交通安全についてのお願い

教育長の磯野です。

6月28日に千葉県八街市で、飲酒運転のトラックによる痛ましい事故が起きました。報道によると、児童らは、右側を一列で歩行し、交通ルールを守っていたにもかかわらず、大人の重大な過失により、尊い命を奪われてしまったことは、誠に遺憾です。

この事故を受けて、教育委員会も各学校に通学路の安全点検と要注意箇所の周知、登下校時の児童生徒の安全管理の徹底や、警察との連携を行うよう周知をしました。また、学校からの要望を教育委員会で取りまとめ、関係局、関係機関等に改善を依頼しているところです。今後も引き続き、児童生徒が安全に安心して登下校ができるように取り組んで参ります。

さて、7月19日（月曜日）～8月29日（日曜日）まで長期の夏季休業を迎えます。充実した夏休みにするためにも、交通事故には十分気をつけてください。小中学生の事故の多くは、以下の事例のように飛び出しや安全不確認によるものです。

・左右を確認せず道路を横断した際の事故（安全不確認歩行） 
・渋滞中の車の間を抜けて、反対車線に出た際の事故（飛び出し）　
・自転車乗車中に坂を勢いよく下り、一時停止せずに交差点へ侵入した際の事故（飛び出し）　等

事故を防止するためには、「車の間から飛び出せば、対向車線から車が来るのではないか」「自転車でスピードを出し過ぎれば、急に止まれないのではないか」など、自ら危険を予測し、自ら回避する行動をとることが大切です。また、学区内等の車の通行が多い箇所や見通しの悪い道路などは、特に気をつける必要があります。夏休みを安全に過ごすため、交通安全についてご家庭でもぜひ、話題にしていただきますようお願いします。

夏休みは学校から離れ、家庭での手伝いや地域での活動に積極的に参加し、学校生活ではできなかった経験や、学習等を自らの力で進めることができる良い機会です。大きな事故や怪我がなく、有意義な夏休みになることを期待するとともに、8月30日（月曜日）元気に登校してください。

最後に、夏季休業期間中も引き続き、ご家庭における新型コロナウイルス感染症への対策（咳エチケット、手洗い、毎日の健康チェック等）にご配慮をお願いいたします。

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