健康と安全に気を付けて、充実した夏休みを過ごしましょう

　教育長の磯野です。 

　陽の光のまぶしさに、夏の到来を感じるようになりました。

　さて、7月18日から、皆さんが楽しみにしていた夏休みが始まります。健康と安全に気を付けて、充実した42日間を過ごしていただけたらと思います。

　ところで、最近のニュースでは、夏の風物詩である夏祭りや花火大会を、3年ぶりに開催するという話題が取り上げられています。千葉市においても、規模は縮小されていますが「幕張ビーチ花火フェスタ (第44回 千葉市民花火大会)」が3年ぶりに開催される予定です。

　一方、依然として、新型コロナウイルスの感染は続いていること、猛暑が予想されていることなど、健康で過ごすための工夫が求められています。

　そこで、長い夏休みを迎えるにあたり、3つのことをお願いいたします。

 　1つ目は、感染症対策です。イベントや多くの人が集まる活動に参加する時は、事前にそのイベント団体が示している感染防止対策や学校や新聞等で示されている感染防止対策をよく確認しましょう。イベントは様々な人との出会いや、普段はできない体験をすることができ、皆さんを大きく成長させることにつながります。しかし、コロナの感染はまだまだ続いていることも忘れてはなりません。この点に気を付けながら、コロナ蔓延開始から3年目の夏休みを充実したものとしていきましょう。

　2つ目は、暑さ対策です。屋外での運動や、冷房等の空調施設の整っていない環境での活動をするときは、熱中症に気を付けることが大切です。水分や塩分をとり、こまめに休憩をとるようにしましょう。

　3つ目は事件や事故への対策です。最近は子どもが巻き込まれる事件や事故が多く発生しています。特にSNSを巧みに使い、子どもを狙う犯罪が目立ちます。SNSはとても便利なものですが、使い方を間違えると、誘拐などの犯罪に巻き込まれる危険性もあるので、充分に注意をしましょう。また、夏は海や川での事故も増加します。水辺での遊びは楽しい反面、命にかかわる重大な事故につながる危険もあります。自然を甘く見ず、危険をきちんと確認し、大人と行くなどの計画を立てて行動しましょう。

　このように、家の外に遊びに行くときの約束や、自転車の安全な乗り方、先生やご家庭の方の話を思い出して、「犯罪や事故に巻き込まれない」気持ちをしっかり持って生活してください。

　皆さんが一段とたくましく成長し、8月29日に、元気に登校することを楽しみにしています。

《保護者・地域の皆様へ》
 　日頃から、本市の教育活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。子どもたちは、7月18日から8月28日まで42日間の夏休みに入ります。

　夏休みは子どもたち一人ひとりが自分の目標や計画を立て、家庭や地域で学習や体験の充実を図り、自らを大きく成長させる絶好の機会です。

　一方では子どもたちの活動範囲が広がることから、普段行っていた感染防止対策に油断が見られたり、事故や事件に巻き込まれたりする可能性が高くなります。

　学校では日頃の健康・安全指導に加え、夏休み前に改めて健康・安全指導を行っておりますが、「地域の子どもは地域で守り、育てる」の理念のもと、保護者や地域の皆様方の温かなまなざしによる子どもたちの見守りをお願いいたします。

　夏休み明けの8月29日には、千葉市のすべての子どもたちが、心身ともに健康で元気よく登校できるよう、更なるご支援、ご協力をお願いいたします。

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