千葉市の小中学生のみなさんへ～夏休みの成果をもとに、さらに大きく成長しましょう！～

　教育長の志村です。

　楽しかった夏休みが終わりました。みなさんは、どのような夏休みを過ごしましたか。

　夏休みの期間中には、夏季オリンピックがブラジル・リオデジャネイロで開催され、きっとみなさんも日本選手のすばらしい活躍に、大きな声援を送ったことでしょう。今回のオリンピックでは、日本選手の「チームワーク」が大きな感動を巻き起こしました。団体競技はもちろんですが、個人競技でも、「チーム日本」の力を強く感じました。共に競い高め合う仲間、苦しい練習に耐え励まし合い支え合う仲間、そして選手を支え応援するコーチや家族など・・・。そのチームの力で選手たちは自分の力を発揮できたのではないでしょうか。きっとみなさんも総合体育大会、各種のスポーツ大会、演劇発表会、音楽発表会などの場で、仲間と力を合わせ日頃の成果を発揮したことと思います。

　もちろん、スポーツや芸術以外でも、それぞれのめあてや計画を定め、いろいろな学習や体験にチャレンジすることができたことでしょう。図書館や科学館、生涯学習センター、公民館などでみなさんが一生懸命活動する様子を目にして、とても頼もしく思いました。これらの貴重な経験は、きっとみなさんをさらに大きく成長させてくれると思います。

　さて、９月７日からは、引き続きリオデジャネイロでパラリンピックが開催されます。千葉市で予選が開催された「車いすバスケットボール」「ウィルチェアーラグビー」などをはじめ、千葉市ゆかりの選手が数名出場されます。オリンピック同様に熱い声援を送ってください。

　夏休みも終わりに近づいた８月２３日に、千葉市の中学生が刃物で刺されるという事件が起こりました。日頃から多くの大人の方がみなさんの見守りをしてくださっていますが、「いかのおすし」や防犯ブザーの使い方など、「自分の身は自分で守る」ことを、ぜひご家族と話し合ってみましょう。

 　９月は前期学習の総まとめの時期にもあたります。みなさんには夏休みの成果をもとに、９月からの学校生活の中でさらに大きく成長してほしいと願っています。まだまだ暑い日が続くようですが、生活のリズムを取り戻し、学習や運動の充実のため、友達や先生と一緒にがんばり、楽しい学校生活を送ってくれることを期待しています。

保護者・地域の皆様へ

　保護者の皆様、地域の皆様には、夏休み前に児童生徒の見守り活動へのご協力をお願いしました。おかげさまで、多くの子どもたちはそれぞれ有意義な夏休みを過ごすことができました。皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。

　残念ながら、８月２３日に千葉市中央区において中学生が刃物で刺されるという傷害事件が発生しました。教育委員会では、各学校及び関係機関と連携して再発防止に努めてまいります。保護者の皆様、地域の皆様には、「地域の子どもは地域で守り、育てる」を合言葉に、引き続き子どもたちの見守りをお願いいたします。

　なお今年度は、８月３０日から学校が始まります。学校では、前期学習のまとめの時期に向け、子どもたちが学習活動に集中できるよう取り組んでまいります。そのためにもこれまで以上に家庭や地域の皆様と連携していくことが重要です。

　「挨拶の声に元気がない」、「生活のリズムがおかしい」、「交友関係が変わった」など、これまでと違ったお子様の様子や言動が見られる場合には、早めに学校までご相談くださるようお願いいたします。

　今後とも、保護者・地域の皆様と学校、行政とが力を合わせ、次代を担う子どもたちをはぐくむため、「まごころの教育」を進めてまいります。保護者の皆様、地域の皆様には、引き続き本市教育の推進にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

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