千葉市の小中学生のみなさんへ～長い夏休みを迎えるにあたって～

教育長の磯野です。 

　夏休みも間近ですが、昨年の酷暑から一変して梅雨特有のどんよりした雲に覆われたはっきりしない天候が続いています。例年以上に、夏の太陽が待ちどおしい時期になりました。みなさんにとって、待ちに待った夏休みがやってきます。

　本市ではここ数年の夏の暑さへの対策として、今年度は夏休みの開始時期を早め、日数も増やすことになりました。例年以上に時間が多くなりますので、計画をしっかり立て、普段できないことにたくさんチャレンジしてほしいと思います。

　ところで、今年のスポーツ界では若い選手の新たな挑戦がニュースでも取り上げられています。中でも、アメリカプロバスケットボールNBAのドラフト会議で日本選手初の1巡目（全体9位）指名を受け、ウィザーズに入団したフォワードの八村塁選手については多くの人に注目されています。先日はサマーリーグデビューを飾り、14得点、5リバウンドの活躍で、ダンクシュートも決めて存在感を示しました。八村選手はアメリカ合衆国に渡ってから、言語の習得や文化の違いに適応するために大変な努力をして今の地位をつかみました。

　みなさんも学習や運動、習い事など何かに一生懸命取り組んでいる人は多いと思います。夏休みは自分の興味のあることにチャレンジする良い機会です。ぜひ有意義な時間が過ごせるようにしてください。

　長い夏休みを迎えるにあたって、二つのことをお願いします。
一つ目は、自治会・町内会や青少年育成委員会、子ども会の行事などに積極的に参加してほしいということです。夏休みには様々な地域団体のイベントが行われると思います。活動に参加することで様々な人との出会いや、普段はできない体験をすることになり、みなさんを大きく成長させることにつながります。

　二つ目は、事件や事故に気をつけて安全で健康な夏休みを過ごしてほしいということです。最近は子どもが巻き込まれる事件や事故が多く発生しています。日頃から学校や家庭で、安全な生活について話を聞いていると思います。家の外に遊びに行くときの約束や、自転車の安全な乗り方など、先生やご家庭の方の話を思い出して、「自分の命を自分で守る」気持ちをしっかり持って生活してください。また、水の事故にも気をつけてくださいね。
みなさんが一段とたくましく成長し、9月2日に、元気に登校してくれることを楽しみにしています。

《保護者・地域の皆様へ》
日頃から、本市の教育活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
子どもたちは、7月16日から8月30日まで46日間の夏休みに入ります。夏休みは子どもたち一人一人が自分の目標や計画を立て、家庭や地域で学習や体験の充実を図り、自らを大きく成長させる絶好の機会です。しかし一方では子どもたちの活動範囲が広がることから、事故や事件に巻き込まれる可能性が高くなります。学校では日頃の安全指導に加え、夏休み前に改めて安全指導を行っておりますが、「地域の子どもは地域で守り、育てる」の理念のもと、保護者や地域の皆様方の温かなまなざしによる子どもたちの見守りをお願いいたします。
夏休み明けの9月2日には、千葉市のすべての子どもたちが、心身ともに健康で元気よく登校できるよう、更なるご支援、ご協力をお願いいたします。

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