更新日:2012年12月3日

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感染症予防に向けて(2012年12月3日)

教育長の志村です。

寒さが厳しさを増し、本格的な冬が到来しました。
今年もあと1か月足らずとなり、子どもたちは、もうすぐやってくる冬休みに向け、学習や生活の計画を立てるなど、準備を始めるところです。

さて、冬の訪れとともに増加するのが、感染性胃腸炎です。報道にもありますように、今年は全国的に流行が見られ、過去10年で最も流行した2006年に次ぐペースで患者が増加しているとのことです。
ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は、例年11月頃から2月頃の寒い時期に流行が見られます。感染性胃腸炎は、感染者の便や嘔吐物に触れた手指を介して感染することが多いため、こまめな手洗い・うがい、便や嘔吐物のついた場所や衣類などの消毒が感染予防の重要なポイントとなります。消毒には塩素系の消毒薬が有効です。
感染力が非常に強いのが特徴で、そのため学校では、嘔吐があった場合には、念のため「感染性胃腸炎」を想定して消毒などの対応を行います。校内で流行の兆しが見られる場合には、注意喚起の手紙等も配布されます。
ご家庭でも、お子さんの健康観察や体調管理に十分ご注意いただき、腹痛・下痢・嘔吐などの症状がみられた場合には、無理をさせず、早めに医療機関で受診されるようお願いします。

また、冬は空気が乾燥し、インフルエンザの流行も見られます。手洗い・うがいに加え、マスクを着用するなど、感染予防に努めてください。なお、各学校では、屋外で元気に体を動かすこと、給食を好き嫌いなく食べること、睡眠を十分とることも、体力や抵抗力を高める上で大切となることから、指導に力を入れ、子どもたちが元気に学校生活を送ることができるよう取り組んで参ります。

年末年始は、ご家庭で過ごす時間が増え、家族の絆も深まる時期となります。ご家族みんなで健康に留意し、楽しい冬休みを迎えてほしいと思います。

【参考】
感染性胃腸炎による出席停止状況(千葉市立小・中・特別支援学校) 単位:人

(平成24年度については、11月末日現在)

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