千葉市美術館さや堂ホールのクラシカルな内観と作品と鑑賞者のコラボレーションを実現する。
既存の柱を利用する。
柱全てに囲い壁を巻き、同寸の柱を複数新作し、角柱が乱立する都市のような空間を作る。
これらの角柱は4面のうち2面がダークグレー、他の面がライトグレーに着色されていて、エントランス側から見ると、ダークグレー1色の柱群になり、奥の角から見るとライトグレー1色の柱群となる。
所々に鏡の面を作り、さや堂ホールの室内装飾を写し込み、ゲスト自身も写し込み、さらに、展示作品自体もオーバーラップしてくる構造になっている。
見る角度によっては、鏡の柱は消えて見えたりする不思議さがある。
部屋の奥から見ると、このように真っ白な柱郡となる。
鏡の効果により、作品が浮かんで見えたり、柱の面が消失して見えたりする。
ダークグレーとライトグレーが入れ子になり、ストライプのような景色が生まれる。