夏休みの成長をさらに大きく（2012年9月3日）

教育長の志村です。
楽しかった夏休みが終わりました。笑顔で元気にみなさんが教室に戻ってきてくれて、私もとてもうれしく思っています。私は、夏休みの前に、みなさんに「自分を大きく成長させる夏休みにしましょう。」とお願いしました。そして、「大きく成長するには、自分のめあてをしっかり持つことが大切である。」とお話ししました。
夏休みの期間中にロンドン・オリンピックが開催されました。女子サッカーを始め、卓球、水泳、レスリングなど日本選手の素晴らしい活躍がありました。みなさんもテレビなどを見ながら日本選手を一生懸命に応援し、その活躍に感動したことでしょう。
種目はそれぞれ違いますが、どの選手にも共通していることは、オリンピックの機会に自己最高の記録や結果を出せるように、自分を見つめ、目標を定め、それに向かって何年も前から厳しい練習を積み重ねてきているということです。まさしく、これが「自分のめあてをしっかり持つこと」なのですね。私たちが見ているのはオリンピックの試合で活躍する選手の姿ですが、選手それぞれが、めあてを持ち、私たちの見えないところで日々厳しい練習をしているということを忘れてはならないと思います。
夏休み中にみなさんも、それぞれめあてや計画を定め、いろいろな学習や体験をしたことでしょう。図書館や科学館、生涯学習センター、公民館などでみなさんが活動する様子を目にしてとても頼もしく思いました。また、多くの中学生のみなさんが、総合体育大会や演劇発表会・音楽発表会などの成果発表で、日ごろの練習の成果を発揮しました。仲間と力を合わせ、全力で競技・演技する姿にも大変感動しました。このような経験は、きっとみなさんをさらに大きく成長させたことと思います。
いよいよ学校が始まりますが、9月からは、学習の総まとめの時期にもあたります。まずは、生活のリズムを取り戻し、学習や運動の充実のため、友達や先生と一緒にがんばり、楽しい学校生活を送ってほしいと思います。
みなさんが夏休みの成果をさらに大きく広げ、9月からの学校生活の中でもっと大きく成長してほしいと願っています。まだまだ暑い日が続くようですが、自分のめあてをしっかり持ってがんばりましょう。

保護者・地域の皆様へ

保護者の皆様、地域の皆様には、夏休み前に、児童生徒の見守り活動へのご協力をお願いしました。おかげさまで、本市の子どもたちは大きな事故等に遭うこともなく、それぞれ有意義な夏休みを過ごすことができました。皆様のお力添えに心から感謝申し上げます。
学校では、本年度前期学習のまとめの時期に向け、子どもたちが学習活動に集中できるよう取り組んで参りたいと考えております。そのためにもこれまで以上に家庭や地域の皆様と連携していくことが重要だと思います。夏休みの生活習慣が切り替わらない、交友関係が変わったなどこれまでと違ったお子様の様子や言動が見られる場合には、早めに学校までご相談くださるようお願いいたします。
今後とも、保護者・地域の皆様や学校と力を合わせ、「地域の子どもは地域で守り育てる」ことを基本とし、次代を担う子どもたちを育むため「まごころの教育」を進めて参ります。保護者の皆様、地域の皆様には、今後とも本市教育の推進にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

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