更新日:2022年4月27日

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ちば市政だより 2022年5月号 19面

特集


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千葉のまちの礎を築いた千葉一族の中興の祖 千葉常胤を知ろう

(1)NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」展

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に千葉つねたねが登場しています。ドラマの世界観を楽しみながら、常胤の活躍を見てみませんか。

日時
4月23日(土曜日)から5月15日(日曜日)9時から17時
会場
郷土博物館
内容
常胤を演じる岡本信人さんのビデオメッセージ、番組紹介パネル、フォトスポット、撮影小道具などの展示

(2)パネル展「千葉常胤と13人の御家人たち(北関東編)」

千葉常胤と関東の有力御家人の中から7人の御家人を紹介します。

日時
5月19日(木曜日)から7月12日(火曜日)9時から17時
会場
郷土博物館
内容
畠山重忠、比企能員、新田義重、足利義兼、小山政光、宇都宮朝綱、八田知家を紹介

「鎌倉殿」と千葉常胤 

五、常胤が献上したごちそう

毎週日曜日、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送中です。俳優の岡本信人さんが演じる千葉常胤は、千葉のまちの礎を築いた千葉一族の中興の祖といわれており、源頼朝を助け鎌倉幕府の成立に大きく貢献し、多くの功績を残した人物です。

鎌倉時代、幕府ではさまざまな儀式が行われていましたが、常胤に関わるものでは、「おうばん」がよく知られています。垸飯とは、慶事の際、御家人が将軍に祝膳を献上した後、そこに集う御家人達にもふるまうことで、将軍と御家人との主従関係と御家人間の同輩関係を再確認する、とても重要な儀式でした。なお、垸飯は現在の「大盤振る舞い」の語源にもなっています。

鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡あずまかがみ」には、常胤が、元日の垸飯を幾度も担当していたことが記されています。元日の垸飯を任されることは、特に名誉なこととされ、幕府内で筆頭の御家人が行うものであったとも考えられています。

では常胤は、どのようなごちそうを振る舞っていたのでしょうか。

頼朝の鎌倉入府後初めて迎えた、1185年(治承5年)の元日垸飯を任された常胤は、1メートルの大鯉をはじめ、数えきれないほどの美酒やさかななどぜいを尽くした料理をふるまったとされています。

残念ながら祝膳の詳しいメニューは記されていませんが、当時の記録から、房総ではアワビ、ハマグリ、カツオ、サケや、シカ、キジ、果物などの山海の幸に恵まれていた様子がうかがえます。

豊かな食材に彩られた「常胤のおもてなし料理」が、鎌倉殿源頼朝の御膳を賑わした様子を想像してみるのも、楽しいかもしれません。

詳しくは、「千葉氏ポータルサイト」で検索

大河ドラマ 鎌倉殿の13人(THE 13 LORDS OF THE SHOGUN)

毎週日曜日 20時から(NHK総合テレビ) 18時から(NHK BSプレミアム・BS4K)

問い合わせ 都市アイデンティティ推進課(1)「鎌倉殿」と千葉常胤 電話 245-5660 FAX 245-5476

郷土博物館(2) 電話 222-8231 FAX 225-7106 月曜日(祝日・休日の場合翌日)休館


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動物公園日記

日直 つばさ(ダチョウ)

やぁ、みんな。ぼくはダチョウの翼。よく知っているかもしれないけど、ダチョウは鳥のなかまの中で一番体が大きいんだ。飛ぶことはできないんだけど、走るスピードには自しんがあるよ。そうだなぁ、だいたい時速50キロメートルくらいだから、車と同じくらいかな。すごいでしょ?

ぼくは、去年の11月に千葉市動物公園にやってきて、3月にてんじ場デビューしたんだ。みんなと会えるのがうれしくて、つい近づいて行っちゃうかもしれないけど、こわがらないでね。

さいきんは、しいくいんさんのうでやぼうしを、くちばしでつっついて遊ぶことにハマっているよ。ぼくはとっても楽しいんだけど、しいくいんさんはあまり楽しそうじゃないんだ。もしかすると、つっつく力が強くていたいのかなぁ。今度からは、もう少しやさしくするようにするね(できるかなぁ…)。

ぼくのパートナーは、ひとみ。同じ日に同じぼく場からやってきたよ。瞳は、ぼくみたいに子どもっぽくなくて、おとなしいせいかくなんだ。見分け方は羽の色で、ぼくが黒、瞳が茶色っぽい色をしているよ。いまはまだ、なかよくなっているとちゅうだけど、いつかは二人の子どもができるといいなぁ。

問い合わせ 動物公園 電話 252-1111 FAX 255-7116


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学芸員が選ぶ 今月のイッピン

清水九兵衞《MASK Ⅱ》 1977年 (一財)草月会蔵

アルミニウムの鈍い光沢や質感が、印象的な彫刻作品です。横にした三角柱の上を、まるで生き物がはっているようにも見える「MASK Ⅱ」の作者は、戦後の抽象彫刻をけん引した清水九兵衞(1922-2006)です。

彼によるパブリック・アート(公共の場所に設置された芸術作品)は、東京都庁やJR京都駅など全国各地にあり、作品と置かれる場所の関係は、作者にとって常に重要な問題であり続けました。

また、清水九兵衞は「京焼」の名家として250年余りの歴史を持つ清水家を継いだ、陶芸家・七代清水六兵衞その人でもあります(襲名は1980~2000年)。清水九兵衞/六兵衞が生み出す造形は、抽象彫刻と器物のどちらにおいても創意工夫に富み、オリジナリティが厳しく追求されたことが、作品から伝わってきます。

本作は能面への関心から、作品名が「MASK(マスク)」とされています。能面やかつら、黒瓦屋根の家屋や茶室、石庭など、日本の風習や風土の中で永く育まれた「質感の美学」が、京都を拠点に活躍した彼の作品の醍醐味だいごみといえるでしょう。

森学芸員
生誕100年清水九兵衞/六兵衞(7月3日(日曜日)まで)にて展示中。ご覧ください!

問い合わせ 市美術館 電話 221-2311 FAX 221-2316


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テレビ広報番組 チバテレ「ザ・サンデー千葉市」について

テレビ広報番組 チバテレ「ザ・サンデー千葉市」。今月の放送は、1日(日曜日)9時から9時15分「魅力いっぱい!蘇我をぶらり散歩」


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ファックス:043-245-5796

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