(武石町、長作町、天戸町など)で栽培された「キャベツ」です。花見川区はキャベツの産地です。
授業は、3年生1クラスだけで2階の3年学年室に集まって行われました。幕張地区出荷組合連合会キャベツ部会部会長の小川さんとJA千葉みらい幕張支店の販売担当の須藤さんが講師をしました。
小川さんにはキャベツの栽培、収穫から出荷までの仕事、栽培の苦労話、食の大切さなどについて話してもらい、須藤さんからはJA(農協)の仕事や出荷、流通の役割、市場を通して小学校に届くまでを話してもらいました。
幕張地区出荷組合連合会キャベツ部会 部会長 小川さん 当日の朝外葉付きのキャベツを用意してもらいました。これまでにも出張授業の経験があり、わかりやすい説明でした。 |
JA千葉みらい幕張支店 須藤さん(販売担当) キャベツがJAに出荷されて市場経由で小学校に届くまでを説明しました。 |
幸町第一小学校の栄養士の内藤先生からは、キャベツの栄養について説明がありました。農政課職員からは、千葉市の農業の概要について説明をしました。授業では、ホワイトボードに種まきから給食に届くまでの過程をパネルにした24枚の写真を貼り付け、同時に50型のテレビに同じ映像を大写しにし、栽培や収穫、出荷などについて、JA職員及び農政課職員で説明しました。
また、実際に使われているキャベツの種や肥料、そして当日の朝収穫したばかりの根と外葉付きキャベツを直接児童に手に取って見てもらいました。クラス代表で5名の児童に持ってもらいました。授業中に持つことのできなかった児童には、授業終了後に行列ができて、交代で持つことができました。
授業の最後に設けた児童からの質問の時間には、質問がいくつも出され、生産者の小川さんが丁寧に答えて下さりさらに理解が深まりました。
幸町第一小学校・栄養士 内藤先生 キャベツの栄養と効用について絵を使って説明しました。 | 千葉市の農業について、地図を使って説明しました。「美浜区には畑がありません。」 | キャベツの小さい種や肥料の粒を興味深く観察していました。 |
農薬を少しでも減らすために、「フェロモントラップ」という道具を使っています。メスの匂いでオスの蛾をおびき寄せ捕獲します。 | 講師の小川さんが朝収穫した根と外葉が付いたキャベツの大きさにビックリしみんな大喜びでした。 | 質問に対する反応がよく、みんなよく手が挙がりました。 |
4時限目の授業が終わったあとには、生産者、JA職員、農政課職員、教育委員会職員が、児童と一緒にキャベツのメニューの給食を食べながら、交流を深めました。
当日のメニュー(麦ごはん、牛乳、キャベツと生揚げの味噌炒め、タラの梅衣揚げ、みかん) | 生産者の小川さんと一緒に地元産のキャベツを使った給食を味わいました。 | 3年生は1クラスだけでしたが、参加者と一緒に給食を食べ、楽しいひと時となりました。 |
給食風景 | 給食風景 | 給食風景 |
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