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更新日:2017年7月25日

千葉市科学都市戦略専門委員から市民の皆様に向けたメッセージ

「科学」という言葉を聞くと、みなさんはどんなことをイメージしますか?科学館や実験教室を思い浮かべる人もいれば、「楽しそう」、「難しそう」といった感想を持つ人もいるでしょう。今回、千葉市科学都市戦略専門委員に就任していただいた皆さんから、主に小学生、中学生に向けて科学に興味を持つようになったきっかけや身近にある科学のお話をしていただきました。
千葉市生涯学習情報誌「ちばまなびの森(外部サイトへリンク)(平成24年7月号)」にも各委員からのメッセージや科学関連イベント等が掲載されていますので、あわせてご覧ください。

千葉市科学都市戦略専門委員・・・
平成23年度に千葉市が任命。市民の皆様に向け、最新の科学・技術に関する動向やトピックスを提供するほか、千葉市の科学・技術の取組に対してアドバイスを行います。

みんなも参加できる天気予報の世界
株式会社ウェザーニューズ 童理気象グループグループリーダー 梅田 治氏

「こんな雲が見えたら、これからの天気はどうなるの?」「怖い台風や竜巻。発生するのはいつ頃?どんな時?」いつも眺めている空や雲、そして空から降ってくる雨や雪について不思議に思っていること、知りたいと思っていることなどありませんか?
テレビやインターネットで見るお天気の情報以外にも、自分の目で見える雲の色や形などの様子で、これからの天気がわかることがあります。そんな「お天気」に関わるなぜ?何?をみなさんと一緒に話したり、体験したりする「気象予報志道場(きしょうよほうしどうじょう)」を、小学生・中学生のみなさんと実施しています。実際に空や雲の写真やリポートを送って、自分で天気予報ができるようになりましょう。

太陽からやってくるもの
株式会社日経サイエンス 編集長 中島 林彦氏

日食は見えましたか?地球と太陽を結ぶ直線上を月が横切るとき、月の影が地球に映ります。このようすを地球から見たのが日食です。ではなぜ月の影ができるのでしょう?それは太陽の光が、月によってさえぎられるからです。光は月をつきぬけて地球にやってくることはできません。しかし、太陽は光のほかに別のものも出していて、それは月をとおりぬけて地球にやってきます。砂粒よりもっともっと小さな粒で「ニュートリノ」といいます。ニュートリノは目で見ることはできず、ゆうれいのように壁でも人間でもすいすい通り抜けてしまいます。ゆうれいは月を通り抜けられるかどうかわかりませんが、ニュートリノは月も、さらには地球もとおりぬけてしまうのです。だから夜、寝ているときも、太陽からのニュートリノが地球の裏側からやってくるのです。この不思議なニュートリノを深く研究してノーベル賞を受賞したのが小柴昌俊博士です。

科学技術から生きる希望の光を
国立大学法人京都大学原子炉実験所 助教
(独立行政法人放射線医学総合研究所 客員研究員) 中村 秀仁氏

千葉市内にある独立行政法人放射線医学総合研究所(以下、放医研)を就職先に選んだのは、身の周りの多くの人ががんにかかり、また、母もがんで長年闘病生活を続けていたからです。こうしたこともあり、次第に最先端の科学技術を有する放医研で学べば、家族の役に立つことがあるかもしれないと考えるようになりました。そして、長期にわたる母親の闘病生活から、自分の親でも最先端な医療を受けられるような、つまり誰もが使えるような、科学技術が必要であると確信しました。
人の生きる希望を生み出したい、それが今日、私が科学技術と向き合うきっかけとなりました。現在、安価な医療装置の実現に向けて、研究を進めています。

しっかり食べて健康
国立大学法人千葉大学教育学部 教授 野村 純氏

今回は「健康」を科学の目で考えてみましょう。風邪をひくと体の調子が悪くなりますね。また、ビタミンは体の調子を整えてくれるって聞いたことありませんか?では、この「体の調子」とは何のことでしょう。
実は、私たちの体は細胞という小さな袋が60兆個も集まってできたものなのです。この袋の中では、毎日毎日いろいろなものを作ったり分解したりという化学反応が行われているのです。この化学反応が「体の調子」の正体なのです。細胞の中で化学反応がうまくいっていると体の調子がよく、「健康」なのです。風邪をひいた時など体の調子の悪い時は体の中の化学反応が上手くいかなくなっています。
皆さんは学校で「いろいろなものをバランスよく食べましょう」と教わりませんでしたか?体は化学反応のエネルギーや材料を食べ物から手に入れています。だから「健康」でいるためには好き嫌いせず、良くかんで、楽しく食事をしなければいけないのですよ。

科学を通してそれ以外のたくさんのことも学びました
元千葉市立中学校校長 杉山 清志氏

私はみなさんがよく知っている科学番組に出演したり、番組の監修(内容や技術的なことの指導)をたくさんしたりしています。また、『夫婦で行うめずらしいタイプの科学教室』なども全国で行っています。
そして、テレビの番組をお手伝いする中で、「こんな見せ方をすると見ている人はさらに内容が理解しやすくなる」といった演出のしかたもわかりました。科学実験をするだけでなく、それをどのように行うかということがとても大切なのです。こうした経験は皆さんとの科学教室の中にも活かされています。
このように、私自身が科学を楽しみながら、楽しい科学番組作りにも参加することで、多くの素晴らしい人とたくさん出会うことができました。それはこれからの科学教室にもきっと生きることでしょう。

千葉は「日本のロケット発祥の地」
特定非営利活動法人ちばサイエンスの会 前理事長 三橋 藤平氏

ご存知でしたか、千葉市が日本のロケット発祥の地であることを。56年前、JR西千葉駅前の東京大学生産技術研究所で、糸川英夫博士(日本ロケット開発の父)を中心とする研究チームが、日本初のペンシル型ロケット(長さ23ミリ、直径18ミリ)等の発射実験と研究をしていました。この研究が現在の種子島宇宙センターのロケット発射に結びついています。
今年は、博士の生誕100年になるそうです。博士の科学への思いを受け、私たちは、子どもたちに豊富な科学体験・自然体験をサポートするため、NPO法人「ちばサイエンスの会」をつくりました。ペンシル型ロケットのように世界を動かすような科学・技術のきっかけを将来を担う子どもたちに提供するため、私たちは「火星ローバーをつくろう」「ちばサイ宇宙の学校」「子どもミュージカル・宇宙に挑む」「自然観察会-森の玉手箱」「里山農業体験」「サマーキャンプ」等を実施しています。詳しくは、「ちばサイエンス会」のホームページをご覧ください。一緒に科学を体験しましょう。

科学・技術と社会貢献
公益社団法人日本技術士会千葉県支部 幹事 山下 六男氏

私の少年時代は、戦後間もない頃で九州の霧島国立公園の山麓で育ちました。当時は、日本中が貧しく山村地域には下水道も上水道も無く工場もほとんど有りませんでした。そのため、川はどこも清流で川底がキラキラ輝いており、夏は毎日のように川で泳ぎ魚釣りをして遊びました。
高校生になり化学の先生と霧島連山の麓に沢山ある温泉の温度測定などの調査に行き、だんだん化学(理科)の勉強が好きになり大学も化学工学科に進みました。その頃から高度経済成長政策がとられ東京オリンピックが開催され、都市だけでなく地方の川も黒く汚くなりました。
子供の頃の清く美しい川を取り戻そうと決心し、水質浄化・解析・保全の仕事をして技術士になりました。現在では、多くの人の努力により川の水もずいぶんきれいになっています。子供の頃、理科や算数(数学)に興味を持ち、大人になって科学・技術の力で多くの人々の為に役立つことは、70歳になる現在でも楽しいものです

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このページの情報発信元

教育委員会事務局生涯学習部生涯学習振興課

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