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更新日:2017年11月9日
消防局長の石塚です。
本日(11月9日)から「秋の火災予防運動」がスタートします。
この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり『火の用心 ことばを形に 習慣に』を統一防火標語とし、防火防災に関する意識や行動力を高め、火災や災害に強いまちづくりを推進することを目的としています。
住宅火災を防ぐためには行政の力だけではなく、市民の皆様ひとりひとりの防火対策が大変重要になります。大切なご家族の命を守るためにも、この秋の火災予防運動を契機に、今一度、ご自宅の防火対策について見直してみるようお願いいたします。
住宅用火災警報器は、火災の早期発見に有効なものであり、全ての一般住宅での設置が義務付けられています。千葉市では平成29年6月現在89.7%の世帯で設置済みですが、約1割強の世帯には未だに設置されていないと考えられます。
住宅用火災警報器の設置効果については、寝たばこやてんぷら鍋の使用放置による出火を住宅用火災警報器の鳴動で発見し、避難・初期消火に成功した例が、平成18年4月から平成29年10月末までの間に”156件”ありました。火災をいち早く発見し、大切な家族、財産を守るためにも、未設置の方は一日も早く設置して頂くようお願いいたします。
また、千葉市では、平成20年6月に既存住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化されてから、平成30年6月でちょうど10年目を迎えます。(新築住宅は平成18年6月に設置が義務化されてから、今年ですでに11年が経過しています。)
住宅用火災警報器は古くなると電子部品の寿命や電池切れで正常に火災を感知しない可能性があるため、火災を早期に発見できず逃げ遅れることも考えられます。
住宅用火災警報器の本体の寿命は約10年が目安ですが、10年たっていなくても、電池切れや故障の場合は、本体の交換が必要となりますので、定期的に点検や清掃を行い、いざという時にきちんと作動するよう維持管理を行ってください。
今回ご紹介しました住宅用火災警報器の他に、震災時の電気火災を防ぐのに有効とされる感震ブレーカー、平成28年12月22日に発生した糸魚川大規模火災を踏まえた厨房の火災予防対策に関するリーフレットを皆様のご自宅に配布しております。災害による被害を少しでも減らすために、合わせてご確認いただければ幸いです。
【回覧資料】画像をクリックして詳細をご覧ください。
【リーフレット】画像をクリックして全体をご覧ください。
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