ちば市政だより　2020年6月号 23面

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東京2020オリンピック・パラリンピック関連情報　さあ、MAKUHARIから未来へ　幕張メッセで7競技開催

千葉市ゆかりのアスリートを紹介　パラアスリートの未知（道）　廣瀬隆喜（ひろせたかゆき）選手×ボッチャ

ボッチャ強豪国日本を牽引する第一人者
「チーム廣瀬」で、目指せ金メダル！！

ボッチャで才能が一気に開花: 重い障害がある人のために考案されたボッチャは、だれでもできる競技ですが、いろいろな戦術が考えられるなど奥深さもあります。
そんなボッチャの国内第一人者といわれているのが、緑区にある袖ケ浦特別支援学校出身の廣瀬隆喜選手です。先天性の脳性まひで、両手両足に障害があり、日常生活では電動車いすに乗っています。在学中は競技車いすで陸上競技をしていましたが、障害がネックで思うように結果が出ず、続けるべきか悩んでいました。そんな廣瀬選手を当時の先生方が誘ったのがボッチャでした。この時廣瀬選手は高等部3年生。後に世界を席巻することになる日本のエースが、アスリートとして誕生した瞬間でした。
彼はのめりこむように練習し、メキメキと上達。なんとボッチャを始めて4年後の日本選手権で初優勝を飾ります。パラリンピックには北京、ロンドン、リオと3大会連続で出場、リオ2016大会では、団体戦で同競技として日本勢初のメダル獲得という快挙を成し遂げます。
「チーム廣瀬」で進化: トップ選手となった彼でしたが、現状に満足せずある決心をします。「リオの時と同じでは、東京では勝てない」。競技に専念するため、コーチング、身体のケア、マネジメントなどの専門家を集め、「チーム廣瀬」を結成します。他者の目で客観的に分析し、自分に適したトレーニングメニューをひたすらこなします。鍛錬を重ねた結果、「服のサイズが2段階上がるくらい身体を大きくすることができた」。
体格を生かしたパワーと正確無比のコントロールで相手ボールを弾き飛ばし、自分に有利になるよう試合を展開していくのが彼の最大の武器です。「戦術の考え方や実践の仕方、投球精度の向上を目指してトレーニングをしている」。ストイックな廣瀬選手は飽くなき姿勢で、自分のやるべきことを探求し続けています。
東京2020パラリンピックに向けて: パラリンピック4大会連続出場となる東京2020大会では、個人と団体の両方でメダル獲得を目指します。個人戦でメダルを獲れば初。「応援を力に変えたい。競技のおもしろさや楽しさが伝わる戦いをしたい」。眼光に、鋭さが増します。

問い合わせ　オリンピック・パラリンピック調整課　電話　245-5296　FAX　245-5299

動物公園日誌

日直: キー（シタツンガ）

やあ、わしはキー。2009年4月5日生まれの11才じゃよ。息子が2頭、孫も1頭いるおじいちゃんじゃ。
ところでわしのこと、バンビとか、シカなぞと言っているやつがいるが、実はウシの仲間なんじゃよ。
エーッ！ウシに見えない？確かに体のもようはシカに似ているが、角が枝わかれしてないじゃろ。シカとちがって、ウシの角は枝わかれしないんじゃ。それに、シカの角は生え変わるが、わしのこの角は一生のび続けるんじゃ。
この角はわしのじまんでな。時々、さくにはったベニヤ板のすき間に角を入れて板を割ってみるのじゃ。力試しをしておるんだ。飼育員たちも困っているようじゃな。ホッホッホ！
たまにわしたちは、さくを抜けて、シマウマのほうに行くのじゃが、まちがえてくれるなよ。さすがにシマウマとは見分けがつくかのう。
わしたちは本来、水辺の動物だから、ミーアキャットたちの家の下にある池に入っていることもあるんじゃよ。夏は、暑くてまいってしまうから、水の中で座ってくつろいでるんじゃ。きみたちも、夏にプールに入るのは気持ちいいもんじゃろう。ねる部屋にある水飲み場に、前足をひたして涼むこともあるぞ。あ～極楽、極楽。きみたちはマネしてくれるなよ。
普段は群れで行動することは少ないんじゃ。わしたちは1頭1頭、のんびり草を食べていることが多いぞ。しかし、3時ごろになると、習慣で部屋に帰りたくなるんじゃ。それはほかの仲間も同じようじゃ。今日も出入口のあたりにみんなが集まってきておるぞ。
さて、またひと眠りするか。

問い合わせ　動物公園　電話　252-1111　FAX　255-7116