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更新日:2016年1月20日

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質疑応答(平成28年1月5日)

日時 平成28年1月5日(火曜日)13時30分~14時01分
場所 本庁舎3階 第一会議室

 

質疑応答

(記者)
今年もよろしくお願いします。主な出来事を挙げていただきましたけれども、市長として、今年の市政の課題の中で、最も力を入れたいというふうにお考えになっている市政の課題がございましたら教えていただけますでしょうか。

(市長)
はい。一番大きいのは、さまざま本当にあるわけですけれども、大事なことは例えば海辺のグランドデザインですとか、千葉駅周辺のグランドデザイン等、今までずっと力を入れていく方向性、千葉氏もそうですしアイデンティティもそうですけれども、多分2015年にこっちの方向に進めようというのは、ほぼ見える形、少なくとも市政を注目していただいている方々にとってみれば、見えるような形までは2015年は方向性を定めることはできたと思います。
大事なのは2016年、今年に入ってそれを具体的にどうしていくのかというのが、今年いよいよ目に見える形で、これは市政に注目していない市民の皆さん方も少なくとも目にする機会が増えてくる年だと思います。このときに、市民や関係者の方がそれはいいねと是非そちらに協力していこうというふうに思っていただけるような、うねりをつくっていかなければいけないと思います。
計画をつくることをしっかり検討、協議すればある程度のものはできてきますけれども、それを市民やいろんな方を巻き込んで、一つのムーブメントに変えていくためには、私たちがいろんなところに出て、さまざまな方に呼び掛けをしなければいけないというふうに思いますので、今年は千葉市が進むべき方向について、注目をしていただきかつ巻き込んでうねりをつくっていく、共鳴をしていく、共鳴をつくっていくような年にしなければいけないなというふうに思っています。ですので、これだっていうわけではないので、何となく新聞記者さん的にはどうなのかなというのはあるんですけれども、大きな話でいうとそういうことになるのかなとそういうふうに思います。

(記者)
別件なんですけれども、昨日市長が仕事始め式の方で2025年問題について言及されましたけれども、ハード、ソフト両面で第一歩というお話でしたけれども、具体的に今年取り掛る事項として、まず第一歩として具体的にどういった取り組みを考えていらっしゃるのかお願いいたします。

(市長)
はい。これも、まさに2015年に地域包括ケアの専門の課をつくって、それで充実させていくということで、いろんなことを取り組みをしてきましたけれども、2016年今年は、これから例えば、医療や介護職にある方々の相互の連携をしていったり、そうした地域包括ケアとしてやらなければならないといわれてきたことを、具体的な事業としてこれから展開をしていくことになります。あと、もう残すところ10年切ってしまったような中で、いかに地域で安心して住めるような、高齢の状態でも住み続ける状況をつくっていくために、我々、今までもモデル事業ということで、何というんですかね、積極的に訪問をするとかそんな取り組みをやってきましたけれども、これをもっと展開をさせていくということですね。今年は医師会の皆さん方と、相当医師、医師会の方々とは連携をして、モデル事業でもいいから具体的にやっていかなければいけないのかなとそういうふうに思っています。

(記者)
今年もよろしくお願いいたします。発表事項の方からお伺いしたいのですが、ひきこもり地域支援センターなんですけれども、こういったひきこもりの方に特化した支援センターは、他の市町村でやられている例はあるのでしょうか。

(職員)
各政令市ですとか、各県におきましてすでにほとんどのところでは実施されております。千葉県内で申し上げますと、県のひきこもり地域支援センターが、美浜の精神保健福祉センターの中に設置してございます。

(記者)
ありがとうございます。それとあと年末に幸せシフトを実行されましたけれども、実際に終えられて、職員の方の反応を含めて市長の感想を教えてください。

(市長)
これは、私より多分総務局長が一番把握しているのではないかなと思います。

(職員)
職員、一応本庁と区役所の方に聞いてみたんですけれども、本庁の方はいろんな意見があったんですけれども、なかなか普段休みが取りにくい雰囲気の中で、課全体で休暇を取りやすい雰囲気ができたとか、あと家族との非常に貴重な時間を過ごすことができて有意義だというようなことが本庁でありました。
逆に区役所の方はやはり窓口優先ということで、窓口に支障がないような形ということで行いましたので、部署によってはほとんど取れなかったというような部署も。例えば、こども家庭課というところは、年末年始ちょうど保育所の入所の受付時期というのがあったんですね。一番忙しい時期で、こういう部署はなかなか実際には取れなかったというような話も出ておりました。ただ、同じ区役所の中でも部署によっては、突発的なことを除けば事前に調整して休暇を取得することができたというような部署もございました。

(記者)
ありがとうございました。

(記者)
今年もよろしくお願いいたします。発表事項で千葉開府890年の件なんですが、PRポスターにある3つのマーク、それぞれ何を表しているか教えていただきたいんですけれども。

(職員)
その890の下に書いてある紋ですよね。

(記者)
そうですね。

(職員)
これは、いずれも千葉氏にゆかりのある紋章でございまして、向かって一番左が月星紋でございます。それと月に八曜という八つの星でございます。それと九曜紋と。こういったことでいずれも千葉氏にゆかりのある紋章というところでございます。

(記者)
分かりました。

(市長)
結構、千葉神社とかにもこういうのはよくありますよ。

(記者)
あともう1点開府の件で、千葉氏サミットなんですけれども、千葉氏ゆかりの都市を招くといいますが、現時点で首長さんで参加される方とかって決まっているのでしょうか。

(職員)
現時点ではっきりと参加いただけるという方のご予定はまだないのですけれども、一応関連都市として10市ございます。それで、こちらの方にお願いをして、できれば全部の市から首長さんに参加していただきたいということで、これから、具体的にお話し合いをしていますけれどもさらに詳しくお話しして、お願いをしていきたいというふうに考えています。

(記者)
そうすると、10市の中で何市か例を挙げていただいてもよろしいですか。

(職員)
一関市ですね。それと相馬と南相馬それと郡上市それと、小城市。

(市長)
東庄は。

(職員)
県内では東庄、あと佐倉市あと多古ですね。あと酒々井。これだけです。

(記者)
ありがとうございます。

(職員)
すみません、あと涌谷町というのが一つございまして、それで全部で10カ所ですね。

(記者)
分かりました。ありがとうございます。

(記者)
今年もよろしくお願いいたします。幸せシフトの件で、もうちょっと詳しくお聞きしたいんですけれども、約4割の職員の方がお休みの見込みというお話でしたけれども、実際どのくらいの方がお休みされたのかと、あと今このニュース結構反響が多くあったと思うんですが、市民の方の声がどのぐらいあって、どんな内容が主だったのかというのを教えていただきたいのですけれども。

(職員)
まず休みの状況ですけれども、事前の調査で38パーセントが実際の休みということで報告が上がっていまして、これは本庁いわゆるこの本庁の建物で38パーセントということが上がっておりまして、それで昨日の時点でそこの中で抽出して総務局と区役所ということで中央区役所、こちらの方を実際に調べてみました。総務局は窓口がないということで、しかも積極的に取れと私が言ったものなんですけれども50.6パーセント。これが本庁で一番高い数値です。平均では38パーセントですが、総務局は50.6パーセントです。それから、区役所の方は代表して、中央区の状況を確認しましたところ、中央区は26.6パーセントということで、やはり窓口があるところ、区役所も地域振興課とかその日あまり市民が来ないようなところは結構休めたということですが、市民課ですとか先ほど申し上げましたこども家庭課ですとか、こういうところはなかなか休みが取れなかったというような状況でございます。
それから、あと市民の声ということで、直接6区にまず確認して、何か業務に支障があったとか、市民から苦情があったかということを6区に確認したところ、そのような苦情は一切なかったです。区役所は窓口を優先したということもありまして、市民からの苦情は実際にはございませんでした。ただ、私どもの方に直接電話や、もしくはメール等でご意見を寄せられ、批判的な意見がトータルで12件寄せられております。内容的には中小企業は年末休めないのにとか、公務員は優遇されているとかですね、実際4割近く休めるというのはおかしいのではないか、無駄な職員が多いのではないかとか、また新聞記事で28日幸せシフト休みと載ってしまった関係もありまして、28日は市役所がやっていないのではないかということでのご批判、これは勘違いなんですけれども、こういうような苦情が出たところでございます。

(記者)
分かりました。総合的にそうした反応を受けて市長ご自身としてはどう考えているのでしょうか。

(市長)
やってよかったなと思いますね。大体こういうので褒めるのは、わざわざ市役所に電話する人っていませんので、私のSNSでの反応、それからこの間12月いろんな事業、場所に私は市民の皆さん方に、事業者の方々にお会いをしましたけれども、こちらが別に水を向ける話もしない中で、この話についても大変いいことだということで、多分私直接言われただけでも50人以上の方から言われておりますので、正直、ここまで反響があって、いただいたというのは、大変ありがたいことだというふうに思います。特に、役所の労働環境ということに対して、意外と目を向ける流れというのがありませんので、そういった意味でもいい機会になったかなというふうに思います。
私も何というんですかね、ある種公務員出身の市長ではありませんので、そういった意味では公務員の中で直すべきところは直しますが、一方で公務員の皆さん方が市民のためにより能力を発揮できる環境をつくるというのも、これも外部からきた人間としての一つの役割だというふうに思っていますので、そういう中では、一つ役割を果たすことはできたかなというふうに思います。これはできる限り、また、そういうシフトがすべき意義のあるそうした暦のときにはもう一回やって、それがもう少しさらに広がっていくように、私たちも努力をしたいとそういうふうに思います。ちょうど今日、千葉日報社さんの集まりで県内の首長の方に会ったときに「うちもやったから」と何人かからいただきました。

(記者)
ありがとうございます。

(記者)
浮世絵の関連ではあるんですけれども、文化財の所蔵の関係です。浮世絵とゆかりの深い春画について、公開のあり方がすごく話題になりまして、それで千葉市に寄贈されたもの中心に何点かあると思うんですが、今後の公開のあり方とか、特に浮世絵に力を入れているということなんですが、どういうふうに考えられるか教えてください。

(市長)
そうですよね。本当に昨年は春画について非常に注目が集まった年だというふうに思いますし、私が思っているよりも春画の公開に対して比較的に、全体でいえば好意的な世論があるのかなという感じはいたしました。もちろん、いろんな問題あるわけですけれども、そういう中で今後の公開に関していろいろ考えるきっかけにもなったのかなというふうに思います。これは専門の方がいますので、どういう形で展示をするのが本来的な位置づけとしてふさわしいかというところもちょっと専門方に。

(職員)
今年、大変話題になったのは春画展がありまして、春画だけを集めた展示で、一般の目に触れたこともないものばかりが集まった展覧会があったためなんですが、そのような形の春画展というようなものは、1回2回やるとある程度役割は終えて、浮世絵の研究や公開に力を入れてきた千葉市美術館のあり方としては、センセーショナルな感じで春画だけを取り上げてやるようなことではなく、全体の流れとか、あるいは作家の研究的な内容の中で、その春画的なものがどういうふうに生まれてきたり、位置づけられるかというような中に含まれて全体の展示があるというような形では、今後、以前もきちんとそういうこともしてきたんですけれども、今後はよりそういった視点では展示もできるようになるかなというふうに考えています。春画だけを取り上げるということに対しては、もうやったからいいだろうというかこれからやることではないかなとは思っています。

(市長)
本当に昨年のおかげで若い方々を中心に、非常にそういう意識がそんなに高く、何というんですか、特別視、いい意味でしないということがよく分かってきたと思うんですね。どうしても今までは特別感があったので、あえて外す、もしくは昨年のようにあえてそれだけで展示会で注目が集まるということだと思いますけれども、さっき言っていただいたとおり、普通に扱える時代が想定よりも早く来るのではないかな、来ているのではないかな、そういう感じはします。


(記者)
本年もよろしくお願いいたします。千葉開府890年について教えてください。これなんですけど、歴史を知るとか、見るとかそういう部分で学ぶというところが大きいこのPRなのかなというふうな印象をもってお話を伺っているんですけれども、今観光とかでは、やはりやる、体験するというところが主流なのかなという部分だとは思っています。こういったところで、千葉氏にまつわるこういう体験型で歴史を探っていくみたいなことを考えていらっしゃるのであれば、そういう部分を教えていただければと思います。

(市長)
ありがとうございます。まさにおっしゃったとおり、これから本当の意味で浸透させていく中では、体験型というのがいかに充実できるかということが一つ鍵になっております。残念ながら今まで、そうはいってもこの千葉開府850年以来、千葉市は40年間千葉氏についてほとんどやってきていないというところが大きなポイントだと思うんですね。ですから、ほとんどの市民の方々にとって千葉氏というものが、そもそも認識をされていないというところからの我々の再スタートだというふうに思っていますので、そういった意味では我々のまずすべきことは、千葉氏というものがあるよねというところがまず問題提起というか、何というんですかね、起点をつくるというところが、890年でやらなければいけないことだと思います。
その後は、やはりおっしゃっていただいたとおり、我々のイメージ的には、890年はみんなの注目を集めさせたい、そしてまた、マスメディア等も含めて発信をしたい、そこまでが我々まずやらなければいけないポイントだと思います。その後は、おっしゃっていただいたとおり今後10年後の本当の意味での重要な節目に向かって、体験型や、また、子どもたちの学校現場におけるそうした教養教育の一環として地道に積み重ねていく中で、900年迎えていく、こういうことに恐らくなろうかなというふうに思っております。今、ちょうど我々この10年間の何をやっていくのかということも今整理をしているところでありますので、そういう中で、もう少し見据えてお出しをしていけるようになるのかなという感じがいたします。ワークショップとか、いろんな体験型やらなければいないと思うんですね。

(記者)
ポスターを、ちょっと後ろになりますけれども、拝見すると弓矢を構えていますので、流鏑馬とか、そういう部分を学校教育に取り入れたりとか、そういう部分があるというふうに認識してよろしいでしょうか。

(市長)
それは私どもも今議論していまして、これを具体的にまちで感じられるようにするにはどうすべきなのか。そもそも、歴史、武士といったときにやはり江戸が大きいんですね。日本にとって武士といえば、侍といえば、またそうした時代的なまちといえばやはりどうしても江戸が基準になっている中で、我々がルーツに持たなければいけないのは鎌倉源平時代ですよね。では、源平時代というのは何なんだというのは意外とないです。例えば都市のデザイニングコンセプトでそういうのをどういうふうにしてやっていくのか、カラーとしてどういうふうにやっていくのかがやはり整理されていないですよね。その中でおっしゃっていただいたとおり、江戸時代が刀とすれば、鎌倉時代は明確に弓なんですよね。ですからこの弓というのをどういうふうに我々として位置づけていくのかというのは、今後の中でも重要な議論だというふうに思っておりまして、今まさにそういうことを議論をしているという状況であります。

(記者)
ありがとうございます。

(市長)
そういうふうに言っていただけると、ちょっと心強いですね。新春弓染めみたいなものとか、本来であればやってもいいことですよね、馬と弓になるのかなという感じがいたしますけれども。千葉で。

(司会)
時間の関係であと1問だけでお願いしたいと思います。

(市長)
イチゴが控えていますので。

(記者)
本年もよろしくお願いします。浮世絵というか春画になってしまって恐縮ですが、以前市長のツイッターでつぶやいていますが、担当局とあと市長にあらためてで1点ずつ伺いたいんですけれども、今回200点の中で、春画というのは何点置かれているのかというのと、以前市長がツイッターで公費も投入したというお話もあったんですけど、あらためて千葉市美術館に何点あって、公費を幾らぐらい投入しているのかということも伺いたいと思います。それで市長には、先ほど担当部局から過去の公開の考え方についてありましたけど、市長としてもそういう考え方でよろしいのかどうかを伺えればと思います。千葉市美術館、すごい浮世絵の充実が私もきてびっくりして、春画の充実も一応全体の充実の関連だと思っていますので質問をよろしくお願いします。

(職員)
まず千葉市における春画の所蔵ですけれども、春画というとどういうイメージか、版画あるいは肉筆でもその春画的な場面が含まれて、それだけ1枚のものというのは千葉市では所蔵しておりません。枕絵本というか、本の中にいろんなストーリーがあっていろんな悩みがあって、一部そういう場面が含まれているようなものを春画本として数えますと、全部で19点の本を所蔵しています。1点のみ購入した菱川師宣の恋のたのしみという版本、春画本がありますが、これは購入金額が98万円でした。これはやはり本ですので、何ページもいろいろな絵が入っておりまして、どこを開くかそこのページしか展示して見えません。これまでにも何度も展示をしたことがあります。それから今度の初期浮世絵展におきましてはやはりそのような版本の枕絵本が8点展示されます。こちらも開く場面がいろいろですので、春画展といってイメージされるような場面は開かれない予定なんですけれども、そういった状況です。

(市長)
それで、私の方の考え方なんですけれども、これは春画的なものは少なくとも国際的にどうして注目されているのかということを考えたときに、やはりなかなか諸外国には余りない独自性も一定程度あるが故の注目だというふうにも思っています。そういう意味では私たち日本のそうした歴史や文化、芸術の中で一つ特徴的なものとして、一定程度の位置付けをつけていくということは意識としてあってはいいのではないかなというふうに思います。
少し、回りくどい言い方にはなりますが、当然専門的に研究されている方々からすれば、数ある浮世絵の流れの中でのそこっていうことだというふうに思いますし、それはそれでそのとおりだというふうに思います。一方で昨年開催されたような春画というのを本当の意味で極端な形で押し出していくのはともかくとして、一定程度特徴的なものとしての位置付けを春画展というのは我々はやらないと思いますが、その何か浮世絵展をやる中で一つコーナー的に取り上げていくというのは、十分これから議論してもいいかなと私は考えております。

(司会)
誠に申しわけございませんが、以上をもちまして定例記者会見を終了させていただきます。なお、本日この後この会場で市内のイチゴ農園の方がお越しになりまして、イチゴ試食会を兼ねたPR会を行いますので、引き続きよろしくお願いします。ありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

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