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ホーム > 緑区役所 > 緑区地域づくり支援課 > 令和6年度緑区避難所運営委員会研修を実施しました
更新日:2024年7月11日
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災害発生時は「千葉市地域防災計画」に基づき、学校等に避難所を開設しますが、災害の規模が大きくなるほど、職員の到着の遅れや被災等により、職員だけでの避難所の開設や運営は困難となります。
そのため、災害発生時に地域住民の皆さんが主体となって避難所を開設・運営を行う体制を整えておく必要があります。緑区ではすべての避難所において、地域の町内自治会、自主防災組織等が一体となった「避難所運営委員会」が設立されています。令和元年には、台風、大雨により大きな風水害を受けて、緑区内でも多くの避難所が開設されました。
そこで、緑区では災害時に避難所開設をするまでの流れや、どのような条件で避難所が開設されるのかを知っていただき、災害発生時に円滑な避難所運営を行えるようにするため、避難所運営委員会の委員を対象とした研修を年に1回開催しています。
日時:令和6年6月22日(土曜日)9時30分から12時まで
会場:鎌取コミュニティセンター多目的ホール
講師:千葉市SLネットワーク 深味 肇 氏
参加人数:70名
「避難所運営委員の課題とHUG〈平常時の活動と災害時の対応〉」
避難所運営の基本について30分講義をしていただいた後、班ごとにHUGゲーム(避難所運営ゲーム)を行いました。
(1)講義内容(主なもの)
・「避難に対する基本姿勢」とは、自らの命は自らが守る意識を持つこと。行政は、住民が適切な避難行動をとれるよう支援する。
・「指定避難所」とは災害発生時に、地域の居住者や滞在者の身の安全を守る場所であり、「一時的な生活の本拠地」として宿泊・滞在するための施設。
・地域による「避難所運営委員会」が設立されている避難所の場合、千葉市内で震度6弱以上の地震が発生した場合は、委員会が作成した「避難所開設・運用マニュアル」に基づき、地域の住民代表が開設。
・風水害(台風、豪雨)など、その他の災害発生の恐れがあるときは、対応する災害の種類、規模、避難者の状況により、原則は市長(又は区長)が開設する避難所を決定。
・大規模災害では行政機関も被災し、公助の機能不全を起こすため地域による「避難所運営委員会」をはじめ住民自らが避難所の運営をしていく必要がある。
・避難所運営の肝は事前の準備であり、必要最低限のルールは災害の起こる前に決め、地域住民に周知をしておくことが大切。
・平常時に訓練を繰り返し訓練を行い、できるだけ経験を積んでおく。
・コロナだけが感染症ではないため、引き続き感染症対策を講じたうえでの避難所運営が必要となってくる。
(2)HUGゲーム
HUGゲーム(避難所運営ゲーム)は、避難所運営をみんなで考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。
避難者の年齢、性別、国籍などそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるのか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを疑似体験するゲームです。
今回の研修では、8~9人を1グループとし、グループごとにHUGゲームを行いました。
・避難所開設における事前準備の大切さがよくわかった。色々な状況を想定し、どうすべきか事前に決めておく必要性を感じた。
・初めての参加だったが、ゲーム感覚で楽しめてよかった。
・HUGゲームに初めて参加したが、とてもためになった。さらに詳細なシチュエーションがあれば、より楽しめると思った。
他にもたくさんのご意見をいただきました。
千葉市として、緑区として、災害発生時の避難所運営、支援等が少しでもスムーズに行えるよう、引き続き内容等検討していきたいと思います。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
緑区地域づくり支援課ではHUGゲームの無料貸出を行っております。お借りになりたい方は、緑区役所1階地域づくり支援課窓口までお越しください。避難所運営委員会での活用や、自治会や自主防災組織の防災会議等でぜひHUGゲームを実施してみてください。
以下、防災・避難所運営関係HPリンク
避難所運営委員会~地域の共助による避難所の開設・運営に向けて~
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